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わたしの本棚59夜~「映画芸術473号」

 12月1日、今日は映画の日です。わたしは、今日、武正晴監督の「アンダードック・前編」を観てきました。「ボクシング映画に駄作なし」という言葉があるように、ボクシング映画、しかもロッキーのように成功するタイプでなく、負けてなおも輝くという、昭和の映画でした。映画を観るのは好きです。感想を読んだり、みんなで評するのも好きです。

インターネットの発達によって、誰もがレビューを投稿する時代になりました。素人でもプロ顔まけの上手い人もいます。NOTEでも、たくさんの方が映画レビューを投稿されています。けれど、ちょっと違った角度から論じてくれたり、映画にまつわる裏話があったりする、そして、映画レビューが辛口多し、という映画専門雑誌ならではの話題が満載の雑誌です。

☆「映画芸術473号」編集プロダクション映芸発行、1468円+税

 2020年10月30日発売。最新号です。小山晃一氏の追悼特集に中沢けい先生が、寄稿されています。「ご挨拶」という題名で、小山氏は生前、遺書のような関係者へ感謝を述べた冊子を残されており、その全文掲載はその内容が濃い人生だったんだなあ、と。プロのライターや批評家になると、顔見知りに忖度があるのか辛口な映画批評、感想が少なくなってしまうようですが、相変わらず、ここまで書いて大丈夫かと思う辛辣な批評、感想を載せており、よみごたえありました。

#映画芸術 #読書感想文 #映画 #推薦図書 #中沢けい #小山晃一

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