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【和食】昆布でよろこんぶ、いやただの駄洒落じゃないんです

こんにちは。佳輪(かりん)です。
贈り物向けに名入れのできる縁起物の包丁を販売しています。


和食に欠かせない食材”昆布


昆布食べてますか?


食べるというより、出汁で使われることが多い昆布。海の野菜とも言われ、ミネラル食物繊維がたっぷり入っています。ミネラルは体に必須の栄養素でありながら体内で作ることができないため、食べ物から取り入れる必要があります


そんな昆布ですが、とても縁起の良い食べ物としてお祝いの席にも欠かせません。

よろこんぶ」と言って、喜ぶと掛けたり、「養老昆布」と書いて不老長寿の願いを込めたお祝いにも使われます。幅の広い布のような昆布のことを「広布(ヒロメ)」とも呼んでいたことから、結婚式の引き出物に出されたりもします。他にも、その繁殖力の強さにあやかり、子孫繁栄を願う「子生婦(こんぶ)」とも呼ばれています。


つくづく日本人は縁起を担ぐのが好きだなぁと感じます。


昆布を煮だしてうま味を引き出す「出汁」は、江戸時代関西を中心に広がりました。それは江戸時代に海の大動脈として栄えた北前船が大きく関わっています。北前船は北海道から大阪まで日本海を通るルートで寄港地の様々な産品を売り買いし、商社のようなことをしていた船です。その産品の一つが北海道から運ばれてくる昆布だったんですね。

関西の出汁の文化と言われますが、関西の水は軟水で出汁がとりやすかったことも出汁の文化の発展に貢献しているんです。関東の水は硬水で関西のように出汁が取れません。関西の料亭が関東に進出する際には、関西の水を運ぶという話を聞いたことがあります。そのこだわりようにプロを感じます。

見えないところにも手を抜かないことが人を感動させますね。


佳輪(KARIN)

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