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読書の秋📚宗教って

 こんな本を読んでます。ボクも、いわゆる宗教音痴だ。しかし、思い切って宗教を知ろう思った。科学偏重の世の中と言えども、世界的にも宗教を信じる方が多い。また、ノーベル賞を受賞する超一流の科学者でも教会に通う。勢い、マザーテレサなどの信仰は世界中に影響を与えている。となれば、これからも多くの方々へ有益な思想と平に思えるようになった。
 現代の資本主義者は、プロテスタントの敬虔な信仰から始まったと20世紀の偉大な社会学Mウェバーが説いた(プロテスタントの標本に意義ありの説もあるが...)。当時のカトリックは世俗内的禁欲であり金儲けは悪であった。それに対してプロテスタントは世俗外的禁欲であった。つまり、真面目に働いた金儲けを良しとした。ルターやカルビンなどの宗教革命に負う。そして、イギリスの産業革命などと結びつき、資本主義は大いに発展した。
 ただし、そこから生まれたマルクスなどが唱える階級社会は別の場で考察することにする。
つまり、信者内だけの共同体意識の保持だけでなく、社会に大きな良い役割も果たしていることは否めない。そこを真摯に理解の必要性を感じる。
 そうしたこともあり、この秋は宗教ということを知りたいと思った。そこで、この著書を読むことにした。

 ほぼ、読み終わる。非常に平易である。それぞれの宗教を神・開祖・経典・社会背景などを説明する。どの宗教が良いかは書いていない。さらに、類似点や相違点を明確に示している。
 ボクはユダヤ教とキリスト教とイスラム教を大雑把に括って理解した。ビンドゥー教と仏教も一括りで理解した。そして、日本にキリスト教や東洋(仏教や儒教など)の伝来と定着までを理解した。いよいよ、最後の「現代宗教に何ができるか?」を読む。
 宗教の起こりは、貧困層や弱者の多くの集団で広がったようだ。しかし今、宗教をかざした戦も耐えない。さらに、代理戦争や軍事産業などのキーワードまで連なる。一方、信じることが西洋医学に変わるホスピスとなっているのも事実だ、
 本書の感情移入の少ない科学的宗教論を熟読して、自分の頭の中に宗教の基礎的な概念を整理整頓をする。

かわせみ💎

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