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大切な日、結婚記念日💍

 結婚記念日は、家内よりもボクの方が大切にしていると思う。なぜなら、すべてはボクの一目惚れから始まったことだから...。

 ボクは家内を高校三年生の時に知った。友達が、グループ交際をするとのことで、員数合わせに頼まれた。来た女の子は、地元の優秀な女子校生だった。中でも、家内は輝いていた。可愛かった。意外に、今もその面影がある。(1978.10.1)
 3週間後に、モーレツなアタックで彼女にした。当時、親友を部活動の合宿中に無くして空虚な自分であった。また、初恋の子とも別れ女性への興味を無くしていた。しかし、家内を見てこの子を自分の物にしたいと思った。
 当時のボクはヤンキー。彼女はお嬢様。「愛と誠」のような関係であった。彼女は校内でトップクラスの学力で、都内の有名短大に推薦入学が決まっていた。ボクは深夜ラジオばかり聴き、学校では下位をキープしていた。一浪して、駅弁大学へ。
 社会に出ても、家内は女子エリートだった。ボクは名もない会社に勤めた。それでも、なんとか結婚までにこぎつけた。(1985.6.2)

 新婚旅行から帰ると貯金は50万円しかなかった。それでも、二人で共通の目標を立てた。
①こどもは二人。大学まで出す。
②家を建て、ローンは定年までに済ます。
③健康でいよう。
 結婚して間なしに、ある事情から自営業(魚屋)を起こした。10年後には福利厚生を考え、最後のチャンスと思い地元の会社に。今は、定年し契約社員として健康で休まず勤めている。
 一応、目標をクリアした。二人の息子達は大学を出て、希望の仕事をしている。家は土地を買い、満足できる家を建てた。内助の功にて、すべての目標を成せた。
 結婚して、今日で39年目だ。今日は仕事だか、式あげた箱根宮之下冨士屋ホテル(サムネイル)の前を通る。39年、家を出る時は送り出してくれる。決まって、「ハンカチは、忘れ物はない」と言われる。今日も言われた。あえてケーキなどは買って帰る予定はない。むしろ、今夜の夕飯を楽しみに家を出た。
 来年は、40周年となる。新婚旅行でパリに寄りながら、ベルサイユ宮殿やルーブル博物館へ行かなかった。その頃、ロワールの古城が大流行でそちらを選んだ。そんなわけで、ルーブル・オルセー・オランジュリー美術館とベルサイユ宮殿に行くことにした。出来ればエッフェル塔へも行きたい。

 けっして、長生きをしようとは思ってはいない。ただ健康で働けるうちに家内と終活旅行を楽しみたい。ロンドン、スコットランド、クロアチア、バチカン、タージマハルも共通の希望だ。


かわせみ💎

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