3回目の文学フリマに行ってみて
「5月の文学フリマ一緒に行きませんか?」
3月くらいに声をかけてくれた人がいた。
即答はせず、少し考えさせて欲しいと言った。
気持ちがあまり動かなかったのだ。
去年の11月に人生初のエッセイ本を発行し、
文学フリマ東京37で頒布した。
イベント直後はやり切った感満載で、さぁ次も出るぞーとか少し考えていた。
が、翌週に流行病でもないのに高熱を出したり、
引越作業や他の本を作ることに追われて、気持ちが離れていった。
noteを覗けば、次の(直近の)文フリ出ますや行きます。などもちらほら見かけた。
みんなすごいなぁ。
とぼんやり思ったのは覚えている。
文学フリマは1回目はまずは下見感覚で一般で行き、楽しかった。
2回目は自分でブースを取って参加。
様子はこちら↓↓↓
それはもちろんやりがいはあった。
チャレンジでもあった。
交流も少ないし、実績もない。
おまえ誰?的な感覚だ。
エッセイ本の内容は
休職&体調のことなので読み手は相当限られる。
寧ろ読む人いないんじゃないかとさえ思えた。
noteで書いた時は多少なりとも読んでもらえた。
それは無料だからだ。
私自身もそうだから分かる。
それでも本は作りたかった。
私にとって本を作ることは自分の写し身のような存在だった。
何か形に残したかった。私が生きていた証を。
だからこそ作った。
それで満足したのかもしれない。
私はちょっと特殊な思考かもしれないが、
イベントに出ることはさほど興味はない。
あくまでも本作りがしたいだけ。
(買い物に行くなら喜んで行くけど)
と話がやや逸れたが、文フリからはだいぶ気持ちは離れていた。
文フリが近くなり、気になる書き手さんの出展を知り、行きたい気持ちが高まった。
以前ならそう思っていた。
この数年体調がずっと悪く、人混みがとにかく病的に嫌だったから。
けれどもようやく落ち着いて外にも積極的に出れるようになった。意欲が出てきたのだ。
憧れのあの人に会える。直接手に取れる。
多分そこに尽きるのだろう。
リアルイベントの醍醐味。
そんな訳で3回目の文フリへ。
今回から有料制になったが、全く人の波は変わらず。寧ろ常にビッグウェーブだった気がする。
13時頃到着したが、入場でもそれなりに並んだ。
なんとなく見て回って…なんてのは正直無理な話だと分かっていたので、事前にチェックは抜かりない。
(遅めの時間帯なら分からないが、売り切れが怖いから避ける)
メモを握りしめていざ出陣!
まずは一番の目的のウミネコ童話集を求めに。
大盛況のようで常に人がいた。
主催のぼんらじさんにもご挨拶出来て良かった。
本当に本当にお疲れ様でした。
そして普段はSNSで作品見かけては❤️を押す方の元へ。描く世界観が好き。
あり得ないくらいに緊張していた。
人気な方だったのもあり、本取るまでに少し時間がかかり、小刻みに震えていた。
「いつも見てます!」
と一歩間違えたら◯トーカー的な発言を🤣
受取り方を間違えたら大変だよこれ。
イベントだから大丈夫、きっと。
そして数年追いかけ…応援してる方の元へ。
多分認知されたのかな?
お取り置きが出来たのはありがたい🙏✨
かなり影響を受けてる。
他も見て回ろうと思いながらも人が凄くて、早めに撤収。声かけてくれた友人と合流。
実は去年もカステラ食べていた。
今回のコーヒーはカフェインレスで。
互いに買ったものを披露したり、創作について語った。普段はオンオフ共に語る相手もいないから
非常に濃厚で楽しかった。感謝しかない。
本は作らないの?
と聞かれて心揺らいだ。
作りたい本はある。
が、それは今じゃない。
寧ろ作りたい本だらけだ。
時間とお金が許せば思い描く本、全部作りたいくらいに本作りに思いはある。
本に関わらず、作ること……生み出すことは相当な気力体力が必要だ。
とりあえず今は目の前のことに注力する。
話はそれからだ。絵本作りを成し遂げたい。
と、結局は本作りするじゃんって話だ🤣
友人は12月の文フリを目指しているようだ。
非常に楽しげに話していて私も良い刺激になった。
私は今のところ予定はない。
出るなら来年以降だろう、多分。
結局のところ本作るのも人様の本を読むのも好きだなと改めて感じた一日だった。
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