病気になってよかったこと(気づきなど)
タイトル的になんとも言いがたいが、
病気にならない方がもちろんいい。
だが、病気になってからこそ感じることもたくさんあったので、気持ちの整理の意味で書く。
私のこと
2020年10月に適応障害発症し、130日の休職のち復職 病院へは月1通院 未だパニック発作との付き合いがある
・自分を受け入れられるようになった。
これに関しては本当に実感している。
適応障害になった原因は職場が9割方だが、それ以外の私生活での人間関係でかなり無理をしていた。
誰かに嫌われたくない、好かれたい。大事にされたい、愛されたい。
そんな思いが根底にあったにも関わらず、自己愛はほぼなかった。自分に自信がなくて常に周りを伺って、自分を閉じ込めて作りものの自己犠牲愛で周りに依存していたと思う。
休職中に色々考え、自分をとことん見つめなおした。
あ、私、これでいいんだ。
と自分をようやく少しずつ受け入れることが出来た。とても大きな変化だった。
・自分の意見を言えるようになった
以前は周りの目気にして、相手に合わせること、ご機嫌取りばかりしていた。
だが、今は自分の気持ちをきちんと伝えることができるようになった。
言わないと何も変わらない、無言は肯定と取られてしまうことがあると学んだ。特に仕事の人事関係。
嫌なら嫌だって言っていい。
言ってからってそれで相手が不快に思うならそれはそれ。相手の問題で、私の問題ではないから。
案外、言っても嫌われない。
・感情の整理が出来るようになった。
これは紙に書く習慣、日記をつけるようになったのが大きい。
それまではずっと脳内でモヤモヤ、一人延々と悩んでいたが、それが書き出すとかなりすっきりする。具現化はとても大事だ。
人は生きてる限り色んな感情をもつ。
負の感情は特に気をつけなきゃいけない。
誰かの前に出す場合はきちんと整理して、
感情のままに話すとろくなことが起きない。
少なくとも相手は好ましいとは思わないだろう。
まずは自分自身にぶつけて(紙に書くなり)から。
そこから。
他人をやたらと巻き込まない。
これをしてからは負の感情に対しても少し冷静に客観視することが出来た。
そして一番大事なのは、どんな感情も自分自身だから否定はしない。周りにどう思われても自分はきちんと受け止めたい。
・生きてる実感を、ありがたみを得られた
病気になってからしばらくは色々なことが出来なくなった。
特に外出が怖い。それは未だにある。
それまでは当たり前に出来たことが出来ない。
たった一駅の電車すらまともに乗れない時もあった。
スーパーに行けば発作は起きてすぐ引き返す有様な時もあった。
きっと周りからは何で?と思うだろう。
それは自信の喪失でもあった。
私、もう何も出来ないのかもしれない。
この先、お先真っ暗だ。
と思った。
だけど、けしてそんなことはなかった。
時間はかかっても少しずつ出来ることは増えた。
だからこそ、一日を過ごせることがとてもありがたいし、幸せだと感じる。
・誰かの痛みに少し寄り添えるようになった。
以前なら理解出来ない感情があったが、自分が病気になり、苦しみ、種類は違うかもしれないが痛みを少し分かるようになった。
こういうものは当事者にならないと分からないから。自分の経験が少しでも役に立てればいいと思えるようになった。
今、思いつくのはこのくらい。
また浮かんだら書いてみよう。
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