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読書記録「検事の死命」

〜今日の1冊〜

今日は柚月裕子さんの作品を紹介したいと思います。

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。

Amazonより

〜読後の感想〜

佐方貞人シリーズの第3弾です。
前作の佐方の父親の話を読んでいたから物語に入り込みやすかったです。
単発でも面白い作品ですが、是非シリーズ最初から読んでみてほしいです。
特に今作の「死命を賭ける」、「死命を決する」は素晴らしい作品で、「正義感の塊」である佐方貞人が覚悟を持って事件に挑んでいきます。
しかし、彼の中にあるのは公判の勝ち負けではなく、純粋に「真実」を求めるがゆえの行動。
話の最後までどんな結末になるかハラハラドキドキ…まさに手に汗握る展開でした。


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