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宝物という言葉

本当に大切にしているものには「宝物」という言葉をつけたがるのが私の癖。
こどもって「なんでそれ?」てものを大切に大切にもってるじゃないですか、その感覚でめっちゃ大切にしてるもの。

(私は子どもの頃バナナの皮を隠して集めて母を困らせたことがあります。)

大人になった今の宝物はもっぱら本ですね。
何十分、何時間、ときには何日と悩みに悩んだ末の1、2冊。

チェーン店じゃない古書店で、色んな時代を生きてきた紙を手で触ってみたり、ヨーロッパの歴史の本やドイツ文学の本を読んだり、哲学や宗教の本・また日本画や落語の本を眺めている時間が私にとっての「宝物」。
この時間の中にいる時だけは心が本当の意味で満たされる。
やっと呼吸ができる。そんなかんじ。

でもやっぱり日本の近代文学はいいです。
明治時代あたりなんてたまらなく好きです。

次来た時はこの2冊が欲しくて思わず静かに撮りました。

最近は仕事で理不尽に怒られてばかりだけど、良い1冊に出会えるともう全てが吹っ飛びます。

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