2023年6月4日の日記

　梅雨の幕開けのような金曜日の豪雨とは打って変わって、今週末の天気は誰もが認める快晴っぷりだった。こう気持ち良い気候だと、やはりコーヒーが飲みたくなるってもんだ。

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　喫茶店に入った。ツインテールのチャキチャキした女性店主が切り盛りしている。常連らしき女性と、深夜ラジオ顔負けのキレキレトークを繰り広げている。
　関西人の会話ってのは本当にそのままラジオにしても問題ないくらい、よくできたものだと思う。野菜みたいに言うと、"素材の味"がしっかりしている。関東の人にはよく鬱陶しがられるが、確かに関西人同士の会話は、ボケとツッコミが明確で、オチもしっかり用意されている。誰かに聞かせる訳でも無くとも、聞き物として成立していると思う。

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　そんなことを言っている間に、テレビから競馬番組が始まる音が聞こえた。私は競馬に興味が無いのでひとり本を読んでいると、いつの間にか店内のお客全員(4人)と店主が競馬の予想を始めて熱中していた。
　端の席で静かにしていた私は完全に蚊帳の外である。それ自体は別にいい。この実家のような感じが、私は喫茶店の醍醐味だと思っているから。

　ソングラインという馬が1着だった。駆け抜けるソングライン。ふと、私も何か書こうと思ってこの日記を記した。