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クラブ・アリーナの真の価値

スポーツ、クラブの価値を測る時、単なる入場者数、客単価、事業規模など数値だけでみてしまうのでは足りていないと思っています。B.LEAGUEの将来構想は、アリーナの運用利回りで見積るだけでなく、周辺に及ぼす効果も加味して評価してもらえるようになることが大切です。クラブとアリーナは、地域活性化のためのハブであり、真の価値はその広がりにあります。そこまで考えうる立場にあるのは自治体です。ぜひ、自治体の皆さまには、そのあたりを鑑みてクラブとアリーナといもの捉えていただけるとありがたいです。

アウェーファンの移動による公共交通機関の利用、宿泊や飲食などによる地元への経済効果、クラブの成長に応じた雇用創出、取引業者含め関係各社へのビジネス波及もあります。バスケ軸のみならず、他のスポーツ、エンタメ、ビジネス利用など活用の幅が広がれば更に好影響がもたらされます。

経済価値のみならず、アリーナ施設利用者による高齢者の健康寿命への貢献、災害時には市民の避難所にも変わります。スイートルームなどは、女性の着替えをする場所になったり、体調のすぐれない人が休める場にも変わります。蓄電設備もあるので一定期間、携帯が不通になったりすることも防げるのではないでしょうか。地元クラブの盛り上がり、アリーナの存在は、街をワクワクさせる存在となり、首都圏にいる地元の若者を吸引する力にもなるでしょう。何よりもシビックプライド、自分の住む街に対する誇りさえも醸成するのではないでしょうか。

クラブとアリーナを中心に置きながら、地域活性化、付随する周辺価値向上に貢献しうる存在という観点でB.LEAGUEの将来構想を理解していただけるとありがたいです。クラブの努力はもちろんですが、地域のコンテンツとして育てていくことの意味意義をもっと発信していきたいと思います。
 

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