家族旅、女子旅、ひとり旅
いま、バリ島から高速船で40分。バリのレンボンガン島にきています。
ここでの滞在は3日間。
今日が最終日で、このあと朝食を食べたら出発します。
居心地のいいこの島での気づきをいくつか記しておきたいと思います。
旅には、家族との旅行、親しい友人との旅行、ひとり旅など、さまざまなスタイルがあります。
私にとって、家族との旅行は、家族との思い出を作る時間。
家族との日常会話は、どうしても
「今日は何時に帰るの?」
「宿題やったの?」
「ごはんは何にする?」
なんて、情報のやり取り、依頼や確認事項が多くなりがちです。
いつもの質問に対する答えは、「うん」「まだ」「別に」なんて一言で終わることも多く、話しているようでいて、たいしてお互いのことがわかりません。
子どもが小さい頃は、自然が多い場所やアクティビティがあるところを選んでいましたが、子どもたちが成長してくると旅先で車を借りてドライブしたり、居酒屋やバーで一緒に飲んだりする機会も増えてきました。
家だったら「別に」で終わりそうな会話も、旅先で同じ景色を見て、美味しいものを飲んだり食べたりしてゆるんでくると、心を開いて話せるから不思議です。
母との旅は、母の思い出話を聞くいい機会。
断片的には何度も聞いている話も、思い出の場所を一緒に訪れて話を聞くと、私の理解も進みますし、別々の話と思っていたことのつながりが見えてくることも。
母の話を聞くことは、自分たちの過去やルーツを知る機会であり、自分の未来を想像する貴重な時間となっています。
親しい友人との女子旅は、お互いをよく知ることのできる楽しい時間。
車の運転が上手だったり、ナビが上手だったり、意外とお酒が飲めたり、歴史や美術に詳しかったりと、いろんな側面を知ることができますし、
「実は・・・」といってふだん外では語れない話をお互いして励ましあったり、景色や料理にキャーキャーとはしゃいだりすることもできるのがありがたいです。
ひとり旅は、自分自身と向き合う時間。
いまどこに行きたいのか、どんな宿を選ぶのか、予算やスケジュールのことも考えながら旅をアレンジする段階から、ひとり旅は始まります。
旅先についてからがまた大変。
家族や友人との旅行だったら、いつも得意な人にお任せできること、例えば、空港でのSIMカードの差し替え、ホテルまで迷わずにたどり着くこと、Grabタクシーの手配、夕食のお店選びも、ひとつひとつにドキドキしながら自分で行います。
できれば大きな達成感がありますし、失敗することもありますが、その分記憶に残ります。
最近では、現地で乗り合いツアーに参加することも覚えました。
世界中から来た人が同じ目線でドキドキワクワクしながらツアーに参加しているので、
「私は日本から来ました。どこから来たのですか?」と、自分から話しかけてみると、笑顔で答えてくれる人が多いのが楽しいところです。
家族との旅も、友人との旅も、ひとりの旅も、みんな違ってみんないい。
だから旅はやめられません。
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