とわさき芽ぐみ(棲絵妥ろか)

とわさき芽ぐみ(棲絵妥ろか) ◆2017年12月号~2019年3月号:塔短歌会 ◆20…

とわさき芽ぐみ(棲絵妥ろか)

とわさき芽ぐみ(棲絵妥ろか) ◆2017年12月号~2019年3月号:塔短歌会 ◆2019年5月号~2021年12月号:未来(未來)短歌会 ◆クリスチャン / 発達障害当事者(ADHD/LD) / 落描き◆2016年より短歌を始め、現在に至ります。

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2017年~ 新聞歌壇掲載歌 ※2021.2.2更新

毎日新聞 2017年3月20日 米川千嘉子・選 満ちてないことの幸せ三日月は涙を受け止めしいんと光る ※選者添削有。 投稿歌「…しんと光る」→掲載歌「…しいんと光る」 毎日新聞 2017年5月1日 加藤治郎・選 待ち人でなかったときの寂しさが漂っている女子トイレ前 毎日新聞 2017年7月24日 米川千嘉子・選 ◎特選 お下がりの夏を着ている 母になる前の母とは友達になる 毎日新聞 2017年10月16日 米川千嘉子・選 噛み合わせ悪くなってたファス

    • この夏は

      断片的なきらきらを カプセルに閉じ込めて 当たりしかないガシャポン 文字に起こせない感情を 手のひらに乗せて飲み込む ああまたひとひら分の息で 温もれるんだなって あかるい水が ほどかれて またわたしになってゆく 溶けないお菓子を選ばなきゃね、この夏は 短そうな気配がしてる 着心地を見透かされて ちょっと凍えてた言葉がほろほろと 苦いコーヒーにミルクを注ぐみたいに そうか、こんな簡単なことで良かった もっと笑えるようにさえざえと 深呼吸して干すハッピーなTシャツ 似

      • ポカリスエットにちょっと足りない

        実寸大の顔ハメパネルに顔近づけて等身大が分からないまま不器用な笑顔で 声(こえ)たい域(いき)たい 気泡を潰すみたいにフランスパンに塗り込むマーガリン だってさ、道足りた?描き足した線のせいでハズレたあみだくじ そんなことじゃ決めらんない 蛇足のメロディ踏みながら夜の散歩がしたい 意見に左右されながらメトロノームごっこ、希望を映すみたいに白湯に短い呼吸を落として冷ます、覚ます カラのまま肥えたカバン、捨てて満ち足りた声で風呼んで、明日、またひかりそうな気配をちょ

        • 【短歌四首】円いそよ風

          ゆっくりと桜の影に満たされてアスファルトからこぼれる音色 封をするように選んだスタンプに既読がついてから歩き出す 生活の足音がするあなたとの通話はいつも円いそよ風 曲線が優しいことを知っている耳たぶ香るオードパルファム

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        2017年~ 新聞歌壇掲載歌 ※2021.2.2更新

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          「詩客」様にて、短歌五首作品「喜ぶことを」が、今週土曜日14日に掲載されます。 原稿を依頼されるというのが初めてだったので、とても嬉しかったです。 よろしくお願いします。 http://shiika.sakura.ne.jp/

          「詩客」様にて、短歌五首作品「喜ぶことを」が、今週土曜日14日に掲載されます。 原稿を依頼されるというのが初めてだったので、とても嬉しかったです。 よろしくお願いします。 http://shiika.sakura.ne.jp/

          【ツイッター短歌まとめ11首連作】音階を踏む

          サイレント・モードに落ちる夜がありだから震える死にかけの翅 とぐろ巻くホースのざら、と蛇に似て水の影すらぬらりと暮れる あんぶれら (快晴のよる) あんぶれら 迷迭香の乾いた響き 磨り減って削る、削って塗り潰す、心拍数の寄り道として しなやかに乗り越えてゆく大げさな涙のマークにそっと寄り添う 冷えたまま歯ブラシに置く3色のどこへも行けぬ外国の色 生きている臭いを消すためかけている化学の飛沫 またひとりしぬ ゆらゆらと希釈

          【ツイッター短歌まとめ11首連作】音階を踏む

          【詩】むぢのまち

          むぢのまち /とわさき芽ぐみ むぢゆんむぢゆんと唾を吐く コンクリートに満ちる解放 鬼さんこちら、手の鳴るほうへ フラッシュをたき影をもぎ取る ピクセルで洗/荒う半導体 何も知らないハンドルを切る ねおん、ねおんと鳴く仔猫 自由って、萎びたフライドポテトの歪みのこと あるいは、一滴だけ腹にしょうゆを湛えた魚のこと 誰も知らない 誰も眠れない だからすべてのじんせいをひらがな

          【詩】恥じてなお

          眼があって 私をじっと、凝視している 瞳孔に映る私は ピントのボケた虫の羽みたいに フラりフラりと どこにも目的が定まらないまま フラりフラりと 死んでゆく蝶のように 中身のなさを露呈している。 果たして、この、眼は、 それを見つけようとして あるいは 凝視される。という目的を与えようとして 私に視線を与えているのか。 もはや意味をなさない靴底で地面をひたりと感じながら その眼を見つめ返している。 短い終わりは、長い始まりよりも、 ずっと潔く

          【ギャラリー展示販売のお知らせ🎨】 2/18~大阪のギャラリーIYN様にて、アーティストの一人として、絵を展示販売していただきます。 お近くの方は、どうかご無理のない範囲で、ご覧いただけたら幸いです。 詳細は画像をご確認ください。

          【ギャラリー展示販売のお知らせ🎨】 2/18~大阪のギャラリーIYN様にて、アーティストの一人として、絵を展示販売していただきます。 お近くの方は、どうかご無理のない範囲で、ご覧いただけたら幸いです。 詳細は画像をご確認ください。

          【短歌七首】圏外へ

          ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 散り際よコーラ吹き出すぬばたまのびしょ濡れのまま蹴りあげる靴 く れよんの染みべらべらと乾かないく れよん、君の時間と共に まぶたからひらがなになる 剥き出しの風にさらした虹の呼吸器 たらちねのままごとに飽く子どもたち星座のように大人を植えて 下垂体葉脈に濃く蝶の舞う一滴分の鱗粉を、ください カラフルな道路工事の点滅とコンクリートに混ぜ込む季節 再生の名残を踏んでささやかに背負う色彩圏外へゆく /とわさき芽ぐみ 2022.2.15

          https://instagram.com/stories/megumi.eternal.bloom/2735451890822276286?utm_medium=share_sheet #Christmas #christmas #クリスマス #朗読 #聖書 #Bible

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          https://www.youtube.com/playlist?list=PLHWj1a0xI6mNMB_xP6f7XIJ5V_RESaN2X

          https://www.youtube.com/playlist?list=PLHWj1a0xI6mNMB_xP6f7XIJ5V_RESaN2X

          彗星の歌声がまた新しい声を生むから宇宙は歌だ

          彗星の歌声がまた新しい声を生むから宇宙は歌だ

          【※クリスチャンとしての話】ツイッター切り貼り【※あとでまとめられたらきちんとまとめます。】

          クリスチャンとしての話です。とりあえずどうしても残しておきたかったので、ツイッターの切り貼りしておいてます。きちんと文章にまとめられたら更新するかもしれません。

          【※クリスチャンとしての話】ツイッター切り貼り【※あとでまとめられたらきちんとまとめます。】

          2021年12月号をもって、未来短歌会を退会させていただくことになりました。 加藤先生からいただいた言葉に、思わず涙してしまいました。💦 彗星集🌌、とっても楽しかったです。🌠✨ これからも、宇宙を漂うことばの一部であり続けたいと思います。 本当に、ありがとうございました。

          2021年12月号をもって、未来短歌会を退会させていただくことになりました。 加藤先生からいただいた言葉に、思わず涙してしまいました。💦 彗星集🌌、とっても楽しかったです。🌠✨ これからも、宇宙を漂うことばの一部であり続けたいと思います。 本当に、ありがとうございました。

          【未来7月号より短歌6首】トロンプ・ルイユ

          (※画像は確かibisPaintで作成したはずですすみません忘れました。) とろんぷるい/ゆ ぴしゃりぴしゃりと陽だまりにぶつけては散るバリとゾウゴン (しゅるれあ・・・)(コーラの腑抜けた音がする)(しゅるれあ・・・)りすむ!澄む、雷鳴は 空からもハッシュタグ降る夏休み望遠鏡に映る潮騒 安い輪ゴムちぎって浴びるぺるぺるとなんの送り仮名でもない音だ (ふう))刺 ふう))評 ふう))化) わたしはいつまでも風の芯には辿り着けない 風を噛む歯にキラキラと汗滲む 

          【未来7月号より短歌6首】トロンプ・ルイユ