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黒歴史の正体、浄化

 19の時に暗黒詩を書いたキャンパスノートが大変な黒歴史書になって、懐かしさと恥ずかしさの間でずっと処遇に困ってきたのだけれど、最近ようやく使い切った。

 暗黒ページを破り捨てて、残りのページは写経ノートとして、主に夏目漱石と内田百閒の文を書き写した。文豪の力を借りて黒歴史を浄化した形である。
 浄化の後で、黒歴史も美しい思い出も実は捉え方が違っているだけで中身は同じなのかも知れないと思った。

 毎日更新も365日で一区切りだろうと思っていたが、気付けばとうに過ぎていた。継続日数の表示をつい見落としていたらしい。止めるタイミングを見失ったものだから、これからも当分続けると思う。
 そのうち、ここに書いた文章のベストセレクションに書き下ろしも加えてKindle出版するつもりでいる。
『文学フリマ』というのも興味はあるが、こちらは何だか怖い気がするから今のところ参加は考えていない。見慣れない顔が下手に参加して、足を踏まれたり地獄突きをされるようではつまらない。


よかったらコーヒーを奢ってください。ブレンドでいいです。