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大嫌いで大好きなおじちゃんへ

あなたたちには本当にたくさんのことを教えていただきました。今となってはあなたたちの孫として生まれてきたことに、そしてこの家系に生まれてきたこと、自分が選んできたのだな。と思っている。本当にこころから感謝しています。

まず、おじちゃんへ。

わたしね、おじちゃん長男だと思ってた。でも違ったんだね。。3男で、本当はやりたいことがあったということ。だけれども戦時中という時代であり、また家を守るためにと。じぶんの気持ちを押し殺し、一家の主人として立ってくれていたのだと思います。こころから尊敬してます。

でも、こどもの頃より、、ずっとわたしはおじちゃんの優しさや繊細さ、葛藤などを見ていなかった。

プライドが高い人。本当は弱い人。年功序列にすがり生きている・・チカラでねじ伏せる人。”チカラにすがっている”そんな失礼なことを、わたしは思っていました。

わたしが中学生の時、”おまえのために世界が回ってるんじゃねーんだよ!”って思いっきりタンカきったことがありましたね。そのときからわたしたちは会話することがしばらくなかった。

当時のわたしは、あなたを反面教師にしてやろうって思っていた。強がっているのに、アルコールに逃げているあなたを・・わたしは心底軽蔑をしていた。

だけれどあなたは、アルコールに負けなかったし、わたしがしたいことを選び取る時、誰よりも応援してくれたのが、おじちゃんだった。

わたしのような反抗心がある可愛くない孫のことを、かわいい。って思ってくれたこと、応援してくれていること、そして羨ましい。という気持ちを持ってくださったことも感じました。おじちゃんだって、本当はしたいことたくさんあったよね?

葛藤してきた。重圧もあった。そんななか、わたしたち家族を支えてくれた方でもありました。どれだけ抑圧があったでしょう。でもその抑圧をも我慢し、次の世代へと。繋げてくださったのですね。

『ありがとう。』しか出てきません。わたしのおじちゃんになってくれて、本当にありがとう。

おじちゃん、おじちゃんは『鈴木貫太郎元首相』を心底尊敬し、大好きだったことを最近知りました。どうして知れたか?・・わたし自身が、家族や家系についての考えを改めることができたから。です。ちなみに8月14日。終戦前日の『日本のいちばん長い日』にあたるその日に、母と共に、鈴木貫太郎元首相のお墓へ、終戦に導いてくださった感謝を伝えてまいりました。

おじちゃん。次の人生では・・思いっきりしたいことをしてください。

おじちゃんの立場立ち位置を考えず、わたしはほんとうに失礼だったと思います。でもだからこそ、、大嫌いがひっくり返り、いまは大好き!と感謝しかありません。最近、頻度に本家に伺わせていただくようになったでしょ?笑 我が家の仏壇に毎日手を合わせているでしょ??笑 届いている。と思っているから・・・。

ほんとうに、大好きです。

優しくて、繊細で、責任感が強くて・・表現がちょっぴりへたっぴ。笑 そしてあなたは、奥様であるおばちゃんを愛してらっしゃる人でした。

あなたの孫になれて、わたしは幸せ。家の存続のことなど心配もおありでしょう。でも大丈夫。わたしいますから!おじちゃんをはじめ、ご先祖様が繋げてくださり、そしてたくさん我慢もされたでしょう。そうやって繋げてきてくださった。

だったらわたしはこれから。みなさまの想い。本音の部分を大切に。今後ますますみなさまと一緒になって。つぎに繋げさせていただきますね。

ほんとうに、こころからありがとう。大好き。大嫌いを感じたから。わたしは大好き!という感情を知りました。おじちゃん・・愛してくれてありがとう。






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