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BIZ DEV Vol.5「本格的なインテリアデザインを簡単に実現させるバーチャルホームステージング」STAGING LABO岩崎さん

※現在は一人で活動中です。

僕らは0wanというクリエイティブチームです。
メンバーは、自社プロダクト開発とアジャイル受託開発をやっている会社でセールス、ディレクター、デザイナーを担当する3人で構成されています。
・Hyko(プロダクトデザイナー、プロデューサー、モデル、ファッションディレクター、デザイン担当)
・8man(本名:中久木八幡太郎、セールス、司会者、知恵袋、音楽家、ブログ担当)
・Ono(ディレクター、ボランチ、議事録・調整担当)
肩書きがうるさいですね。

0wanのメイン活動として「BIZ DEV」という活動をやっています。
BIZ DEVを一言で言うと、
アイデアを持ってITプロダクトを作ろうと思っている人たちの壁打ち相手になってプロトタイプを作って支援する体育会系部活動です。

今回はHykoがバーチャルランチクラブで知り合った、インテリアデザインの新技術バーチャルホームステージングを展開するSTAGING LABOの岩崎さんからのご依頼です。

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1.バーチャルホームステージングとは

皆様は「ホームステージング」という言葉をご存知でしょうか?
お恥ずかしいながら僕は知りませんでした。

ではホームステージングとは何か?
以下は日本ホームステージング協会(協会があることに驚き)による定義です。

”1972年アメリカの不動産仲介業 バーブ・シュワルツ氏が 自身の家具小物を設置し、早期売却に成功した経験をもとに『ホームステージング』 として体系化したことが始まりとなっています。インターネットの普及に伴い、売却 予定の物件にホームステージングした部屋の画像がネットで見られるようになり一気 に全米に広がったといわれています。今では、ホームステージャーⓇは職業として活躍 し、ホームステージングなしでは不動産は売れないとまで言われています。 現在、日本でもアメリカと同じように既存住宅流通を促進する新たな手法として、不動産業界でホームステージングが特に注目されています。”

出典:日本ホームステージング協会

昨今日本でも徐々に認知度が高まってきたホームステージング。
岩崎さん曰く、ホームステージングを導入することで以下のような実績が出ているそうです。

・売買契約におけるリードタイム:通常3〜6ヶ月→約半分に
・売買取引価格:平均約600万円の上昇

そんなホームステージングの世界にもデジタルの波が到来しています。
それがバーチャル空間上でのホームステージング、すなわちバーチャルホームステージングです。

バーチャルでのホームステージングでは、インテリアコーディネーターの方や注文住宅の建築家(内観パース)、さらに家具の配置もできるので家具メーカーや販売店も使うことでプラットフォームとしての機能を果たしています。

中国では「Coohom」というバーチャルホームステージングのSaasがあって日本でも少しづつ導入されているとのこと。今回岩崎さんはお仕事でこのCoohomを使っているうちにファンになり、日本でも同様のことができないかと思うようになりました。

2.バーチャルホームステージングの課題

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今回岩崎さんが日本でもバーチャルホームステージングのサービスをやりたいと思った経緯をサービス対象の課題から深堀していきます。

・住宅販売会社:多忙な業務で営業パースが作れない

・ホームステージャー:バーチャルでのホームステージングもやりたいが現行の3D CADは習得が難しい

・インテリアコーディネーター・デザイナー:2Dプレゼンボードから3Dイメージで提案ができるので顧客理解が深くなる

・家具メーカー:家具の購入前から顧客にイメージを共有できる

なるほど確かに上記のような人たちにはニーズがありそうです。
現状3D CADに変わるバーチャルホームステージングのツールはCoohomしかなく、ホームステージャーの間でも少数ながらCoohomが認知されてきたと聞きました。しかしホームステージャー以外ではどうやらあまり知られていないようです。月額費用も3,000円と導入ハードルも高くないので広がらない理由を聞いてみました。

・Coohomは3D CADに比べて難しくはないが操作を覚える必要がある
 →一部のホームステージャーやインテリアコーディネーターを除いては、不動産業界全体で言えることだがITへのアレルギーが強く抵抗がある人がいる

・Coohomで使用されている言語は英語
→最近日本語に翻訳して月額で15,000円で提供する会社も出てきた。そのくらい英語に関しても抵抗はある。

2点の理由を伺って、英語は仕方ないにせよITへの抵抗部分がある限り、日本でサービス展開して場合も導入が難しいのではと感じました。

3.プラットフォーム化による可能性

また、Coohomのもう一つの面白い点が家具の配置をイメージすることで家具の購入がしやすくなるということでした。

これは家具メーカーにとってもチャンスでもありますし、家具を作る作家さんやインテリアデザイナーにとっても作品やコーディネートを売買できる場所の提供にもなります。

岩崎さんはCoohomのようなサービスを日本で作る場合はそういったデザイナー向けのプラットフォームとしてマッチングさせることも構想しているようです。

その線は確かに面白いのですが、岩崎さんがなぜ日本でサービスを作りたいと思ったかを再度深堀してみました。

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4. なぜやるのか?発信していくことで見えてくること

Hykoの伝家の宝刀、ストレートに理由を聞くが飛び出しました。

Hyko「岩崎さんがこのサービスをやりたい理由ってなんでしたっけ?」

岩崎さん「Coohomをはじめて使って感動してファンになったのです。で、日本語+日本の住宅に合わせたものを作りたいと。ただ、私はCoohomで間に合っている。Coohomをもっと使う人が増えたら良いのになって思う。
たまたま私は情報を拾えただけ。Coohomを教える立場が良いのかな。とも思いはじめています。」

Hyko「岩崎さんが発信していくと異なる需要が見えてくるはず。やっていく中で同じような質問が来たりするだろうし、そういう反応をみるといいのかも。今だとCoohomを作るとなると壮大な話。壮大なビジョンはあるけど、まずは発信を通して使ってくれそうなユーザーのニーズを捉えていくのは良いのでは。」

岩崎さん「私がやりたいことは、仲間を作りたい。ホームステージングをやる人は増えているけど、バーチャルは増えていない。それを教える人になって仲間を作っていきたい。」

8man「僕的には家具も作るしインテリアコーディネートも自分でやる出しゃばり野郎なので、ToC向けに家具屋さんやECにCoohomあればいいななんて思いました。専門家向けのツールですが、実はアマチュアやセミプロの人たちに広げていくことが認知されて広まるきっかけかもしれませんね。」

Hyko「ツールを紹介された時、最初は全くわからなかった。(すみません)次回0wanで一緒に進めることができるならば、切り口の部分を一緒に考えていきたい。一般人との接点を見つけることで、仲間を作っていくということにつながっていくと思う。」

今回も大変勉強になりました!

岩崎さん、ありがとうございました。
最後に岩崎さんのやられている会社のホームページをご紹介します。
ホームステージングに少しでも興味出てきた人は岩崎さんまでご連絡してみてください。

Staging Lab(株式会社ALEG)
https://staging-labo.com/

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ご連絡はこちらまで。

・Hyko(Twitter DM)
https://twitter.com/TKHYKO

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