女子大生が初めて歌舞伎を見に行った話

歌舞伎についてどんな印象をお持ちですか?
私はこれまで難しそう、お値段が高そう、だとか思っていました💦

実際に生で見てみると、違った感覚が得られましたので、今回もnoteに書いていきます💨

今回私が観たのは、神の鳥(コウノトリ)井伊大老です。井伊大老はセリフがメインだったので、静かに落ち着いてみられました。私が好きだったのは神の鳥です😊!!

なんといっても主演が片岡愛之助さんなんですね。テレビでよく観る方だったので、歌舞伎を演じられている姿は本当にカッコ良かったです!

コウノトリは兵庫県の県鳥で、今回の演目は捕らえられたコウノトリを逃すという話でした。兵庫県豊岡市では国の天然記念物のコウノトリの野生復帰の活動も行われています。私は関西出身ですし、動物も大好きなのでピッタリの演目だったかなと思います👍

新しい発見!! 

私が歌舞伎について無知すぎるので、読者の方は呆れられるかもしれませんが、新発見幾つもあったので紹介します。

一つ目は、役名の後に歌舞伎では屋号も読まれるということです。一つの演目に様々な屋号の出身者が出られていることに驚きました。👀

二つ目は、意外とシンプルな音楽でも演目は楽しめるということです。歌舞伎では太鼓、小鼓、笛など少ない楽器でシンプルな演奏がされますが、盛り上がりに欠けるということは全くなく、シンプルな演奏が演技や舞を引き立てます😳👏単純ですが、なぜか感動する、引き込まれるっていうのは、日本特有の伝統文化に共通する魅力ですよね☺️

三つ目は、女形の美しさです。舞が本当に綺麗で、男形より習得するのに時間がかかるのだろうなと思いました‥(ジャニーズ好きな私は滝沢歌舞伎でSnowManの佐久間くんと阿部くんが女形をしていたので、改めて凄いなと感心しました。笑)

四つ目は、歌舞伎にお能の技術が一部入っていたことです。歌舞伎と能は対峙している文化かと思っていましたが、演目中にお能の歩き方を入れている瞬間がありました。違う文化を混合させながら、更に魅力的な文化にしていく、その向上力に驚き圧倒されました。

五つ目は、歌舞伎にも早着替えがあるということです。仕組みはわかりませんが、後ろの紐を引っ張ると人間役の着物からコウノトリ役の着物に早着替えする演出がありました。意外と現代的な手法もされるのだと驚きました。 

今回の失敗


実は今回2つの失敗をしてしまいました‥。とほほ‥。
一つ目は、幕中に食べるお弁当を持参したこと。
幕の内弁当の呼び名は歌舞伎が発祥だとご存知でしょうか。通常は演目と演目の間の幕間にお弁当を食べ、私も今回楽しみにしていました😭
ですが、コロナでまさかの食事は禁止‥。事前に調べていけば良かった〜!と後悔しました。笑

二つ目は、1人何役も演じる場合があることを知らなかったこと。私は片岡愛之助さんはコウノトリ役しか演じないと思い込み、ずっとコウノトリを集中して観ていました。👀
ですが、終盤に左の花道からコウノトリを助ける役として登場したのが片岡愛之助さんでした。笑😂確かに途中からコウノトリの顔が少し変わった気もしていました‥。次回はもう少し歌舞伎の基本を学んでから観てみようと思います💪

少し吉本新喜劇を思い出すことも‥⁉︎


歌舞伎はお堅い印象を持っていましたが、実際に見てみると吉本新喜劇を思い出すようなシーンもありました。(出身が関西だからなのかも知れません。笑)

ただ単に劇をこなしていくのではなく、少しだけ笑いも入る時があります。役を演じながら、セリフを面白く話している時もあれば、驚くことに、アドリブなのか俳優さんの本名を出して俳優さん自身をいじることもありました。例えば今回であれば、片岡愛之助さんの名前を出されていじられていました。凄く面白かったです。笑😳

最後に


これまで人形浄瑠璃、能、宝塚歌劇団、歌舞伎‥と観てきましたが、私は歌舞伎は宝塚歌劇団に次いで2番目に楽しんで見ることができました。ですが、それは演目にもよるのかなと‥。神の鳥は舞も多く面白く感じましたが、二つ目の井伊大老はセリフ重視で少し眠気を誘われていました。笑

最後に歌舞伎で皆さんにお勧めしたいのが、同時解説イヤホンです。歌舞伎の話を何も知らない初心者だったので、片耳で解説をされながら観るのは、話も俳優さんについても理解できるので見応え満点でした。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?