異文化コミュニケーションって・・・?
日本語教師は、いろいろな国の学習者と関わり
常に異文化コミュニケーションをしています。
でも、お恥ずかしながら、
時に、勘違い、思い込み、偏見を持っていることに、
気づくことがあります。
それに、学習者の不可思議な行動を見たとき、
え?どうして~?!と、
頭の中が、クエスチョンだらけになることもあります。
(もちろん、私が理解できないだけで、
本人にとっては、理由があるはずです)
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そんな私が、
異文化理解について、深く考えるための研究テーマとして
一番いいのではないかと思ったのが
”国際結婚”です。
日本語教師は、
学習者と 四六時中 一緒にいるわけではないので
気分転換も可能です。
でも、国際結婚は、朝から晩まで365日、
異文化衝突が起きても 逃げ場のない
人生をかけた
究極の異文化コミュニケーションの場です。
私の知り合いにも
国際結婚をした人たちがいます。
うまくいっている場合もあるし、
残念ながら、そうでない場合もあります。
ですから、国際結婚したご夫婦から
異文化理解の扉を 開けるための 重要なカギとなることが
学べるのではないかと思いました。
そして、その ご家族の孫まで三世代に
引き継がれる文化や言語についても
調べてみたいと思いました。
インタビューしてみて思ったのは、
みんな違う、ということです。
・・・当たり前と言えば 当たり前なんですが(´・ω・`)
”国際結婚”と言っても、
それぞれ 国籍も違うし、住む国によっても違うし、
また、聞くタイミングによっても、変わるでしょう。
十組十色、全く違います。
ですから
「異文化理解とは〇〇である」と、簡単には言えないし、
とても、一般化できないなあ、と思いました。
それに
日本人同士の結婚であっても、地域差があり、
また、家族ごとに違う習慣もあり、それも異文化です。
究極は「自分以外は異文化」なんですよね。
・・・ま、それを言ったら 元も子もないのですが( ゚Д゚)
日本語教師として
特に、興味深かったのは、
国際結婚ご夫婦のお子さんの
言語習得で苦労したことと、アイデンティティ―の葛藤です。
(これについては、いつか、あらためて書きたいと思います)
私が訊いたことは、
ある一つの事例にすぎないかもしれませんが、
異文化理解
異文化コミュニケーション
マイノリティとマジョリティー
多文化共生
いろいろなことに つながる要素を含んでいると思います。
そして、これから
”コミュニケーション"という観点からも、
見直すつもりです。
コミュニケーションにも、いろいろなパターンがあります。
①伝えたメッセージが伝わる場合
②伝えたメッセージが伝わらない場合
③伝えるつもりがないのに、何かが伝わる場合
出発点は「異文化理解」でしたが、
それに必要不可欠な
”コミュニケーション”というものを
改めて 考え直すきっかけになりそうです。
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(=^・^=)ちなみに・・・
今日のイラストは
”ミス・コミュニケーション”が テーマです。
一緒にいても、違うことを考えていることがある。
☆クリエーターのサキザキ ナリさんのご説明:
「ネコでパンをこねる」ということわざのイラスト。
意味は「互いに勘違いしたまま物事を進めること。
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