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「気がきかない」の原因とは?

こんにちは。


職場において気がきく人ときかない人っていますよね?新人さんが入ってくると気がきくかきかないかはその人ができる人かどうかの判断基準にもなっています。

しかしこの気がきくとかきかないとか、何をもってして判断しているのでしょうか?今回はそこら辺を深ほって見ようかと思います。



「気がきかない」とは?


気がきかないとは具体的にどういうことなんでしょうか?

私は自分の頭で考えることができているかどうかだと思います。つまり、自分の頭で考えることができていない人が気がきかない人です。逆に自分の頭で考えることができる人は気がきく人です。ちなみに、頭がいい人の共通項にもなってきますが、WHY思考で常に考えることができている人に気がきく人が多い気がします。

自分で考えるなんて当たり前じゃん!なんて思っているそこのあなた…実はほとんどの人がこの考えるということができていないんです。「私はちゃんと考えている!」と言ってても、だいたい考えているふりしかできておらず、思考停止に陥っている人が非常に多いのです。



気がきかない人は疑問を持たない


先ほど気がきくかきかないかは考えることができているかできていないか。特にWHY思考ができているかいないかが重要だと述べました。

この文章だけだとちょっと抽象的すぎるので、具体例を踏まえて見ていきましょう。



飲食店に入ってきた新人のA君がいるとします。

A君に「洗い物をやっておいて」と指示を出したとします。この指示に対してA君がどういう解釈をするのかで気がきくかどうかが変わってきます。気がきくパターンときかないパターンの解釈を見ていきましょう。


🔷まずは気がきかないパターン

→「洗い物をやっておいて」を「洗い物をやれと指示された」と解釈

指示通りに仕事を行えないわけじゃないので、別に被害を被るわけではないですが、こういう人は大体言わないと動かない指示待ち人間であるパターンが多いです。

指示されたことしかやってくれないタイプですね。このタイプの人々は何も考えていないので、いちいち指示を出さないと動いてくれません。


🔷ちょっと気がきくパターン

→「洗い物をやっておいて」を「今自分の手が空いていたから洗い物を指示された」と解釈

気が利かないパターンよりも少し深く考えることができています。このようになぜ指示されたかまで考えると、指示の理由と背景を理解することができます。指示の理由を理解できると、状況に応じて自分で判断して、手が空いた時に自分から洗い物をやってくれたりします。いちいち言わなくてもやってくれる、ちょっと気がきく人です。

しかし逆を言うと手が空かないと洗い物をやってくれません。洗い物の優先順位が高い時でも、自分の手が空かないと動いてくれないため、気がきく時もあるし、きかない時もあるよね。って感じの人です。


🔷かなり気がきく人のパターン

→「洗い物をやっておいて」を「今自分が洗い物を指示されたのはなぜか?考えられる要因としては①手が空いていたから。②自分が新人で洗い物をやらないといけないから。③洗い物がたまっているから今は洗い物の優先順位が高いから。の三つが考えられる」と、いくつもの視点から指示された理由を考察

ここまで考えることができたら、かなり気がききます。ちょっと気がきく人の「指示の理由と背景を理解すること」を行うことは前提として、さらにあらゆる視点から、指示の理由と背景を考察して仮説を立てることができています。また、これだけ仮説を考えることができると、対応できる状況の数も増えるので、臨機応変に動くことができます。

ちょっと気がきく人は自分の手が空かないと洗い物をやってくれませんが、かなり気がきく人は自分の手が空いてなくても洗い物が溜まっているやいなや、優先順位を組み替えて洗い物を行ってくれます。

こんなレベルのことを新人がやってきたらこれはもう新人じゃない気がしますが…すごくレアな存在です。



指示の理由と背景をあらゆる視点から考えることができる人は気がきく


このように、なぜ指示されたか?の指示の理由と背景をあらゆる視点から考えることができる。つまり、WHY思考をもってして考えることができる人は気がききます。というかビジネスマンとして非常に優秀です。

WHY思考を持っている人は常日頃からあらゆる事象のなぜ?を考え続けています。そしてそのなぜ?を解決するために動きます。普通の人だと気にならない「まあいっか」「まあそういうものだろう」に疑問を持って、常に思考をめぐらせており、その分知識も豊富になっていきます。

ちなみに私もWHY思考を常日頃から大事にしており、最近は氷に塩をかけるとなぜ温度が下がるのか?とかを調べていました。なにやら凝固点降下とかが関係しているということです。そんな一見してどうでもいいようなことに疑問を持って解決し続けていると仕事においても成果を残しやすくなります。


WHY思考があることで仕事のひとつひとつの作業に対して意味を見いだすことができます。作業一つ一つの意味を見いだすことで、行動に深みが出ますし、部下に伝える力もつきます。

WHY思考の実践は難しいスキルも必要なく、ググれば答えはすぐに出てくるので、この機会にぜひWHY思考を実践し、気がきく人になる、ひいては市場価値を上げていきましょう!



それでは、また!



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