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2022年1月の記事一覧

わたし、あなた、よわさ vulnerability

「みんなで舞台に立とう」の取材に行ったときのことを思い出す。

こうすべき、ではなくて、自然とそうであること。いやなことはいやであり、恥ずかしいときは恥ずかしいのであり、楽しいときは楽しいと表現すること。それを隠して、よく振る舞うことが「社会的である、社会性がある」と見なされる世の中。おそらく、そうではないこと…感情がそのまま表出してくることは、Vulnerableだ(ここではそれを"よわさ"と呼

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顔の見えない強者たち―想像力を〈強者〉に広げてゆくために

顔の見えない強者たち―想像力を〈強者〉に広げてゆくために

私たちはいろいろな違いがある。それぞれの違いに想像力を持とう。弱さに寄り添おう。ひとりひとり違う苦しみを抱えて生きている。

と、私たちは言う。その裏に、こんな一文が隠されているような気がする。

「ただし、弱い側の人たちに限る。」

「ほとんどない」ことにされてきた「強者」一番最初にこのことを思ったのは、小川たまかさんの「「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。」を読んだときだった

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