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This is the farm work!!!!

こんにちは、オーストラリアのシドニーでアシスタントナースを行いながら、大学院進学を目指すだいきです。

今回は僕が体験した、

過去1番きつかったファームの話です。

僕の1番きつかった日は、不運にも初日でした。

まず結果から言うとズッキーニの収穫で、ばっきばきに腰をやっちゃいました。

僕はクイーンズランドでファームをしていました。場所はズッキーニと聞くと、悪徳で名高いバンダバーグが浮かぶかと思いますが、

バンダバーグではありません。

僕は仕事を斡旋してくれるバックパッカー(ワーキングホステル)で生活をしていました。

バックパッカーの仕組みは、バックパッカーのオーナーが、その地域の多くのファーマーと契約をしています。

僕はバックパッカーに住み、

オーナーからファーマーと契約をしてもらう機会をもらいます。

ズッキーニファームで働いた時は、まずバックパッカーにチェックインをしました。するとオーナーからズッキーニのファームでクビになった人がいるから、ここに入れるよーと言われました。

そして入居した次の日から僕は仕事もらいました。バックパッカーで知り合った人には、初日から仕事貰えるなんてラッキーだね!

俺2週間仕事待ったよと言われました。

基本的にバックパッカーではみんなが確認できるワークリストがあります。これには

・ファームの名前と労働者の名簿

・バンの運転手

・出発時間

・仕事が出来なくて待っている人の名簿

上記があります。

僕が行った時は仕事を待っている人がかなり少ない時期だったので、すぐに仕事を貰えました。待っている人の人数は、シーズンやバックパッカーに新しく来た人数で変動するのでバラバラです。

仕事を貰えるか貰えないかは、辞めるか解雇された人の枠を取るか、ファーマーが人を増やしたい時です。待ち時間が長い人から優先に働けます。

基本的にファームと契約した場合は、シーズン終了まで、ずっと同じファームにいることができます。解雇されない限りは。ファームから解雇された場合は待っている人の名簿に乗ります。

解雇後はバックパッカーにもよりますが、かなり早く違う仕事を斡旋してくれるケースが多いです。

それでは、僕が肉体的にも精神的にも追い詰められた1日を振り返ります😭

朝5:30に起床し、6時にはバックパッカーにあるバンの前に集合です。ファームの朝は基本的に早いです。みんなでバンに乗り込むとファームへ移動です。基本的にバンの運転手は誰が新しく入ったか、バックパッカーのオーナーから伝わっているので、君初日なの?よろしくね。と声をかけてくれます。

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こんな景色を見ながら出勤です。

そして農場に着きました。農場に着くと終わりが見えない、考えられないくらい大規模な土地に数えきれない程のズッキーニが生えていました。

するとバイクに乗ってボス(スーパーバイザー)が登場です。ここのスパーバイザーは3人程いました。すぐに新しいメンバーは来いと言われ、5分ほどズッキーニのカットの仕方、刈ることができるサイズ、病気のズッキーニの見分け方、

そしてなにより絶対に1つ1つの苗を見落とさないで仕事をすることを話しました。

ずっと中腰不可避です。

そしてすぐに仕事です。

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僕がしていた仕事はこれです。1人1つのレーンを持ち、徐々に進んでいくマシーンに遅れないようズッキーニを取り、マシーンの翼になっている部分に置きます。

ここはベルトコンベアーになっており、ボス達の所にズッキーニが流れていきます。彼らは収穫したズッキーニを時々確認し、良くないズッキーニを投げ捨てていきます。

ボス達が投げ捨てる量が多いと、小さいのや病気のズッキーニばっかりとるなよ!と怒ります。

僕のいたファームは1レーンを取り終えるのに1時間かかりました。1レーン取り終えた後に5分休憩します。この休憩はマシーンの回転待ちです。マシーンを回転させて違うレーンを行い、初めにスタートした場所に戻ります。なのでまた1時間収穫です。

その後

1時間収穫→5分休憩→1時間収穫→10分休憩

このルーティーンです。お昼は30分程休憩しました。

収穫時は僕は今まで経験した中で1番過酷な仕事だと思いました。

•長時間の中腰

•炎天下

•マシーンに遅れると首になってしまう恐怖

前を見てもレーンの終わりが見えない絶望感

僕にとっては過酷でしかなかったです。

ピッキング中、苗にズッキーニがあまりなっていないと狩らなくていいので幸せでした。

また病気のズッキーニも狩らなくていいので病気にかかっているズッキーニがあるのも幸せでした。

ズッキーニ収穫あるあるです🤣

この日は6レーン程刈って終了です。勤務時間はバラバラですが、この日は休憩含め8時間労働でした。

このファームに君臨している日本人の大学生の男の子に会ったのですが、彼は2週間はずっと腰が痛い状況が続いて、今は慣れたと話していました。しかし最初に一緒に入った友達はみんなクビになりました。と話していました。

25歳ニュージーランド人は僕に、これはエクササイズって考えれば大丈夫だよ!と話していました。しかし彼は仕事後に腰をおさえて凄く痛がっていました。そして後から聞いた話では1週間後にクビになったそうです。

もしも腰が強かったら、僕はこの仕事を続けていたかもしれません。というのも仕事中に音楽を聴くことができました。そして時給の仕事で、時給は約24ドルだったからです。ズッキーニと聴くと歩合制で1日10時間で50ドルしか稼げなかったという話も多く耳にします。それに比べるとここは優良ファームでした。

しかし、僕の腰は弱くすぐに限界を迎え、2日でこのファームを辞め、バックパッカーも変えました。

良い選択をしたと心から言えます。

なぜなら条件の良いファーム、バックパッカーはいくらでもあるからです。

QLDのお勧めファームについて、実際どこが稼げてどんな生活を送れるのか、様々なファームの経験を元にかなりマニアックな優良ファームも紹介したいと思います。


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