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たぶんPTSDだと思うので

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車の中

最近、仕事に行くときは、車の鍵を鞄に入れる。別に車で会社に行くわけではない。毎日、コロナ禍でと満員と電車に揺られている。鍵も持って出る理由、お守りみたいなもの。何もない時にも家にそのまま帰られなくなってきた。まずは車に逃げ込んで、家族の状況をLINEで聞いて、いつも通りなら立体駐車場に車を入れて帰宅する。LINEの返信がないときは、車の中から家の明かりがチラチラ視界に入りながら、iPhoneを触っ

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4.どこに行っていいか分からない。

 今日も最寄駅に着いた。駅のベンチに少しの間座る。「どこに行ったらいいんだろう?」。「家だろう」っと突っ込みたくなる気持ちも分かるが、帰れないんです。家族の状況が分からないから怖い。誰かが落ち込んでいたら、どうしていいか分からず、震えて涙がでる。だから、帰れない。

 僕だけだろうか。noteに書かないと不安な感情に潰されそう。だから、駅の周りを歩きながら書いている。最近は、慣れたもので画面を見な

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3.涙がでます。

「気にしたらあかんで」「それぐらい大丈夫」自分を思っていってくれる言葉が、結構しんどい。今日は子どもの模擬試験だ。昨日からドキドキしている。試験ができなくて「おわった」、「やっても無駄やった」そんな言葉が聞こえたら「ごめん」、悪くないから謝らなくていいよといれても、かってに脳がそう思っちゃう。今までは当日にドキドキしていたのが、最近は前日からドキドキしてしまう。

みんな出かけてひとりになった。今

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2.休みなのに家をでました。

いつもどうりに家を出ます。今日は休みなのに、なんでだろう。家にいたら朝のいそいでいる家族を見ているとドキドキするから。「遅れる〜」「ノートどこ?」ひとりごとのように聴こえてくる声が、全部自分のせいに思えて一つひとつ「ごめん」「ごめん」「ごめん」。「ごめん」をいうごとに手が震え出す。

だから自分の家なのに、身体が疲れていても、いつもどうり家をでます。大きな音、声が聞こえると「ごめん」と「どきどき」

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1.帰れなくなってしまいました。

コロナ自粛で在宅勤務が多く、もちろん子どもはオンライン授業。そんな中、あることを見てからPTSDになったかもしれないと1年間思ってきた。

仕事は楽しく、帰宅時間になると帰りたいけど帰れないというより、怖い。飲みにもいけないし、20時になったらスタバも閉まるし行くところがない。今までは、公園のベンチで少しコーヒーを飲んで「よし」と思って帰路に立つ。

でも、とうとう今日は公園のベンチに座り立てない

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