チャンスが二度も扉を叩くと思うな

大好きな本、本田直之『オリジナリティ』を再読しています。

読んでいると、この言葉が刺さってきました

いつでも準備をしておけ

これは寿司屋の先輩が、見込んだ後輩にかけた言葉です。

ありきたりと言えば、ありきたりな言葉かもしれません。

『準備』とは、なんでしょう。

僕はミュージシャンなので、ミュージシャンの『準備』を考えてみる。

・いつでも歌えるのどを作っておく
・人前に立てるからだを作っておく
・ギターのメンテナンスをしておく
・衣装、靴、などを揃えておく
・すぐに渡せる名刺や作品を用意しておく
・SNSを整備しておく
・スケジュール管理をしておく
・cover曲をマスターしておく
・新しい音楽にアンテナを張っておく

…

きっとまだまだあると思います。

要は、心身ともに、いつでも行けます！という状態を作っておくこと。

それが『準備』なのかもしれません。

チャンスはいきなりやってきて、待ってはくれません。

そのとき、問われるのは、『準備』ができているかどうかでしょう。

以前聞いた話ですが、矢沢永吉さんが紅白歌合戦に出演したとき、歌詞を間違えたそうです。

矢沢さんの出演は、関係者内でもシークレットのサプライズだったため、リハーサルも満足にやらせてもらえなかったとか。

ライブにおいてはまさに百戦錬磨の、あの矢沢永吉さんでさえ、リハーサルという『準備』がないと本番のミスにつながってしまうのです。

本番は別物であり、たった一度きりのことです。

だからこそ、普段の地味な準備をコツコツと積み重ねていきたいものです。

練習は本番のように、
本番は練習のように。

ですね。

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