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仙台市で異文化交流イベントを企画。

こんばんは。

タイトルにある通り、現在は大学院での調査研究に加えて異文化交流イベントの企画をしています。今回の記事では、企画に至った経緯やその目的、内容などについて綴っていきます。

【企画に至った経緯・そこにかける思い】

これまでの記事でも述べてきましたが、私は青年海外協力隊として2年間、中東にあるヨルダンという国で活動してきました。

以下のマガジンでは、職場での活動内容ではありませんが、個人的に訪れていたパレスチナ難民キャンプでの知見をルポルタージュという形で綴っていますので、興味がありましたらご覧ください。
当マガジン以外でも、ヨルダン関連の記事は掲載しておりますので、そちらも読んでいただければ幸いです。

2018年6月に赴任し、本来であれば2020年の6月に任期を終える予定でしたが、パンデミックの影響から2020年2月に緊急帰国を余儀なくされました。
ヨルダンで約2年間過ごしていたわけですが、派遣の前段階から、現地で得られる知見を「良い思い出だった」「日本ではできない経験だった」のような形で留めておきたくはないと思っており、どうすれば日本にいながらも国際協力・社会貢献に携わることが出来るかを常々考えていました。

パンデミックという緊急事態によって、世界中の国々から私を含む全隊員が帰国してきたなかで、他の隊員からは「なかなか気持ちの切り替えができない」という旨の話をよく耳にしていました。
しかし、自分としては「緊急帰国」を事務所スタッフから告げられた瞬間にその場で受け入れ、次の道を考えていました。ドライと言われればそれは否定できませんが、このやむを得ない状況を目の前にして自分が出来ることなど限られているという思いから、そのような考えに至ったのだと思います。

さて、立場上「青年海外協力隊」として現地に滞在し活動してきたわけですが、これは同時に「外国人」「移民」という立場を経験したことになります。
現地での滞在中は、日本にいては到底味わえないようなお話を聞いたり経験をしたり、一方で時には不快な思いをすることもありました。そして、このようなヨルダンで得た知見というのは、翻って日本に滞在している多様なバックグラウンドを抱えた外国人について考える契機となりました。
私達が普段生活しているなかで外国人と接する機会といえば、せいぜいコンビニや飲食店で店員と客としての瞬間的なやり取り程度ではないでしょうか。

私達と同じ地域で生活を営んでいる外国人はどこの出身で、なぜ日本に来て、何の仕事をしていて、普段どのようなものを食べていているのか?

おそらく私を含めて大多数の人が知り得ていないか、あるいは関心すら持っていないかもしれません。

細かくは他にもありますが、大きくはこうした背景や疑問から今回の企画はスタートしました。思うに、国際協力や国際貢献は多様な含意があり、活動内容も多岐にわたると思いますが、今私が日本にいて、大学院生として調査研究に携わるなかで出来る活動がこれ、というわけです(毎日が忙殺状態につき)。

幸いにも、日本での滞在歴が長く、かつそのなかで紆余曲折を経ながらも現在はバングラデシュ料理店を仙台市内で営んでいる非常にアグレッシブなオーナーさんと繋がる機会を持ち、お互いの協力のもとで来月の開催に向けて動いている段階です。

開催に携わる立場ではありますが、私自身もこのような企画を通じてどのようなストーリーが聞けるのか楽しみです。もちろん、今回きりで終わるものではなく、今後もこのような機会を設けていきたいと考えています。

開催の目的と内容については

追って報告させていただきます


余談となりますが、間もなく2021年も終わりを迎え、新たな年が訪れます。

来年には30歳を迎えますが、決して落ち着くことはせず、未だ自分の知らない世界に飛び込んでいく姿勢はいつまでも持ち続けたいと思っています。
挑戦という言葉はあまり使いたくありませんが、そういった新たな試みをするなかで、結果として誰か一人でもポジティブな感情を抱いてもらえるようなことがあれば本望です。

今年も残り数日、月並みな表現ではありますが、毎日を全力で楽しみます。

よろしければサポートお願い致します。今後記事を書くにあたっての活動費(書籍)とさせていただきます。