#44《登校拒否》再び教室へ入った日
2024.9.19
前日、学校から帰ってくるや否や、
『明日の図工は教室に行く』
と一言。
え?
ええ??
なんで?なんで?
何があったの?
先生に言われたの?
畳み掛けて色んなことを聞きたくなる、、、けど、
我慢だ。
「おっ♪いいじゃーん」
得意気な顔つきの男の子くん。
「どうしたの?何で行こうと思ったの?」
明確な返事はなし。
「先生に言われたの?」
『ううん』
なんか、、、結局色々聞いてるが。。。(笑)
『恥ずかしいから見にこないで。』
「わかった!」
明日は学校公開の日。
何で明日なのか?たまたま?
「でも、ちょっとだけ見たいな~。廊下から少し覗くだけならいい?」
『いいよ』
【学校公開】
一人目、、、お姉ちゃん
様々な係の代表に立候補したり、毎日元気いっぱいのお姉ちゃん。
でも、授業で手を上げるのは苦手みたい❤️
二人目、、、双子の女の子ちゃん
親を見つけたら全身で飛び上がって手を振る。
今日は日直で号令を言うから見に来て♪と何度も言ってた。
号令、めちゃめちゃ小さな声だった❤️
中休みが終わり、
教室の前にはたくさんの親御さんたち。
私もそこに紛れる。
次はいよいよ図工の時間だ。
さっきまでは教室にいなかった男の子くん。
来るのか?本当に来るのか?
やっぱり来ないか??
キターーーーーーーーーーーーーーーーーー✨
防災頭巾と雑巾を持って廊下を歩いてきた。
どうやら雑巾は図工で使うみたい。
事前に担任の先生とも話をしていることがわかる。
男の子くんが教室に入っていった。
そう、夏休みが明ける前に学校に呼ばれてて、
先生と話して決めた2学期の席替えの場所。
教室に入りやすいように、後ろのドアに一番近い場所にした。
その時の私のイメージ通り、
後ろからそっと入って席に着く。
「お、来たんだ♪」
と、普通に受け入れてくれるクラスメイト。
小2のいいとのろ👍️
隣の席の女の子はすっごくニコニコしてたくさん話しかけてくれてる。
あぁ、あの娘だ。
給食の片付けをスッとやってくれた娘。
なぜかその娘と男の子くんの机だけくっついている。
周りはみんな一人の机に新聞紙を広げてるのに、
その娘と男の子くんは机をくっつけて新聞紙を大きく繋げて広げてる。
真ん中には一緒に使うのか、雑巾と絵の具?がひとつ。
男の子くん、忘れ物でもしたのかな?
隣の女の子はニコニコずっと寄り添ってくれてる。
あったかい❤️母はホッとする。
そこに、毎日お世話になっている
登校支援教室の先生が通りかかった。
つい1学期までは私も毎日顔を合わせていた先生。
声をかけると、
初めて教室に行ったから、心配になって見に来たところだと言う。
・
・
・
なんて暖かいんだ。泣いてしまう。
うん、本当に泣いた。
先生の前で。
色々暖かく助けてもらってる毎日が有り難くて。
先生によると、
昨日から図工に出ると言っていて、担任の先生とも話していたみたいだと。
そして、今日も迷いなく、
時間になったらサッと準備をしたて教室に向かって行ったんだそう。
帰宅後、ニコニコの男の子くん。
明日は朝から教室に行くとのこと。
しかも、
『楽しみ』
と漏らしている。
無理やり背中を押されて行く教室じゃない。
自らが望んで、楽しみに思いながら入る教室。
男の子くんの不登校の理由が、
“やんちゃな男の子の存在(一般的なレベル)”
だと仮定すると、
教室に戻ればまた男の子くんにとっての試練があるはず。
最終的にはそれを乗り越えて
社会で生きていける力を身に付けられたら
それがゴールだと思う。
そう思うとこれからまだまだ
教室行ったり、また不登校になったり、
登校支援教室を活用したりして、
少しずつ学んでいく過程にいるにすぎない。
教室に入れたことがゴールじゃない。
でも、母の心境としては穏やかでいられている。
この調子で見守っていきたい。
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