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期待に応える力、応援される力

期待に応えようとする、応援されていることを感じるって成長の糧になりまね、という話。今節のアルバルク東京VS千葉ジェッツの第2節は入場者数が8919人、9167人と両日大盛況でした。この試合を観ていて、沖縄アリーナでも感じることですが、レギュラーシーズンにも関わらず、特別な雰囲気の中でプレーできる選手たちは幸せだなぁと思います。また、入場者の数だけではありませんが、こういう環境でプレーすることが日常になると間違いなく選手はもちろんのこと、チームの現場はレベルアップしていくと思います。

試合におけるモチベーションやプレッシャーだけではなく、一瞬たりとも手を抜けない環境を創り出すからです。シュートを外した時の圧のある「あ〜」決めた時の「喝采」。人を成長させる要素は多々ありますが、「環境」に勝るものはないと思っています。試合はもちろんのこと、多くのファンの皆さんの前で中途半端なプレーを観せるわけにはいかないという緊張感は練習の質さえも向上させるのではないでしょうか。

コロナ禍のシーズンが続いていますが、声出し応援、歓声が復活すると更に選手の背中を押すことは間違いあります。だからこそ一刻も早く、ファンの皆さんの力が試合の結果や選手の成長に繋がりやすい環境に戻ることを願うばかりです。

スポーツビジネスとしては、ニワトリたまご、なんですよね。選手が素晴らしいプレーを観せてくれるからファンが増えて、そのファンの熱量に応えるべく成長させていただく。または、選手の力量がまだ発展途上だとしてもクラブのビジネ現場の努力によりファンを増やすことで、その緊張感と責任で成長するパターンもあります。

選手を成長させる、チームを強化したかったら、クラブの経営現場を強くして、ファンを増やす、つまり入場者数を増やしていくといアプローチは絶対に必要です。閑散とした会場でプレーする選手が輝くわけがありませんし、強くなる可能性さえも狭めるはずです。クラブ経営において、チームオペレーションとビジネスオペレーションは車の両輪のようなもの、一方だけてうまくいくことはないのです。

環境が創り出すものではありますが、この「この期待に応える」「応援されていることを感じる」ことが、成長における重要な要素であるということは伝わったのではないかと思います。これは何もスポーツビジネスの現場に限定されたことではありません。

一般ビジネスの現場にもある話ですね。マネジメントにおいて、いかにスタッフ、部下に結果を出してもらうか。いかに期待していること、応援していることを相手に感じてもらうか、という場面においても大切なアプローチだと思います。時にはモチベーションにもなるし、強いプレッシャーも感じてしまうかもしれません。しかし、環境を創り出し、コミュニケーションをはかりながら結果を手繰り寄せていく。地味ですが、継続していくことで間違いなく良き方向にいくと思います。若干、話の接続が強引かもしれませんが、環境をもって、「期待に応える力」「応援される力」を引き出せるよう日々尽力したいと思います。



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