銀座大石 2024.02
はじめに
大好きなレストラン、「銀座大石」に伺いました！
今回も盛り盛り頂きました(笑)
以前の訪問記はこちら↓
勝手に評価！
総合評価：4.6 凄く良い！
料理・味：4.6
サービス：4.5
雰囲気：4.6
コスパ：4.5
実際に食べたもの
銀座大石では基本的におまかせコースですが、1月2月はオプションで「トリュフとフォアグラのパイ包み」が追加できます。(もちろん、強制ではないようです！！)
アミューズ
形は同じ、でも中身は季節ごと異なるこちらのアミューズ。
板前寿司をオマージュし、ゲストへ直接手渡ししていただきます。
今回グジェール(チーズ風味のシュー生地)と合わせるのは、ホタテのタルタル、富山産ホタルイカ、卵黄のソースに、キャビア。
それぞれの風味や塩味はいい塩梅で、素材それぞれの良さを感じます。
前菜
ここから怒涛の前菜ラッシュです！(笑)
自然本来の優しい塩気と旨味と甘み。
それぞれが強すぎず弱すぎず、ひとつの品として完成していました。
ムチムチの平目。
そのままでも美味しいのですが、フレンチのテクニックで昇華させております。
ソースは甘みが主体なのに、爽やかでもったり感がない。
ソースだけでもおかわりしたいほどに、美味しかったです。
13時間煮込まれたすっぽんのスープはしっかり味。
ロワイヤル、柔らかく火入れされた人参や蕪は優しい味わいで、このコントラストに食欲が進みます。
苺とフォアグラの最中、鴨のパテアンクルート
大好きな八寸セット。
有難いことに最中以外は2人前にしてくださいました！！
中でも野菜のテリーヌが大好きで、こちらがあると特段嬉しくなります。
優しく甘い野菜もさながら、ヤングコーン周りのジュレのほろ苦さとコクがたまらないのです。
こちらも大好きなフォアグラ入り最中シリーズ。
今季は苺の組み合わせで。
苺のフレッシュさとフォアグラのコク、さらに砂糖掛けされたアーモンドの香ばしさと食感が最高にマッチしていました。
もはや、デザートです。
前回頂いたパスタが美味しかったので、今回も頂けて嬉しい！
もちもちと弾力のあるパスタ。
ソースは「エビ！！！魚介！！！」ではなくて、心地良く魚介の旨味と風味を感じられる仕上げに。
大石さんが仰っていた通り、一品単体で頂くにはパンチに欠けるかもしれませんが、冬の味覚たっぷり続くこの流れでは最高の塩梅です。
トリュフとフォアグラのパイ包み
フルサイズ：38,000円
1/2サイズ：19,000円
1/4サイズ：9,500円
たっぷりのフォアグラに分厚いトリュフ。
これは美味しさが確証しておりますが、特に印象的だったのはソースとパイ生地。
大石さんのパイ生地は驚く軽やかで、パイらしい香ばしさがありつつ口に残る感覚がない。
トリュフがふんだんに使われたソースも濃ゆいけれど、後味軽やかで濃ゆすぎない。最後までパンで拭って頂きました(笑)
前菜 続き
グランメゾンで供されるボンファム、というより懐かしさも感じるグラタン寄りの味わいに。
初めて拝見したときはびっくりしましたが、わざと焦がしているのだとか。
こちらを切り分けてご提供いただきます。
あんなに外は焦げ焦げだったのに、中はこんなにも綺麗な火入れ。
味に関しては大石さんが仰っていた通り、正直イベリコ豚のような破壊的な旨味のパンチには欠ける。
しかし、咀嚼するごとにじわじわと優しい甘みが口の中に広がります。
肉感がありつつショキショキ(？)と歯切れの良い赤身も好きだけれど、水のようにさらさらとした脂ののった脂身が特段美味しかった。
普通だったら、脂身をこんなにすいすい食べられないのに。
メイン
お口直し(写真を失念)の後は、お待ちかねのメイン。
まずはお肉。
和牛らしい脂の甘みは程よく、全くしつこくない。
そして、こんなに厚みでありながら、咀嚼を忘れてしまうほどに柔らかい。
デミグラスソースは小麦粉の代わりにくず粉を使っているらしく、のべーとしていなくて後味軽やか。
野菜がふんだんに使われているからか、角がなくてすごくまろやかで優しいコクを感じます。
正直、美味しすぎて追いソースが欲しかった！！！！
おかわりももらいました！！
締め
カメラを向けると、さらに満面の笑みを見せてくださいます！！
このシェフとの掛け合いができるのも楽しい。
とらふぐの骨でとった出汁で炊いたご飯。
何と贅沢なことに、こちらをさらに白子で和えます！！
しかしながら、この白子が芯の残ったお米をまろやかにコーティングして、言葉にならない美味しさでした。
ふぐって、白子って、こんなに美味しいのね。
ちなみにとらふぐの出汁も、追い掛けいただけます！
すると、さらさらと無くなります(笑)
大石さんの鉄板メニュー、バターや小麦粉を使わないカレー。
一口サイズから2人前、お米が間に合えばさらに頂くこともできるとか！
こちらのカレーはスパイスは控えめで、野菜の甘みがベース。
優しい美味しさでまだまだ食べられちゃいます！！
デザート
何ベースかは失念しましたが、優しくまろやかなコクと甘みのあるクレームダンジュ。
そこに瑞々しくシャキシャキとした林檎のアクセント、きりっとしたシャンパーニュゼリーが味に輪郭を持たせます。
表面のソースはキャラメルソース。
かけすぎでは…？と心配になりましたが、甘みよりもコクがベース。
寧ろ、このぐらいが丁度よい！
あくまで主役は林檎で、カスタードクリームも心地良い甘み。
タルトも軽やかで、いい意味でタルト感がない！(笑)
サービス
グランメゾンのギャルソンさんもびっくりなほどのホスピタリティだと思います！
前項目で若干触れましたが、自分が大食いであることをお覚えいただいたようで、大盛りやおかわりなどのお心遣いをいただきました！
また、オペレーションで大変な中、質問に快くご対応いただいたり、笑いをとってくださったり、今回も期待以上の楽しいひとときをいただきました。
お値段
おまかせコース、オプションのパイ包み(1/4サイズ)、サンペレグリノで45,000円/1名でした。
予想以上の出費でしたが、全くもって悔いなし！！！！！
まとめ
味良し、量良しは当たり前。
さらに、どうすればゲストが最後まで美味しくお食事を楽しめるのか、コースのバランスや食材選びまで熟考されているのだなと感じました。
とっても美味しかった！！
他の常連さんのように2か月に1回の頻度は難しいですが、今年こそは四季をコンプリートしたい！！(ということは、3か月に1回か…？汗)
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