好きでいること。楽しむこと。

スポーツに仕事に趣味と。興味が湧いて好きになって始めたことはいくつかある。でもいつしか嫌いになったり、それが原因で何もかもが嫌になったり。好きでいることや楽しむことは以外と難しかったりする。

KRAZYBEE

KRAZYBEEとは、2018年に亡くなられた山本KID徳郁さんがやっていたジム。そこにはキッズレスリングのクラスがある。そこでの教え方は「絶対に怒らない」ということ。スポーツをやったことがある人ならわかると思いますが、小~高にかけてなんて怒られることがほとんどです。ただKIDは絶対に怒らない。生徒たちに技術的にどうすれば上手くなるか?をきちんと理由を説明し教える。「怒ってレスリングが嫌いになっちゃったら終わりだよ」がKIDのキッズクラスのコーチへの教えだそう。

私もそうなのですが、基本的に怒らない。なぜそうなるのか?なぜそうなったのかを理論立てて説明する。
そして私も岡山で一緒に働いてたアルバイトスタッフに飲食業の楽しさを知ってほしかったというのがあるかもしれません。結果としては伝わらなかったのがカッコ悪いですが、私が楽しさを教えられたように私も楽しさを教えたかったんだと思います。

サッカーに教わったこと

私は6歳からサッカーを始め中学はクラブチームや県トレなどでサッカーに明け暮れていました。中学時代のクラブチームは岡山県では上位のチームで練習もかなりハードでしたが、走りや筋トレなどはいつも一番をキープして取り組んでいました。それでもサッカーは好きで本気で戦うことの楽しさを感じていました。
そして高校はそのままサッカーで入学。(いや、サッカーで行くしかなかった笑)

入学した高校では、入学当初から最後までずっと監督コーチと考えや意見の違いで揉め事ばかり。自分の代の公式戦にはほとんど出してもらえず、3年生最後の選手権大会の予選が始まる1ヶ月前に退部。
まさか自分がサッカーをやめるなんて考えたこともなかった。辞めた当初は清々したけど、悔いは多少なりとも時間とともに出てきた。
そこで初めて好きが嫌いになり楽しさも無くなり遂には辞めた。大学は少しやったけど、もう何年もボールは蹴ってない。

監督やコーチも本気で指導はしていたと思う。でも私の代は26人でスタートし最後に残ったのは11人。半分以上が次々に辞めていった。
誰かと何かをやる以上、他者の要因は必ず出てくる。特に上に立つ人間の要素は大きく関わる。好きや楽しいという純粋な思いは環境や組織によってある程度左右されるし、なかなか1人では作れないのだと思う。

好きで楽しくてなにが悪い

今の仕事は紛れもなく好きで楽しくて始めた。もちろん甘い世界じゃないことも理解してる。中には楽しくやる必要なんてないって言う人もいたりすると思う。それはその人の考えでもちろんいいですし、同じ考えを持つスタッフが一緒に働けばそれでいいんだと思います。口では楽しくって言っても実際に行動が伴わかったりする人もいますが、それはその人の本音が行動に出てるだけなんだと思います。

ただ、私は高校サッカー時代の経験から好きで始めたものを好きでいたいだけ。楽しいことを楽しみたいだけ。そしてそれが何より長い時間を過ごす仕事でも人生でも大切だと思っています。
もちろん仕事はお金をもらう以上本気でやる。当たり前のことだ。ただその中に好きや楽しさがあればいいんです。そして一緒に働くスタッフが楽しく笑顔で働いてほしいだけ。毎日仕事をするのが楽しみなぐらいに。そういう場所や環境作りを念頭においておく。ただ歳を重ね上に立っただけじゃできない。自分もまだまだこれからどうなるかなー。
好きや楽しいって簡単そうで以外と難しいですね。
当たり前のようで当たり前じゃない。簡単そうで簡単じゃないね。

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