55無題

思いが伝わらない、社内の人々。

 上の絵、私から見た、社内の構図と思ってください。
 これまでの会社でも似たような事がありました。
 「会社」というと、さも全体と思われてしまうので、「私の直接関わる周囲の社員」と、少し範囲を狭めた方が良いかと思います。つまり、所属するチームであり、部であり、課での構図です。

 思いが伝わらず、疲弊する事が多いです。
 それだけだと、自分の能力のなさを出しているだけになってしまいますが、勿論同じ意識を持った者同士で、良い方向を考え、実践してきた事もあれば、改善を促す上司やリーダクラスを捉まえて、彼らをコントロールするかの如く利用して、自身が思い描く方向に持っていくこともしてきてはいます。
 課題となるのは、もう15年ほど前から、行く先々で若手に対して、思いが伝わらない事です。上の人に対してもありますが、上に対しては、既に諦めの姿勢でいる事が多いので、この手の話題を振る場合は、言うべき人かを判断する為に、手探りで行ってきてます。しかし、若手に対しては、今言われている失態を自認して、どうある事が望ましいかを考えて欲しい思いで話すのですが、それが相手に伝わらなく、嫌な思いをしてばかりです。
 伝わらないだけなら、それで終わりなので、期待はもうしません。
 問題となるのは、逃げるがごとく、同じ集団でのおしゃべりや、上司も一緒になって騒ぐという有様である事です。

 仕事はしたくないでしょう。
 仕事せずに稼げるのが、一番良いと私は思ってます。
 会社にいるから、その時間働くのはわかりますが、工場のように流れ作業で、ずっとといるのが美徳という老舗の会社でもありますが、そのようなことをせずとも利益が上がるのであれば、そちらを考える事も必要だと思います。

 仕事をすることに、何らかの目的があってもおかしくないと思ってます。
 ところが、単純に会社に来て過ごしている者もいる。
 最悪なのが、昼飯食べに来ているというケース。
 生活費を稼ぐために来ているのもわかります。それも正当な理由と思ってます。
 しかし、若い時には、何か目的があり、仕事を通して何かを身につける事に加え、何かを成すという事も、せっかく仕事をしに会社という環境に身を置いているのですから、考えて実践してみて欲しいわけです。

 一人で完遂できる仕事をされている方もおられるでしょう。
 しかし、時間を押してチームで仕事をしている組織もあるはずです。こういう場合、一人二人の作業が押すと終わりません。
 特に中小や小組織の場合、複数の仕事を背負っている方もいます。
 だからこそ、効率的にこなさなければ、終わるものも終わらない。
 そこを意識して、こなしているかは重要な能力と私は考えてます。
 そして、指摘されれば自戒しなくてもいいので、指摘された事を自覚して、言われた事を実践してから結果として言われた通りになるのかならなかったのかをジャッジするプロセスを経験して、自分の答えを導きだしてほしいのです。

 「(今の部門で、バタバタしているようならば、希望している営業部門に行ったら廻らないよ)」。
 そう思っているのですが、本人に自覚はないようです。
 だからか、彼も彼女も間接部門に配属。
 ある意味、正解な配属だったのでしょうけど、一緒に仕事をさせられる自分としは、迷惑です。

 今の会社では、周りから見ると、私はマイペースらしいです。
 ですが、私からすれば、「あなた方のほうが、マイペースすぎ」と感じてます。
 「何も考えてなく、目前の業務を淡々とこなしているだけの人々」、「気に入らなければ、慰めてくれる年の近い者や一緒に遊んでくれる上司に構ってもらう事で逃げる人々」にしか映らないのです。
 これをチームワークと呼ぶのか?。
 つまりは、「仲良しごこっこ」「酒や遊びの付き合い」をするのが、今の会社ではチームワークらしい

 最高のチーム、最高の組織なんて、実はそうそうないものです。
 これが、その組織のトップであれば、理想の組織が作れるのでしょうが、そうでない立場である者にとって、周囲が最高と思っていても、自分の思いと異なる組織にいると、不快感と報われなさで、自分が潰れてしまう毎日を送ってしまいます。
 書籍でも、この手の本が売られてますが、そもそもリーダクラスであり、廻りもそれに賛同、あるいは相応の能力者(話しのキャッチボールができる、相手を負かす為の議論でないことができる等)達がいたからこそ、なせる業であり、それは著者自身の能力だけでなく、とりまく周囲の方がマッチした能力を持っているからこその成功だと、私は考えてます。
 そうそう、ドラマのようになるわけありません。
 ドラマは、事前に用意されたシナリオがあり、演者たちも、それに呼応でして表現できる役者で固められているのですから。素人集団集めてという番組もあるそうですが、あれとて裏シナリオがあり、選考があります。アドリブ演出で、問題起こせば、いつの間にかロールアウトする者もいます。会社という組織では、それはほぼありえません。

 実際、上の者に従うというのが、上司と部下の円滑な理想構造なのでしょう。
 ところが、大手老舗ともなると、昔は部下が上司に対して議論ぶちまけという構図はみかけもしたそうです。
 議論というと、口喧嘩になってしまうので、私は好んでませんが、言える関係というのはよろしいと思います。
 しかし、視点はそういう関係図ではなく、若手や下の者が「課題意識を持っている」という点です。
 このような若手や下の社員に出会った事は、ほとんどありません。
 出会った事はありますが、そういう方は、年下でもリーダークラスになっており、こちらに遠慮して話しをしてくれる関係ですので、やはりどこか違うのでしょう。

 そして、それは企業体質にもよります。
 これは転職経験上からの自己判断になってしまいますが、そういう企業には、そういう人しかやはり集まらないものなのです。
 意識高い系がいいとは感じません。
 そういう人は、「自分が自分が」の「ジャイアン思考」でもあるので、迷惑でもあります。
 よく「廻りを巻き込む人」という採用内容を見受けられますが、あれもどういった人か、見ていて迷います。
 私には、ジャイアン思考の人にしか受け取れないからです。

 もうちょっと、一緒になって考えて、良い方向に検討できるチームで働きたいと常々思ってます。

 今日は、「がっかりだよ」の話しになってしまいました。
 天気もいいので、遊んできましょう!。

情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。