BIZ DEV Vol.11 MERCi MARCHE 金田さん　「エシカルな消費を通して誰もが社会活動の一助になれるECサイト」

※現在は一人で活動中です。
僕らは「0wan 」というクリエイティブチームです。
読み方はそのまま「オワン」と読みまして、その字面通り”０イチ”を意味しています。

0wanは起業家の皆様のアイデアの壁打ちを通して、見えないところをクリアにしたり、当事者だと見失いがちな”思いとやることのズレ”、作りたい世界を目指すために”まず最初に何をすればいいか”などを一緒に考えていく活動「BIZ DEV」をやっています。

メンバー紹介↓
・Hyko（ヒコ）
ベトナムのダナン在住、クリエイティブ長髪ヒゲ面男。
職業：プロジェクトマネージャー、プロダクトデザイナー、クリエイティブプロデューサー、モデル、ファッションディレクター
0wanの担当：0wan部長、リード壁打ちスト、クリエイティブ全般、デザイン

・斧
ベトナムホーチミン在住の駐在員セレブ。
職業：ディレクター、ブリッジSE、ボランチ、フリーキッカー、逆グルメ愛好家
0wanの担当：0wan書記長、議事録、動画編集

・8man（本名：中久木八幡太郎）
横浜産東京在住、多趣味なハゲ。株式会社Enlyt 管理人。
職業：ビジネスプロデューサー、僧侶（見た目）、歩く知恵袋、地理愛好家、料理愛好家、魚博士、ベーシスト
0wanの担当：0wan司会者、音楽、ブログ

・KP
8manの昔の後輩。山梨が産んだジャンクフードファイター、コンビニスト、コンビニ検定特1級、雀荘にいる人。株式会社Enlyt 使用人。
元嘘つきの毛深。毛だらけ＆嘘ばっかついていたのであだ名は「ウソバッカ（チューバッカ+嘘）」、現在は脱毛済w
マクドナルドに行くと必ず付いてきて、頼もうとすると「ソース多めにしたほうがいいですよ」などいらんアドバイスをしてくるタイプ。
火曜日になるとコンビニをハシゴして新入荷商品の説明をしだしてうるさいのが無念。
好きな食べ物は倍パティのビッグマックとフィレオフィッシュ、ソース多め。終わってる。
0wanの担当：PM、インスタ（https://www.instagram.com/0wan_japan/?hl=ja）

ふぅ〜肩書きがうるさいですな。

BIZ DEVでは起業家、起業を目指す皆様、スタートアップ経営者の方等、毎週ゲストを招いてアイデアについて議論していてNoteに記録を残しています。

今回は、Vol.2で登場頂いた金田さん（エシカル消費をするプラットフォーム：MERCi MARCHE）との久しぶりのセッションです。
前回の記事はこちら。

1.金田さんの活動紹介「MERCi MARCHE」と前回やったこと

まず金田さんが展開するMERCi MARCHEをご紹介します。

・テーマ
自然循環型、環境保全型の農家を応援するプラットフォームをつくり、それを理解して消費してくれる生活者がうまく循環させ、その結果持続可能な農業を促進する一助になれる

・サービス対象
社会貢献意欲がある人、食や健康意識が高い人（経営者、大病した人、マクロビ）、子供をもつ親、子供がアレルギー。SDGsへの関心が高い人、経済的自由の高い人（時間＆お金）

・対象のニーズ仮説
高くてもいいから品質がよく他では売っていないこだわりの商品、美味しいものが食べたい。
食を通して、心も体も満たされたい（ウェルビーイング）。消費に罪悪感がない。
子供には安心安全なものを食べさせたい（添加物や農薬が気になる）。次世代の子供へいいのもの引き継ぎたい。

・サービス提供方法
オンラインマルシェ（EC）

既にBaseでショップが公開されており、実際に購入することができます。
商品ラインナップは玄米、蜂蜜、洗剤、栄養ドリンクなどオーガニックな商品が多く、ターゲット層となるエシカル消費をする”であろう”人たちに向けたラインナップといえます。

前回のBizDevではこのサービスをリリースしていくのにどういう人たちに、どうやって広めていくのかを話し合いました。
その結果でた回答は以下です。

・とにかくいますぐ始められることをやる（SNS、Noteなど）
・レシピを紹介したり野菜の良さを知ってもらってファンを作っていく

前回の実施から3ヶ月、今回はローンチはしたもののまだ方向性が迷っていて今回は主に下記2点のトピックでお話ししました。

・商品や価格の設計をどうするか？
・集客獲得をどうすればいいか？

2.現状課題の把握

まず事前に金田さんから共有頂いた現状の課題を整理します。
・金田さんのインスタのフォローは1500人くらい
・更新は不定期、主に野菜やそれを使ったレシピの紹介
・MERCi MARCHEのFBはページはあるものの稼働していない
・MERCi MARCHEのインスタもあるが稼働いていない
・少数だが実際に購入してくれた人はいる

その上で議論を見ていきましょう！

8man：ECサイトを見ましたが当初のテーマである野菜が売ってないですね。
金田さん：検討しているんですがパッケージがまだ決まっていないんですよね。オーダーメイドでもOKかなと思うんですけど、、まだ動けてないです。
8man：なるほど、野菜をやってくならお試しでもいいので早めにやったほうがいいですよね。
KP：アクセス数の部分はどういう風に強化して行こうとか考えていますか？
金田さん：１つはclubhouseでルームを開く。あとはインスタとLine。あとはFacebookで友達に知らせる。売れてきたら広告を考えていますが、まだそのフェーズではないと自覚しています。
KP：Facebook、インスタ、noteとか幅広く発信していく際に、ターゲットを決めたりとかしてますか？
金田さん：今は知り合いに地道に案内していますね。あとはワークショップを開催しようと思っています。ハーブを作っている人もいるので講師として招いて紅茶とか作ってみるとか。
Hyko：金田さんの戦略として、身近な人からいくのは良いと思います。しかし、値段が結構高いすよね。笑
金田さん：やっぱそう感じますよね、、アタシが勝手に値付けしているんです。
Hyko：考えなければいけないのは、価格帯に対してのターゲットをどうするかですよね。僕らで昨日事前に話したんですが、話題に上がったのは、良いものを買うときの決め手は、例えばオーガニックで健康に良い野菜なら医者とか専門家から薦められたパターンじゃないかと。病気にかかってないけど健康思考の人とかエシカル消費を意識する人がその価格帯に手を出すのか？と。買う理由を考えた場合、金田さんのブランドがイケてるとか。そういう理由があって買おうという気持ちになる。その辺どう考えていますか？
金田さん：お米は価格を落とそうと思ってまして。今はチャレンジで安く売って反応を見ています。仕入れが高いので中々値段を安くできない現状があります。もう少し安く良いものを提供したいんですが。
Hyko：値段は高くても買う人を見つければ良いと思いますね。リッチな感じを出したいのであれば、ターゲットをそっちに向けるとか。方向性はどうしていきたいですか？
金田さん：高く売りたいと思っています。一般的な市場価格もあるので、それを考えながら金額を決める必要があるかなと。お米なら１家庭で月２万円ぐらいが予算だと思う。
8man：今回の商品を一般的な市場価格と比較していくと薄利多売になってしまいますよね。これって本質は消費を通して農家さんを支援じゃないですか。それを繋げる金田さんが儲けなければ、続けられないと機会が失ってしまうので、”売れる”という状態は作っていかないといけないですね。仕入れが高ければ高く売るしかない。そのためには対象と価格設定はもう一度考えた方が良いですね。付加価値の付け方。その価格で買う人はどういう人かを考えていく必要がある。

3.集客について 「今できることをやろう！」

8man：今日の着地点は今できることでどういうアクションをしていくか。そこで黄緑の部分はすぐにできるところ。

KP：お金をかけずにやっていくのが大切ですね。インスタ、Facebook、Noteで発信していく。どういうコンテンツが良いなと考えたところ、夏バテ野菜取り扱っている商材とかが良いんではないでしょうかね。
8man：7000人のリストは１つのアプローチ方法、いわば飛び道具として良いので、まず継続してできる基礎活動はやった方が良いですね。
あとズレがあるのが、インスタは野菜を推しているが売っている内容は玄米とか蜂蜜じゃないですか。なので、今既にあるものや今後扱う予定があるものをPRしていった方が良いと思います。せっかくインスタ1000人以上フォロワーいるので上手くメルシーマルシェと繋げた方が良いですね。
Hyko：野菜と玄米をつなげるレシピとかいいすね。昨日思ったのは、蜂蜜だと有名なバター使ったトーストにその蜂蜜をかけたらすむちゃんこ美味い。みたいなのもアリっすよね。
お野菜も今後増やすのであれば、今後どうしていくかは分からなかったので、ペライチでも良いので今後の展望を作って発信した方が良いですね。今検討中ですが、こんなの販売していきますみたいな。こういうの作りたいのあれば教えてください！みたいなのもインスタで募集しちゃうのもアリ。インタラクティブな感じを作っていくイメージです。
金田さん：インスタでクエスチョン出して答えてもらう感じですよね。以前やったけど、全然返信がこなかった〜笑
8man：ちなみに参考ですが、魚のDtoCやっている会社があって、顔出して魚ガールとしてtwitterで発信したらどうかとアドバイスしたら、フォロワーがどんどん伸びていった。金田さんも顔出して、どんどん発信と絡んでいけば応援したいと思ってもらえると思います。
Hyko：あと大事なのは運用ですね。１人でやっていくとすると運用するアカウントの数が多いですね。１人でやるのであれば絞った方が良いですね。Facebookも動いてなさそうだし。
金田さん：確かに。個人のアカウントに絞った方が良い。アカウント連携のためにFacebookが必要だったけどFacebookは除いた方が良いですね。
KP：あと、サイトの構成。商品の良さはもっと見えやすい位置にあると良いと思います。
8man：ECサイトの法則があると思んですが、ストーリー性がすごく重要。ユーザーは上から読んでいくので、見せ方を変えるだけでも変わると思う。
金田さん：ECの見せ方はすぐやります。ターゲット、コンセプトをもう少し明確にする部分については、環境、生物に優しい。というところは変わらないですね。サイト作り替えた方が良いかな？
8man：サイト変えるよりもやれることありますね。一度根本の部分を固めた方が良いかと思います。
金田さん：ターゲットを決めるのが難しいんですよね。
Hyko：ターゲットは仮でもいいから一度決めて、そこから変えていけば良いと思います。
8man：どんな手法を使ってでも知ってもらうこと・売れることを考えた方が良いと思います。できるところから着々と。例えばターゲッティングの仕方がわからない。みたいなところがあれば壁打ちの依頼をいただければまた発展した議論ができるかと。
金田さん：ですよね。地道な活動をまずはやっていきます。今は商品数が少ないので、見た目が少ない。野菜があればもう少し良いかな〜。
KP：僕、Kプーさんとして蜂蜜売りますよ！

今回のメインの壁打ちの議論でした。すぐできるアクションは太字にしました。
多忙でなかなか発信するのは大変だと思いますが、少しづつやっていった方がいいと改めて思いましたね。（集客に悩むのはその後ですね！）

4.Maison De Genmai

最後にふざけ話から謎の企画案が出たので書いておきます。

8man：昨日色々妄想してまして。今手でいる蜂蜜も結構高いじゃないですか、それを「1杯100円の蜂蜜」みたいなキャッチコピーで展開するとか。仕入れが高い以上高くうるしかない。ブランド・見せ方・シーンをこちらから作っていかなければいけない。例えば青山とか中目黒とかに行くとイケてるセレクトショップで歯磨き粉が3000円とかで売っているが普通に売り切れてたりするんすよね。この方向性ってどうすか？
金田さん：そっち方向は全く思いつきもしなかったです。
Hyko：ハイエンドの場合、例えばこれぐらいのハイブランドな感じが良いと思ったんすよね。金田さんのターゲットを決めた方が良いですね。
金田さん：農家さんの仕事がかっこいいと思ってもらいたい。なんでもこなす、知識量が半端ない。そういうプロフェッショナル感を見せたい。稼げないイメージを払拭したいです！
KP：農家さんの顔を見せながらという部分はSDGsと関連性が高いですね。
8man：アートティストさんとの親和性もあると思う。クールだけど温かみがあるみたいなかっこよさに持っていくのもありだと思うけどどうですか？
金田さん：良いなと思います。アートを絡めたらすごい面白いと思う。
8man：Hykoが紹介した店のコンセプトでモードで責めてくのアリじゃないすか？コメ（米）・デ・ギャルソンみたいな。
金田さん：面白！ってか上手い。
Hyko：世界観とかも真っ黒にして、米っぽくないんだけどモード好きな人がライフスタイルで買うみたいな。結局ハイブランドとかって「それを買っている・使っている自分が好き」って欲求じゃないですか。
むっちゃ尖ってくのはアリですよね。
8man：値段ももっと高くしちゃって、小包装にしてパッケージもむちゃくちゃかっこよくして。
Hyko：素材に和紙使うとか、商品を構成している素材にもこだわるといいすね。
KP：SDGs×アートでオシャレな人が買いそうですね。ギャルソンは流石に怒られるので玄米米クラブとかどうすか？
一同：ないない。
Hyko：Maison De Genmaiじゃないっすか？金田さん僕らの悪ノリですけどどうですか？
金田さん：自分では出てこない考えだったので新鮮だし面白いですね！

ってことタイムアップ！
次回は来週から一緒に僕らもアプローチ方法や見せ方を考えてMERCi MARCHEを前進させていこうかと思います！それではまた来週！

金田さんのサービスはこちら↓（今回のブログを見て金田さんと連絡とって見たいって方はぜひ！）
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MERCi MARCHE
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