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文学フリマ東京38のご報告

 先日5月19日(日)開催された文学フリマ東京38は、成人以上有料化(入場料1000円)の影響などなく、大盛況でした。
 前回来た時もそうでしたが、第一会場の人波は、昔小学校の時にやった大勢で作る流れるプールさながらで、流されまくっちゃって行きたいところになかなか辿り着けないほど💦

 ウミネコ制作委員会のブースは第二会場だったので、まだましでしたが、それでも人の流れは想像以上でした。

 ウミネコ制作委員会として文学フリマ東京に出店するのは、
2022年11月20日が初めてで、あのときは前日まで海外旅行をしていて(出店申込の〆切に応募したので抽選になり、まさか出店出来るとは思ってなかったのでそんなスケジュール感💦)、ブースをじゅんみは職人さんに任せっ切りで、本当に申し訳なかったなあと今でも冷や汗が出ます…。

 初めての出店時には、小雑誌ウミネコ創刊号しか販売しておらず、
さわきゆりさんの珠玉の短編集「パラダイス」や豆本を委託販売させて頂きました。しかも著者自ら販売員としてブースに助っ人にいらして頂きました。
 そんな感じで周囲に助けられながらの初出店は、何の下調べもせず、文字通り右も左もわからぬままとりあえず飛び込んでみて、肌で色んな事を感じてきたつもりです。
 お近くのつる・るるるさんのブースがめちゃんこまぶしかったのを覚えています!

 二度目の出店は、2023年9月10日の文学フリマ大阪11。この時は、素直に飛行機か新幹線で行けばいいのに、若いふりをして深夜バスで体が痛くて痛くて寝不足でコンディション的には万全ではありませんでしたが、やはり、助っ人の穂音さん、dekoさん、Marmaladeさんにめちゃんこ助けられ、ブースまで来て頂いたフォロワーさんに励まされ、憧れのつるるとき子書店さんが隣接ブース(KaoRuさんも参戦!)で、心強いってこういうことだなあと溢れる涙を堪えておりました(大げさに言いましたが本当に頼もしかったです!)。

 この時は小雑誌ウミネコ第二号が出来たばかりで、ブースのラインナップに加わりましたが、初出店の売上をかろうじて上回ったものの少しふるわず、反省点と学びが多い出店となりました。
 でも、嬉しかったのは、無料配布物をいっぱい受け取って貰えたこと。そしてMarmaladeさん特製のお菓子が当たるくじもほんわかして楽しい交流の材料となりました。
 著名な浅生鴨さんもいらしてくれてご購入頂いたり、日々図案室さんなどとご縁が出来たのも嬉しい収穫でした。
 ちょっと前に直木賞を獲られた万城目学さんの出店も話題でした。
 
 そして今年の2月25日の文学フリマ広島6では、ウミネコ制作委員会ではないですが、ジェーンさん主催の「にじいろライブラリ」さんにてウミネコの本たちを委託販売して頂けました。この時も穂音さん、Ryéさんという助っ人に助けられました。
 この時に、ウミネコmini文庫というアイデアが浮かび、やや突貫でしたが、「moon river」を発行し、販売に間に合いました。(印刷した25部はすぐに完売して増刷。増刷時に気になる部分を修正しました)

 この「にじいろライブラリ」さんブースは来る10月27日の文学フリマ福岡10に出店予定で、ジェーンさんとRyéさんがブースにおられます。
 ぼんらじも遊び応援に伺いますので、お会い出来る方がいましたら、
何卒宜しくお願い致しますm(__)m

 そして、先日開催された文学フリマ東京38、出店3度目。

どっちの会場に行くかで運命の分かれ道! うそ!


 今回は、小雑誌ウミネコ創刊号&第二号、
 童話と挿絵を募集して、ご参加頂いた78作品のうち、
39作品を収録した、「ウミネコ童話集(一)」、
広島に向けて思いついた、手に取りやすく、コレクター魂をくすぐる、
(もちろん、収録作品はマジでおススメの面白さ!)
ウミネコmini文庫シリーズ
「moon rive」(ほのラジ著)、
「KUNIBIKI」(NN著)、
「花屋の葉子さんとシークレットガーデン」(月山六太著)、
そして、Ryéさんに有志で貴重な原稿をご提供いただいた、
「Umineko Sketch Book①」(Ryé著)
童話集のカバーを描き下してくださったLuceさん、
童話集とmini文庫の表紙と裏表紙に作品をご提供くださった橘鶫さんの
2枚セットのポストカード。

 こんな感じのラインナップになりました。

穂音さんの譜面台が広島に続いて大活躍!

 特典として、どれにもウミネコ特製の栞(プリンターで印刷してカッターで切ること130枚)と、ウミネコ童話集(一)にはhohoさんのポストカード(「ボクの魔法」(横山佳美著)より)、「KUNIBIKI」には瀬奇造さんのイラスト入りオリジナルポストカード、それ以外のmini文庫には橘鶫さんの表紙裏表紙のカラーバージョンのポストカードをお付けしました。
 小雑誌には、以前同様、ねじりさんの猫のライオンやぼんらじさんの描いたオリジナルイラストのポストカードが付いております。

 また、「KUNIBIKI」をご購入の方にはNNさん特製の100円バックの当たり付おみくじとマスク文庫(伝説のノトコレブースのミムコさん作)、ウミネコ童話集(一)を3冊以上ご購入の方(先着5名様)に、Marmaladeさん特製のフェルトうさちゃんを進呈しました。

Marmaladeさん特製フェルトカワイイたち! 今回は右側のうさぎさんが特典でした。

 エコ的にはどうかと思いましたが、全てビニール個包装させての販売となり、前日までネット販売の発送をしていたので、宅急便で出せず、途中まで奥さんに運んで貰うという体たらくになりましたが、待ち合わせた穂音さんとなんとか会場まで運び入れ、ノープランでブース作成💦

 隣の吉穂みらいさんの吉穂堂のハイセンスぶりに圧倒され、逆隣のさわきゆりさんの洗練されたブースにうっとりし、出来たウミネコ制作委員会ブースの煩雑なこと…。

値札の向きバラバラ。お菓子、お金が散乱しているかのよう…。

 

USB、勿体なくて見本誌コーナーにおけず…。そして値札の向きよ。


この配置でよく小雑誌ウミネコ第二号売れたな…。


 なんだろ、自分の頭の中と同じですよね。。。

 駄菓子屋の猥雑間も漂うトーシロー感丸出しのブースとなりましたが、
今回は童話集の受け渡しブースの色合いが濃い出店となってたので、目を瞑って頂けたらと思います!
 そのせいで、ウミネコ制作委員会ブースの中でひときわお洒落な商材である「Umineko Sketch Book①」をアピール出来なかったと猛省しています。

 本当にありがたい事に、ほぼひっきりなしに誰かしらに訪れて頂き、ご購入頂けました。すまスパの取材があったり、見事作家デビューを果たされた方にもご訪問頂けたり、驚きの連続で、お一人お一人とハグや握手を交わしてお礼の気持ちを伝えたかったですが、おじさんがいきなりそんなことをするとすぐにあれする昨今、自重しました。

 そして今回、東京のお客さんは無料配布物を受け取ってくれず、お声がけしても効果薄い気がしたので最初から、お声がけ作戦は控えました。なんだったらブースの正面には接客以外はいないようにしました。それが良かったのかどうかわかりませんが、ほっとかれる書店、古書店的な雰囲気出てたのでしょうか。ちょっと意外だったのが、若い層がmini文庫をパラパラと眺めていってくれることが多かったんです。ご購入頂けた人も3人くらいいました。mini文庫が意外と文学好きの若者にいけるのかなあなんて思ったり。

 そして、都内以外からお越し頂く方の受け皿的に実験的に
文フリ会場から割と近い場所にレンタルスペースを借りて打ち上げもやってみましたが、ハリポタの秘密の部屋さながらの濃密さで、非常に楽しかったです。その時に実は名門サークルを主催されている方もいらして頂けて、めちゃんこ勉強になるお話を伺ったり、GOで呼んだタクシーがまさかのダブルブッキングして、もう一組のお客さんの奥さんがブチ切れていたり…ハプニングもありつつ…その話はまた今度。

 今回思ったのですが、ウミネコ制作委員会の文学フリマへの参戦の仕方はどうやら特殊なんじゃないかと。
 どうなんでしょうか。「サークル」なんでしょうか、ウミネコ制作委員会。もしそうだとして、サークルとして育てていくのがベストでしょうか。
 どうもその辺が、なんかひっかかっています。
 
 noteで育んだネットワークを武器に、神出鬼没なブースとして、自由に飛んでいけたらいいなあと思っています。
 もしかして、皆さんそうやっているのかしらん。
 
 こんなことを妄想していても、結局はこれまで通り、皆様におんぶにだっこで、お力添え頂けないと成立しません。本当に足を向けて寝られないのですが、そうすると上に向けて寝ないといけないくらい全方向にお世話になっておりますm(__)m

 9月8日の文学フリマ大阪12では、早速、穂音さんとdekoさんにブースをお任せして、ぼんらじさんは東京は湯島の某お寺で義父のお手伝いです💦

 9月22日の文学フリマ札幌9にも遊びいぬいさん(毎回応援に来てくれているスーパーマンです)の応援に駆け付けようと思っておりますが、もしかしたらウミネコ童話集(一)と(二)を委託販売して頂くかもしれません。

 どうか、各会場でぼんらじさんに合ったら優しく接してください。
 
 
 最後に、今回の収支報告。

<売上>

ウミネコ童話集(一) 45冊     66300円
(2冊以上ご購入者は1400円/冊)
小雑誌ウミネコ創刊号 4冊       2800円
  〃  〃 第二号 6冊       6000円
moon river      14冊        7000円
KUNIBIKI       10冊                5000円
花屋の葉子さんとシークレットガーデン 15冊 7500円
Umineko Sketch Book①   5冊     3000円
ポストカードセット   3セット   600円                 


合計 98200円


<支出>
ブース代 6500円、他、
交通費、郵送代、印刷代、
ご辞退された方以外へmini文庫の著者さんへ各々のご希望の割合でお支払い
各種手数料などなど細かくあげると経費はキリがありませんが、
ギリギリプラス収支だと思います。

ウミネコ童話集(一)に関しては明確にお示ししますと、
<収入>
ネット販売と文フリでの売上 138300円
ジュンク堂書店(13冊分)  12480円(定価の6割)
サポート          31400円

合計 182180円

<支出>
印刷代(120部、見本印刷、カバー込み)116788円
ISBN登録料(10冊分で22000円)    2200円
納品交通費や送料無料分        3784円

※ランニングコスト(作成ソフト費など)、
BASE、BOOTHの手数料除く

合計 122772円

お陰様で、収支はプラスとなり、持ち出し分はペイできました!
ありがとごじゃいます!m(__)m

+59408円

ウミネコ童話集(二)の制作費にはまだ届いておりませんが、
続ける上でだいぶ気が楽になっております。

目標は、次企画など活動費を除き、
ご参加頂いた皆様へサポート分配。

末永く御贔屓のほど、お願い申し上げます。


写真提供:ame。さん、月山六太さん

ヘッダ画像のフェルトカワイイたちは、
前回のジンジャーさんに続いてMarmaladeさん作品



 



宜しければサポートお願い致します。今後の活動費にさせて頂きます♪