無料チケットでもう一泊⁉︎
マレーシア滞在最終日。
リゾート地ランカウイ島から首都クアラルンプールへ国内線で向かうため、島の小さな空港のロビーで飛行機を待った。
どうやら、1時間の遅れがあるみたい。
しかたない。海外の時間なんてあってないようなものだし。
なんとか飛行機は離陸、無事クアラルンプール国際空港へ到着した。
友人を含めた私達4人は東京へ向うため、国内線乗り継ぎゲートへと急ぐ…。
急ぐ…
急ぐ…
急ぐ…!!!
国内線乗り継ぎへのゲート直前。
そこで、私達の足取りは止まった…。
乗り継げない……。
日本に帰れないー!笑
…ということで、航空会社に直談判。海外や社会経験豊富な友人達は、早速空港内の航空会社に経緯を詳しく伝える。
だが、スタッフからは「さっき他の日本人グループは何事もなくゲートを通過して乗り継ぎできていたよ?乗り継ぎできないなんてありえない!」と言われ…
「自分達は間に合わなかった。日本に帰れない。どうにかしてほしい。」と友人達は主張…。
さて、どうなることやら。今は彼らに任せるしかない。荷物係の私は、一人待合ソファーでおとなしくその交渉の様子を見守る。
時折、状況を伝えに友人が交代で私の所に来るが、時間が経つにつれてイライラしているのが伝わってくる…笑
少しだけ、起きている状況がありえなくて後で旅の話のネタになるなあ、なんて楽しみみつつ…
そんなことで、早6時間程が経過した夕食が恋しくなる時間。ようやく航空会社のスタッフはこう述べた。
「わかった。日本行きの明日の便を無料で提供する。もう二度乗り遅れのないように。」
交渉の末、私達はついに無料チケットをゲット…いや、当初予定していなかったクアラルンプールに一泊できるチャンスを得たのだった…!?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?