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仲間集めはバンドの如く(自分なりの経営組織思考) 3/3

前回の続き

 ギルドである以上、「メンバー」なのです。
 これが、フリーの集まりだらけですと、ギルドという集団理念は二の次であり、何か事が起きても、他のギルドに移ればいいという思考が働くため、帰属意識はありません。
 その為、私が考えているギルド的企業では、従来の企業のような「固めの集団意識」を念頭に入れてます。
 ですが、やはりそこにはボードメンバーなる能力値の高い、あるいは専門的な知識や経験を持った者が座っているという事には変わりません。
 そして、ギルド所属者は、一つのギルドに所属と言った鉄則になってしまうでしょう。やはりそこは協業者集団という認識もあれば、情報流出の防衛を考える必要もあるでしょう。ですが、ひじょうに高い人であれば、社内ベンチャーのようなフリー活動を認める事もできるはずです(フェアリーテイルのギルダーツのような)。

 もしかしたらですが、既存の企業に所属しつつ、ギルド的な要素を持つ組織に加入して働いている方は、相応にいらっしゃるのかもしれません。
 これは、実は可能なの事です。
 それは「取締役になれば、社員扱いではないので、就業規則に準じた会社生活を送る必要がない」からです。
 その為、取締役の方の中には、複数の企業を掛け持ちして、給与に関しても元々高い給与を複数社から頂く事をしている方もおります。

 しかし、私がここで書いているのは、普通の社員クラスにおいてです。
 もっと、労働者が自由に働けてもいいはずなのですが、あまりにも日本の企業は縛りが強い。その縛りにおいても、残業代無しで働かせている事が挙げられます(賞与がない分、派遣さんは残業代がもらえるという朝三暮四的な労働)。
 副業やギルド組織型であると、残業代という意識はなくなります。
 結果報酬ですので、社員はある種の経営者と同じです。
 社内(ギルド内)であらかじめ決められた報酬の仕事を請け負って、事を行うのですから、残業という概念はありません。ある意味、自分が請け負って、マージンだけ取って、別の者にやらせてもいいのです。

 社内でもある意味、月給が、その人の成果報酬でもあります。
 しかし、ずっと同じ仕事内容であれば、その報酬が自分の能力値というのは、はっきりとわかりますが、「今回の商談は、かなり骨を折った」という営業さんや、「今回のプロジェクトは、全く新しい言語やシステム内容だったので、覚えるのに一苦労でもあった」というエンジニアさんあたりなら、全く同じ業務内容にはなりません。
 結果、月給において残業代や成功賞与が無いとなると、それが能力値による報酬とは言えないのです。
 全く異なる業務なのに、常に同じ月給というのは、おかしくないか?。
 私自身は、「やらされている」という強い負の思考が常に働いていたので、ソフト会社での勤務を辞めました。
 そういった点も、給与や労働面で、問題を発する所以でもあるかと思います。

 もしかすると、ギルドという組織よりも農業生産者のような活動ができれば望ましいのかもしれません。
 ほぼ全て自分の責任と自然を相手にします。
 しかしながら、成果物は農協という団体が買い取ってくれますし、保険制度もあります。苗を貸してくれるケースもあります。また、自ら商売ができる時代にもなってます。
 この点は、他の職種と異なる職業だと思います。

 話が、途中から移り変わってしまいましたが、思いのたけをぶち当ててみました。

 あ、ちなみに、トップの絵、これまでの3回分で、段々大きくなっていっているのわかりました?。へたっぴ表現で申し訳ありません。。。。

情報提供や考え方、そしてこれまでの苦々しい経験での対価として、ありがたく頂戴致します。