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新しい働き方と、5つの思考順路を整理

こんにちは、“映画おばけ” です。

普段は、企業様の広告コミュニケーションや、
プロモーションを企画したり、
サポートするお仕事をさせて頂いてます。

今日は、コロナショック以降の「企業活動の変化」と、
それに伴う「働き方の変化(新しい働き方)」について

私なりに思うところを、
5つの思考順路で整理し、備忘録したいと思います。

①企業意識は、安全・リスクへの配慮へ

今回のコロナショック以降、あらゆる企業で「安全配慮義務」の意識が高まり、消毒、換気、検温、咳エチケット、ソーシャルディスタンスの確保がルール化されたり、会社として感染症の専門家へパイプを作るようになったり、爆速でセーフティマニュアルが徹底されてきてますね。「企業の危機意識」が、過去にないレベルで高まっています。


②企業意識は、資産・コスト配分の最適化へ

この危機意識のアップデートは当然、企業資産を守ることや、生産コストの見直しにも繋がります。

今後の飲食店でイートインと、テイクアウトがダブルスタンダードになるように、今回のコロナショックであらゆる企業が「一毛作では危ない」事業とリスクを分散させないと企業活動を継続維持できない」と、気づいたはずです。

また、コスト配分についても、オフィス、人材、ツール、経費、移動等、無駄なもの・そうじゃないものの整理が、よりシビアに、解像度高く見直され、最適化が図られていきます。


③デジタル〜フィジカルのサービス「価値」見直し、その再編を促すDX

この見直し・点検・最適化は、あらゆる商材の「サービス価値」にもメスを入れます。

例えば、フィジカルな“体験”に付帯してきた「サービス料」や「会食・交際・接待費」といった概念は、デジタルサービス上で見合わなかったり、目減りしたり、代替不可能だったりすることに、世の中段々と気がついてきてます。

これは田端さんの動画がわかり易く、納得度も高いのでご覧ください。

この動画で田端さんの言及している高級店のテイクアウトの話はほんの一例ですが、あちこちで起きる価値の見直しは、挙げれば数え切れません。

コロナショック後、3密が発生する「都市」の価値が相対的に下がり、DXで東京一局集中から地方分散化へ(開疎化)の道が開かれたり。

EC・動画サービスの価値は向上し、そこに紐づく動画制作環境として、ユーチューバー的ミニマムスタッフの自宅撮りの価値が向上するなど。

コロナショック以降の経済社会にフィットした「価値」の再編が、DXというテクノロジーによって、否応無しに爆速で進められていきます。


④働き方は、リモートスタンダードと「ジョブ型」へ

"どこでも働ける”を可能にするDXが、私たちの「働き方」も再編します。

リモートはスタンダードとなり、同時にマイクロマネジメントが難しくなる企業やマネージャー側は「成果主義や成果評価」を軸とした「ジョブ型」の働き方を徹底させることと、それができる人材獲得に最適化していかなければ、企業活動が維持できなくなります。

対して働き手の側は、「セルフマネジメント意識」と「在宅勤務環境」をアップデートしていくことが求められます。

当然、これまで通りを望む「現状維持バイアス」を働かせる人間も大勢出てきて、新しい価値観との引っ張り合いも生じると思いますが…

只コロナショック後のリスクが顕在化した社会において、これまでの働き方はあまりに相性悪すぎるので、ウィルスという自然外圧によって、旧式の価値観は淘汰され、今の社会環境を大幅にアップデートさせることになりそうです。

流石に今回は現状維持以上に、変わらなきゃ、という力の方が強そうな気がします。


⑤働き方は、個人の時代へ

②④も踏まえ、労働市場に「成果主義や成果評価」を軸とした「ジョブ型」の価値観が次第に浸透することを考えれば、「終身雇用型」から「副業兼業型」へ、企業間で人材の流動がいよいよ活発化しそうです。

また、コロナショックによりアップデートされた新しい社会では、これまでのリアル空間の対話以上に、デジタル空間上の対話量が圧倒的に増えると予想されます。

その環境下では、明らかにデジタル空間上に自分という人間をデータベース化(見える化)しておいて、そこにアクセスさせられる人の方が、自分のデータベースを持たない人より明らかに有利です。

より標準搭載されたスキルとして、個人的な発信力(セルフブランディング能力)や、その源泉にある個人としてのイシュー(論点、課題、問題意識)が問われてくることを、コロナショック以降、ひしひしと感じています。

余談ですが、編集者の箕輪さん曰く、そうしたWith コロナ、Afterコロナ時代にあって求められるビジネスパーソンは2種類。

企画を作り、その企画の運用にマッチしたメンバーを人脈人望で集め、起案内容を一気通貫して遂行へ導く「プロデューサー(呼ぶ人)」と、それを形にしていける「手に職あるプロフェッショナル(呼ばれる人)」とのこと。

「もともとビジネスってそうゆうもの」という気がしなくもありませんが、アップデートされた社会では、会社という枠が薄まることで、より一層無駄な登場人物は廃され、この呼ぶ・呼ばれる関係へ、ビジネスパーソンの関係がシンプルになるイメージでしょうか。

自分自身の「イシュー」の見直しとともに、スキルや経験の棚卸し、人間関係のポートフォリオ見直しは、意識的にやってかないとですね。時代や環境に合わせて、自分自身をアップデートしなければ。


危機意識とともに、本日はここまで。

嗚呼、映画館で映画を観たい。


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