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Prospect Watch

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プロスペクトについて扱った記事群です。ヘッダーはプロスペクトの未来は誰にも分からないことなのだということを知らしめる一枚となっています。
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記事一覧

【OAK】アスレチックス傘下の各ロスターが発表される

【OAK】アスレチックス傘下の各ロスターが発表される

AAAラスベガスNo.1有望株ソダーストロムが見参

最大の注目は球団No.1有望株、タイラー・ソダーストロムが開幕からプレーするという点。

2020年ドラ1は順調にマイナーの階段を駆け上がり、同クラスの高校生で最初にAAAでプレーした選手に。(初昇格はジョーダン・ウォーカーに譲りました)

チーム状況的に昇格を焦らせる必要はありません。AAAで課題とされる守備やアプローチを十分に成熟させてほし

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【OAK】プロスペクトランキング20位以降

21. ジュニア・ペレス(Junior Perez) OF/A典型的なアプローチが粗いアスリート型だったが、昨年途中に豹変。突如としてアプローチが改善し、一躍注目の有望株となった。
今年はA+で開幕することが予想されるが、昨年途中からの活躍を継続できれば、Top100リストに躍り出る可能性も。アプローチは良くなっても、持ち前のアスレチズムはそのままだったが、体格の成長と共に両翼へのコンバートを予想

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【OAK】プロスペクトランキング【2023開幕前】

【OAK】プロスペクトランキング【2023開幕前】

選考の基準

FV : 50+1. Tyler Soderstrom C/AAA

ソダーストロムの入団以降、年々ファームシステムは充実していっているが、No.1プロスペクトの座は譲らず。最大の武器は美しいスイングから繰り出される天才肌の打撃。高校時代と比べて大幅なシェイプアップにも成功し、昨年は29HRを放った。反面、早打ちでアプローチ指標に優れない点はこれからの課題か。疑問視されてきた捕手守備

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【OAK】ルール5イリジブルのプロスペクトたち

【OAK】ルール5イリジブルのプロスペクトたち

この物々しい画像は、昨年ルール5ドラフトが中止になった際に、「中止なんてありえない!」という同志たちと参加したデモの様。

今年は労使交渉もないので、ルール5ドラフトが1年ぶりに帰ってくる予定です!!!

どんな選手を指名できるのかという以上に、多くのファンにとってはルール5ドラフトというのは、どの自前のプロスペクトが40人枠にプロテクトされるのかに考えを巡らす良い機会。シーズンオフのテンションが

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【OAK】2022夏プロスペクトランキング

【OAK】2022夏プロスペクトランキング

トレードデッドラインとドラフトが完了した所で、一旦プロスペクトランキングを更新しておきます。

今回はFanGraphsのFuture Valueを基にして、完全に準拠できてはいませんが、ランキングを組んでみました。

取り扱う人数が莫大になってしまったため、完成はまだ先のことになりそうです。その間に評価を上げる選手がいるかもしれませんが、ランキングそのものはいじらずに寸評で激賞するストロングスタ

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【OAK】2022ドラフト3巡目以降

【OAK】2022ドラフト3巡目以降

3.95 コルビー・トーマス(Colby Thomas) OF/大近年、1巡よりも成功例が多いのではないかと思うほどハマっている3巡目指名では、またハイシーリング型の選手を指名しました。
この順位でトーマスを指名できたのは大きなスティールとなる可能性があります。
もちろん、ここまで順位を下げるきっかけとなった故障や、アプローチといった懸念はつきまといますが、A'sの育成手腕が問われる所になりそうで

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【OAK】ドラフト1日目のアスレチックス

【OAK】ドラフト1日目のアスレチックス

ドラフト1日目は、クマー・ロッカー(TEX)とケイド・ホートン(CHC)の予想外の躍進など、波乱含みの展開になりました。見ていて楽しかったです。
A'sはその中で3つの指名を行い、全ての指名権を野手に費やしました。終わってみて、個人的にはそれなりに満足しています。

1.19 ダニエル・スーザック(Daniel Susac) C/大1巡目全体19位ではダニエル・スーザックを指名しました。

スーザ

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【OAK】A'sのドラフトを予習しよう

【OAK】A'sのドラフトを予習しよう

MLBドラフトまでちょうど1ヶ月。このnote企画でも桃色無職氏がモックドラフトの投稿を始められて、ドラフトの季節の訪れを感じる頃合いとなりました。

解体し、再建期に突入し始めているA'sファンとしてはドラフトはシーズン中の大きな関心事です。このnoteを読めば、少なくともA'sの指名に一喜一憂できるというような記事を書いてみます。

過去3年のドラフトを分析あえて過去3年のスパンとしたのは、2

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【OAK】ランキング圏外のプロスペクト

ザック・ローグ(Zach Logue) SPマット・チャップマンの対価の一人。スリークォーター気味の出所が見えづらいアングルから4シーム、カッター、スライダー、チェンジアップを散らす。ベストピッチはチェンジアップ。ブレーキングボールは取り立てるほどのクオリティではないが、コマンドが抜群で素晴らしい安定感を誇っている。速球も91-93mphのレンジに留まるが、高めに投じると浮き上がるような軌道を描き

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【OAK】プロスペクトランキング【2022シーズン前】

【OAK】プロスペクトランキング【2022シーズン前】

1. タイラー・ソダーストロム打撃に関する心配はほとんどなく、弱冠19歳にしてカリフォルニアリーグで残したスラッシュラインをMLBでも再現すると見る向きは多い。ただ、K%は24%と特段優秀な数字ではなく、今後クラスが上がるにつれて三振数の問題が噴出する可能性がある(フランクリン・バレトの最初のAのシーズンは19.5%)。

ソダーストロムのアキレス腱は長らく捕手守備であった。コンバートが既定路線と

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【OAK】今オフにルール5ドラフト対象の選手紹介

【OAK】今オフにルール5ドラフト対象の選手紹介

ルール5ドラフトの簡単な説明。ルール5ドラフトについては既に「選手の飼い殺しを防ぐための現役ドラフト」というイメージを主に、「指名した選手は1年間アクティブロスターに置かなければならない」「指名対象は他球団の40人枠外のマイナーリーガー」といったイメージをお持ちかもしれません。だいたいそれで大丈夫です。

さらに詳しい部分に触れましょう。指名対象となるため40人枠に入れて“プロテクト”する必要があ

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【OAK】マイナーリーグのプレビュー

【OAK】マイナーリーグのプレビュー

さて、この5月からついにマイナーリーグが開幕します。ここではOAK傘下のロスターと注目選手を紹介したいと思います。

OAKのファームシステムはMLB公式のファームシステムランキングでは26位と低い評価を受け、筆者も「紹介するものなんてなくない?」と言った感じですが、逆に言えばこれは無名のプロスペクトを紹介できるチャンスでもあります。蕾は確かにそこにあります。それでは見ていきましょう。
(今回は発

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【OAK】ブレイク⭐️プロスペクトnote グレッグ・ダイクマン【不定期連載 No.1】

【OAK】ブレイク⭐️プロスペクトnote グレッグ・ダイクマン【不定期連載 No.1】

どうも、こんにちは。今回は軽めにマイナーで活躍中のプロスペクトについて取り上げます。
不定期と銘打ってある程度の保険をかけていますが、分量としてはMLB公式のプロスペクトランキングの寸評ぐらいのものをイメージしています。たくさんのプロスペクトがブレイクして長寿シリーズになることを願っています😚

ブレイク中のグレッグ・ダイクマンとはGreg Deichmann
5/31/1995(26歳)|20

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【OAK】ブレイク⭐️プロスペクトnote ニック・アレン【No.2】

【OAK】ブレイク⭐️プロスペクトnote ニック・アレン【No.2】

No.2です。今回はオリンピックも開始ということで、アメリカ代表の正SSを務めるニック・アレンを取り上げます。

ブレイク中のニック・アレンとはNick Allen
10/08/1998(22歳)|2017年ドラフト3巡目(#81)|右投右打|172cm/75kg

2021年成績(AA)
50試合|6HR|8盗塁|打率.319|出塁率.374|BB% 7.9%|K% 20.1%

ニック・アレン

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