ひとつの成功、たくさんの失敗
失敗しない本やCDの選びかたはあるんだろうか？
、とずっと考えてきました。
いまでも考えています。
CDや本は一般的に1500〜3000円の価格帯です。
適正といえば適正だと思いますが、安いとは思いません。
だから、イマイチな作品を買ってしまったときは、なかなかにツライ…
今なら新作でしたら、本でもCDでもわりとすぐにメルカリで売れます（けっこういい値で）。
以前よりは、失敗のダメージはちいさいです。
それでも、やはり、それなりのお金を払い、時間をかけて接するものだから、できるだけ失敗したくない。
そして、できれば、よい作品に出会いたい！
買い手は欲張りですね。
ところで、今日、本を買ってきました。
これです↓
※天才作曲家から学ぶ気、満々です！
いろいろ立ち読みしてて、こう思いました。
値段とか、読みたい理由とか、評価とか、ぜんぶ忘れよう！
最初の数ページを読んでみて、面白そう！と感じたら、乗っかってみればいいじゃん、と。
当然ですが、本でもCDでもすべてを立ち読み、試し聴きすることはできない以上、結局は買ってみて、接してみるしかありません。
すべてを読み、聴いたときにしか、よい出会いかどうかは判断できません。
だとしたら、入り口は入り口にしか過ぎない気がするのです。
『ダメで元々、当たればラッキー、数撃ちゃ当たる！』
これがよい出会いのコツなんですね、結局。
思えば、20歳のころ、食べるものはなんでもよく、服にも興味がなく、お酒も飲めない、ギャンブルもやらない、彼女もいない、そんな青年だった僕が唯一お金をつぎ込んだのが、洋楽CDでした。
とにかくたくさん買って、たくさん失敗して、その何倍も感動して、人生がそれはそれはきらびやかに輝きはじめました。
そうやって得た感動体験は、いまの僕の作曲の仕事の血肉となっています。
もう一度書こう、
『ダメで元々、当たればラッキー、数撃ちゃ当たる！』
これこそが、素晴らしい作品に出会う、ただひとつのコツだと。
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