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図&ストーリーでわかる会計||社長が決算書を読むための超基礎知識||「商品在庫がある場合(2年目)」

 難解な決算書をシンプルに理解するための記事です。 決算書は様々な会計取引が統合されたものです。そのため、ひとつひとつの取引を理解しないといけません。 このシリーズでは、シンプルに少ない取引の動きだけをとりあげ、決算書の動きを理解できるようにしました。

①M君の事業は2年目に突入しました。
②商品を売って稼ぐために、さらに仕入を200円しました。
③ついに商品300円分が600円で売れました(売上高600円)。
④2年目は、売れ残りとして100円の商品が残りました。

※1年目の動きを記載した記事はこちらです。

コメント 2020-01-05 112809

①M君の事業は1年目を終え、2年目に突入しました。 2年目の最初の貸借対照表は、1年目の最後と同じ状態です。
 損益計算書は、2年目の取引開始前なので動きはない状態です。

②M君は2年目も商品を売って稼ぐために、仕入を200円し、1年目の商品200円とともにお店に並べました。
 貸借対照表では、現金が200円減って600円となりました。
 損益計算書では、仕入れをしたことにより仕入200円の原価が計上されました。売上高はまだないため、この仕入の分だけ当期純利益がマイナスとなりました(△200円)。
 そして、この損益計算書の当期純利益のマイナスは貸借対照表の利益剰余金のマイナスとして計上されます。

③M君の努力の甲斐があって、ついに商品300円分が600円で売れました(売上高600円)。
 貸借対照表では、売上げの現金600円が増えて1,200円になりました。
 損益計算書では、売上高600円が計上されました。この計上により当期純利益は400円となりました。
 そして、この損益計算書の当期純利益は貸借対照表の利益剰余金に計上されます。

④2年目は、売れ残りとして100円の商品が残りました。
 売れ残った商品は、2年目の原価にならないので3年目へ商品在庫として持ち越しになります。ここで、1年目から持ち越した商品(期首棚卸高)と2年目に仕入れた商品(仕入)と3年目へ持ち越す商品(期末棚卸高)を加減算していきます。(期首棚卸高+仕入-期末棚卸高)
 貸借対照表では、2年目の持ち越しとなった商品が100円だけが計上されました。
 損益計算書では、1年目から持ち越した商品が期首棚卸高(原価)として計上されました。次に2年目の持ち越しとなった商品が100円期末棚卸高(原価のマイナス)としてあらたに計上されました。これにより、原価が300円になり、当期純利益は300円(売上高600円-原価300円)となりました。
 そして、当期純利益が300円になったことにより、利益剰余金も300円になりました。

※1年目の動きを記載した記事はこちらです。

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