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鉄道模型フェスティバル2022で8000系のヘッドマークを見てきました

去る7月27日(水)から8月8日(月)にかけ、阪急百貨店は阪急うめだ本店にて実施されていた鉄道模型フェスティバル2022。イベント名の通り、いわゆるNゲージやHOゲージといったスケールのジオラマや、新作モデルの試作品発表、プラレーラー 松岡純正氏による阪急線を再現したプラレールレイアウトの展示といったものがメインの鉄道模型にフォーカスを充てたイベントです。

阪急電鉄がメインとなって実施されるイベントである関係上、鉄道模型のみならず、阪急が所蔵している各種資料なども展示されることがあるのですが、今回私が見に行ったのは、そう。

8000系のヘッドマークです。

阪急の8000系というと、1988年に登場した車両であり、外観デザインをそれまでの7000系から一新し、走行機器も当時新技術であったVVVFインバーター制御方式を採用した21世紀を見据えた電車として華々しくデビューしました。
それから約30年が経過した2019年。8000系のデビュー30周年を記念し、登場時、標識灯の上部に装備されていた銀の飾り帯を復刻するイベントがスタートします。当初は神戸線で運用されている8000×8Rのみを対象とし、イベントの期間も絞られたものでした。この銀帯復刻イベントがファンから大変好評だったことから、後に対象を宝塚線の8004×8R、京都線の8300×8Rにも拡大し、Classic8000/8300と称した一大イベントとなり、その期間中は様々なヘッドマークを掲出して運行されていました。

1988年の8000系デビュー時に掲出されたヘッドマーク
2019年5月よりClassic8000イベントの一環で掲出されたヘッドマーク

2019年5月、神宝線の8000系および京都線の8300系へ再び銀帯が掲げられたときに梅田方へ掲出されたヘッドマークは、言うまでもなくデビュー当時に使用された記念マークのセルフパロディであり、往時の雰囲気を演出するには十二分すぎるものでした。

左が1988年のデビューマーク
右が2019年の30周年記念マーク

2019年5月のClassic8000始動時に掲出されたヘッドマークは、梅田方は先述の通り「阪急の仲間になって30年」のマークが掲げられましたが、神戸/宝塚/京都方には異なるデザインのマークが使用されました。

神戸/宝塚/京都方に掲出されたヘッドマーク

今回はClassic8000/8300始動時に掲出されたマークのほか、2020年9月末から11月初旬まで掲出されたヘッドマークも展示されていました。

このヘッドマークは車内へのアルミ製記念プレート掲出開始と同じくして掲げられたものです。

車内に掲出されたアルミプレート
(同時期に記念グッズとして販売されたレプリカ品)

模型関係で特に感銘を受けた展示がこちら。

歴代の8000系先頭車を並べた展示です。

中央に置いてある見慣れないデザインの車両は8000系のデザイン案(没案)を立体化したものです。現在、神戸線で運行中の8000×8R(↓)に施されたMemorial8000の元ネタになったと言われており、現実を越えて、こうして顔を並べた姿を見ることができるというのは胸が熱くなります。

今年も良いものを見させていただきました。

使用機材
FUJIFILM X-T3
+ XF16-80mmF4 R OIS WR

撮影日
2022年7月29日
※Instagramのポストを除く

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