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リハビリテーションの理念が世に浸透するための『黒船』とは?

5月20日(月)19時から高知県リハビリテーション研究会(以下リハ研)何でも言って委員会(仮称)をオンラインで開催しました。

今回はリハビリテーションの理念が世に浸透するための『黒船』について話をしていこうと考えました。

例えば森岡義治さん(訪問看護ステーションIAm(アイアム) 理学療法士 ㈱VISION QUEST代表取締役)が考える黒船は『世界情勢』

中平武志さん(株式会社 幸 施設長 児童発達支援管理責任者・サービス管理責任者・ホームヘルパー2級)は『労働者不足・財源不足』

私は『多死社会』です。

また、リハ研に、すでに足元に『黒船』は来ているのではないか?

組織の『分岐点』に立っているのではないか?

お二人が遅れるという連絡があり『多死社会』からお話をしました。

ここでも参加された皆さんが本音で自分たちのできないことを直球で話をしてくださるので当事者も「なるほど、だけど、それは言えないですよね・・・」

私でいうと脳卒中当事者でも「かまってちゃんというか、依存体質の人や団体が本当に多い!」

昨日高知新聞にもバス運転手不足が深刻で減便案が出された。

多死社会になり、若者が都会へ高い賃金で引き抜かれ介護従事者が居なくなった時に我々をどうしてくれる・・・と、その時に怒っても、叫んでも、嘆いても・・・・・

果たして当事者はそれでやっていけれるのか?

もちろん暗くなる話ではなく、そういう時代をどうすれば乗り越えて行けるのか、みんなで知恵を出し合う・・・明るく話し合うことが必要です!

そんな中で、森岡さんが、ある参加者に「○○さんはリハビリテーションIQが高いから・・・・・勉強になるのよ」

リハビリテーションIQ

という言葉を初めて聞いた。

本人も初めて使ったようですが、意味を聞いて納得した。

リハビリテーションは、4つに分けられています。

・医学的リハビリテーション:障害者の身体機能の回復
・教育的リハビリテーション:障害のある児童や人の能力の向上を図る、障害者への総合的な教育
・職業リハビリテーション:職業訓練、職業適応により職業能力の向上
・社会リハビリテーション:障害者が社会の中で活用できる諸サービスを自ら活用して社会参加し、自らの人生を主体的に生きていくための「社会生活力」を高めることを目指す援助技術の体系と方法

しかし、昔、専門職者主導の「医学モデル」が中心であったために、どうしても医学的リハビリテーションの話題が中心となります。

森岡さんが言われる、その参加者は様々な立場で仕事をされ医学的にも社会的にも両面で常に考えられてるということでした。

リハ研では、私のような障害当事者が数名理事で参加しているために、現在は「社会リハビリテーション」の考え方が色濃く加わってきてるように感じます。

森岡さんが「例えば、福島さんは医学的リハビリテーションでは、評価は高くないかもしれないが、社会的リハビリテーションは滅茶苦茶高い」

「つまり、リハビリテーションIQが高いということよ」

褒められて伸びる人間です!(^-^;

朝起きても耳にこの言葉が残り脳卒中当事者仲間の「○○さんはリハビリテーションIQが高い、彼はちょっと低い!」

「後遺症が少ないのに、ちょっと機能回復に積極的になれなくてうつ状態の人に出会う、しばらくすると病院に・・・」

こういう方も少なくありません、でもこういった後遺症【高次脳機能障害の自己認識の低下(病識欠如)】の1つかもしれないので、批判は避けたい!

でもこのリハビリテーションIQの低い人、高い人でアプローチしていけるとリハビリテーションの世界が変わるのではと思います!

森岡さんに、是非、この言葉をまとめて知能指数以外の意味づけをして欲しいとお願いしました!

また、今回も学びの多い有意義な時間を過ごすことができました!

メンバーに感謝 <(_ _)>

※遅くなったので写真に写らなかったメンバーに申し訳ありません。

最後まで読んでいただき感謝です!

今日も元気と笑顔で頑張りマス(^-^)/


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