《GAFA・外資コンサル複数内定》グループディスカッションで無双するために-入門編-



はじめに

グループディスカッション(後述ではGDと呼ばせてください)に対して苦手意識を抱く学生は多いのではないでしょうか? しかし、GDは難関企業を受ける貴方達にとって避けることができない難関であります。筆者は数多くのGDを経験していますが、幾多のGD選考において落ちたことはなく、外資コンサルや日系コンサル、GAFAに複数内定しています。
そのため、皆さんに少しでも自身のGDノウハウを共有し、是非とも悔いなく就職活動を終えてほしいと考えております。
GDは、形式ごとに具体的なディスカッションの進め方は異なりますが、共通して意識すべきポイントは存在します。本稿では、全てのGDにおいて大切な考え方他の学生から抜きん出るためのテクニックを紹介したいと思います。
先に述べておきますが、この手法はあくまで私というアイデンティティの上で機能したGD突破法であり、読者様全員に有効だとは考えておりません。しかし、GDに自信のない方々にとって、懐に入れておくと少しでも安心するような、励みになるような情報を提供したいと考え、本記事を書いております。
それでも、この記事を読んであげてもいいという器量の大きい優しいお方のみ、本記事をご購入ください。是非ともお手柔らかによろしくお願いいたします。

ファシリテーターやタイムキーパーに立候補する必要はない

そもそもディスカッションとは【参加者が自由に意見を共有し課題解決を行うこと】です。ここにおいて重要なことは、大きく2つです。①全てのメンバーから意見を共有してもらうこと②課題解決に向けて効率的で抜かりのない話し合いをすることです。
そうすると、グループにおいて最も重要な存在とはどのような人物でしょうか?自分の役割に必死で、メンバーの意見を満遍なく汲み取ることができないファシリテーターではなく、時間配分にこだわり自分の意見を発信することを疎かにするタイムキーパーでもないのです。それは、面接官が意識していないモブキャラとして存在し、GD最中に突如として頭角を現し、誰よりもメンバーの意見を拾い上げ、GDを効率的かつ抜かりなく進める存在です。
そんな神的存在になれる訳ないだろとお考えになった読者様もいらっしゃると思います。しかし、後述する意識すべきポイントを抑えてGDの数をこなし場慣れすることで、誰でもこの役割に寄せることは可能だと考えるのです。

役割を担うことはリスクになりうる

ファシリテーターやタイムキーパー、書記といった役割を主体的に立候補するということは、採用官にその分相応の「ある程度の期待」を抱かれるということです。つまり、貴方がナイスなことをした場合は「ふーん?良いね」であり、貴方がヘマをした場合は「なんや、期待外れか」です。もちろん、採用官は学生のGDにそこまでのクオリティを期待していないことは大前提として、グループ内である役割を立候補した以上、数多のGDを見てきた採用官の「相場」は超えなければ貴方は評価されないのです。
かつ、先にも述べましたが、GDの本来の目的は【参加者が自由に意見を共有し課題解決を行うこと】です。ファシリテーターやタイムキーパーなどの特定の役割を持つことで、これらの役割を果たすことに集中しすぎてしまいGDの本来の目的から逸脱した発言や行動をしてしまう可能性が高まると考えております。例えば、ファシリテーターであれば、ディスカッションを前へ前へと進めたいがばかりにメンバーの意見を満遍なく汲み取ることができなくなってしまうこと、書記であれば、メンバーの意見をドキュメントに上手くまとめることに集中してしまい自分のアイデアを発信しにくくなることなどが容易に考えられます。せっかくメンバー内での存在感をアピールできても、自身の実力や魅力が採用官に伝わらなければ本末転倒なのです。
私は、GDにおいて役割を持ったことはありません。数多の難関企業(金融系、コンサル系など)のGD選考に参加しましたが、GDで落ちたことはありません。あくまで私の統計を基にした個人的な意見にはなりますが、GDにおいて役割を担うことはさほど重要ではないです。
所詮は個人勝負のGDにおいて己の実力を発揮することができずに終わってしまうのはもったいないです。皆さんには、後述で紹介する【GDおけるTips】(既知の場合はごめんなさい)を是非学んでいただき、GDでの基本的な振る舞いは当然の如くこなし、ご自身の個性や魅力を大いに発揮していただきたいと思います。

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