わたしが生まれてきた理由、意味。 認知症は早期発見じゃないと意味がない！？

自分が生まれてきた理由（意味）は何だろう。
そんな風に考えたことってありますか？

こんな馬鹿みたいなこと考える人は
悩んでいる人や人生哲学に行き着くんだろうなぁ
わたしも基本的には、そんなこと意識しません

ポジティブ人間だけど
そりゃネガティブな日だってあるさ。
弱さを知って、強さを知る。

３６年間、生きてきて
わたしはわたしを好きでいれただろうか？

明日死んでもいいような、生き方をしよう。
そう思って２０代はバンド生活を送っていました。

右も左もわからない社会人経験のない一人の女が
飲食店の経営を始めて、地域活性化のイベントを始めて
一人旅を覚えて日本一周に挑戦した３０代。

会社を立ち上げるなんて
想像もしていなかっただろうなぁ
シェアハウスを開業するのも本当に今年のになってから
思考がどんどん行動に変わってゆく。

記憶がなくなってゆくこと
もしわたしが今そうなってしまったら
考えるだけで怖くてたまらないなぁ。

明日もし死んでしまったら
わたしは今後悔が沢山あるだろう
もっとやりたいことがある！
もっと生きていきたい！
そう思えるようになったことは更に幸せだ。

バンドしかなかった私には
あの頃とは違う、大切なものばかりだ。
音楽生活があるから今のわたしがある。

従業員、スタッフを守るため
お店、シェアハウスを守るため
周りにいる人を守るため

まだまだやり残したことがある！
そうやって、また明日も生きていく。

7/19に入院以来、
起きてるおかーさんに
やっと生で会えた😭

コロナのせいで
ずっと面会もできないし
無理ゆって2.3分だけ特別に
手続きついでにお願いしたら
会わせてもらえて感謝🙏

バイバイゆーても
分かってなくて最後には
拍手してたけど少しでも
元気な姿みれて嬉しかった😢 pic.twitter.com/s8Gd4YSxu6

— ◤お さ や さ ん ☺︎◢ @つむぎや 【バンドxカフェバーxシェアハウスx地域創生】 (@0x3x8) September 21, 2021

７月１０日に警察に保護され、認知症が発覚
病院やデイサービスを利用しながら
７月１９日に入院して以来、病状は悪化・・・
骨折により手術と転院を繰り返しての現在。

再度、入院手続きで病院に行ってきたんですが
コロナの影響で面会禁止のため、
２ヶ月間まともに会えずでしたが
無理を承知のお願いに会わせてもらえました！
（何度か無理を言って断られてる😢）

現在、車椅子生活になってしまった母との対面
「おかーさん！さやかだよ！分かる？」
こんな風に一声目に言ってしまうあたしは弱い
忘れられることが怖いんだろうなぁ

元気はなく、大人しく
会話も成り立たない状態でしたが
動いてる母を見るだけでも嬉しかった
少しだけ安心できた。

「あそこにね、巻き寿司あるから食べる？
先生、巻き寿司一緒に食べたいんですけど・・・」
「そうだね、ありがとう
今はもうお腹がいっぱいだよ。」

もちろん病院の診察室には何もない
おかーさんには見えてる、そして話かけてくれてる
それだけで十分じゃないか。
そう自分に言い聞かせていたんだ。

その場をあとにしてからの帰り道、
母が好きだった巻き寿司を買って帰った。

おかーさんとおにーちゃんとわたし。
入院の日、２ヶ月前まで会話もできてたやん。
なんで？なんでなん？

病院にいれたことは間違いだった？
デイサービスと在宅介護の往復が正解だった？
徘徊のリスクと命の保護が優先、ほんとに？
入院治療は上手くいかないの？

答えのない、自問自答ばかり。
正解も不正解もないのに
やっぱり、あの時こうしてたらって思う
後悔しない人生を生きてきたはずなのになぁ

どんどん悪くなる
２、３日に１回なる病棟からの電話。
毎日そのコールに心臓が縮まって
そんな日々を過ごしてる。

自分の娘の名前を屋号にして
カラオケスタジオを経営していた母。

歌うことが好きで
演歌が上手かった母。

よく喋りよく笑い
接客業がむいていた母。

料理が好きで
調理師の免許をもっていた母。

きっと今のわたしは
そんなおかーさんの血をひいているんだなぁ

ああ、また長崎行きたい
この日があって本当に良かった！

一緒に旅行したいなぁ
美味しいもの食べたいなぁ
親子でお酒飲みたいなぁ

みんなやり残したことはないかい？
親孝行していますか？
そのうち、そのうちと思っていたら
きっと後悔する日がくるかもしれない。

限りある命、時間
大切にしていきたいなぁ

「違和感に気づいたら声をかけてみる」
ふと、目についた病院に貼ってあったポスター。

”ゲートキーパー”
「命の門番」と位置付けられる人。

そんな言葉がとても響いたんだ

また認知症とは違う意味だけれど
あなたの周りでも思い当たるかもしれない。

高齢者のこころの健康支援という意味で
心療内科や精神科に行くこと
声をかけること、気づいてあげること
めちゃくちゃ大切な一歩です。

親のもの忘れが多くなったな
少し言動がおかしくなってきたかな
と感じていたとしても
まさか自分の親が認知症だとは思えずに
やり過ごしてしまっていませんか？

さまざまな原因によって脳の機能に障害が起こる病気。
進行を遅らせるには早くから始めなければ意味がない。

近年の科学の進歩で脳の中のことは随分と分かっていて
早い段階で気づいて適切な予防や治療を行えば
認知症の発症を防ぐことや遅らせることも期待できるそうです！

数ある認知症の中でも約60%を占めるのが「アルツハイマー型」
脳に異常なタンパク質が蓄積して脳神経細胞が壊れていくために
認知機能に障害が起きるタイプ。

脳梗塞などによって脳の一部が壊死して起こる「脳血管性」
脳にレビー小体というタンパク質が蓄積して
神経細胞が壊れる「レビー小体型」
これらは三大認知症と呼ばれ、全体の8割を占めているんだって。

母の場合は脳梗塞も過去にあるので、
この症状が当てはまりそうなのですが
根本的に治療する方法は残念ながら今のところありません。

しかし、アルツハイマー型に対しては、
神経細胞の働きに作用して症状の進行を遅らせる
効果のある薬が複数出ているそうですが、
進行してしまう前に使わなければ意味がありません。

わたしはなんのために生まれてきたんだろう？

おかぁさんが生んでくれていなかったら
見ることの出来なかった世界。

今出来ること、私が幸せに生きていくこと
感謝と愛をもって精一杯の親孝行をしていこう。

わたしという存在の最大限の肯定。
自分自身の可能性を最大限に発揮できるようになる。

周りの人を幸せすること
人と人を紡いでいくこと

それがわたしが母からもらった命の価値なんだ。