2018/8/18の備忘録
14:00からシャネルネクサスホールで行われる、ピグマリオン・デイズのヴァイオリンコンサートへ。
若い才能ある音楽家にリサイタルの機会を提供するという趣旨のコンサートは無料だが、事前にネットから応募する抽選制となっている。
7月のピアノのコンサートに続いて今回はヴァイオリンのコンサートが当選したので、夫と一緒にいそいそと銀座まで出向いた。
開場まで時間があったので、まずは腹ごしらえ。新しいお店を開拓しようか悩んだものの、冒険する気分でもないねという事になり、何度か訪れている「グルガオン」でカレーのランチに落ち着いた。久しぶりにきたが、やはり期待を裏切らない安定の美味しさ。ちょうど昼時だったので列が出来ており、入店まで20分ほど待つ。
ここにきたら、チーズグルチャは外せない。焼きたてのナンの中には蕩けたチーズがたっぷり。夫と半分こして、アツアツの状態を頂く。あぁ、これこれ、この味。ガーリック風味が堪らなく美味しい。
夫の頼んだタンドリーチキンも半分頂く。一緒についてきたハーブのソースをつけると、辛さの中にも爽やかな風味が合わさって幾らでも食べられてしまいそう。
カレーはバターチキンカレーとブータンの辛い野菜カレーをオーダー。グルガオンはバターチキンカレー無くして語れないと自分では思っている。辛さは殆どなくクリーミーで食べやすい。ブータンの辛い野菜カレーと交互に食べると辛さが中和されるので助かる。ベストな組み合わせかもしれないねと夫と話しながら完食した。インドカレーの店なのに、ブータンのカレーがあるとは。以前孤独のグルメでブータン料理の回を見てからずっと食べたいと思っていたので、僅かながら欲求が満たされた気分を味わった。満足。
お腹が満たされて眠くなるのではないかと少し心配しながら会場へ向かう。
この日、1時間のコンサートで演奏されたのはベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第4番イ短調作品23、ブラームスのF.A.Tソナタよりスケルツォ、ヴァイオリンソナタ第2番イ長調作品100。
私にはイマイチ馴染みのない曲だったが、演者がなぜこの曲を選んだのかという理由を演奏前に語るので、興味を持って聴くことが出来た。
その後は暫くカフェで読書。「猫を抱いて象と泳ぐ」を読み進める。チェスの世界を描いた話だ。この小説は日本人の作家さんが書いているにも関わらず、外国の小説を読んでいるような雰囲気があるから不思議だ。静かに心に沁み入ってくる美しい文章は詩的で私はとても好きな作品。その世界観が終わってしまうのが勿体無く感じ、時間をかけて堪能したい作品だと感じた。
夜ご飯を食べに約一年ぶりに西新橋にある「肉そばごん」へ。シビレまぜそば、メンチカツも捨て難いが、ここは当初の目的どおり肉そばをオーダーした。ここの肉そばは私がこれまで食べてきた中で断トツの1番だと思っている。一人前を食べると苦しいのが玉に瑕だが、お酒のシメにも最適なハーフポーションもある。次回は蕎麦を二人でシェアして、他の料理も食べようねと言いながら店を出た。
家に帰ると、夫が頼んであったというイヴァン・シーシキンのロシア語の画集が届いていた。へぇ、薄いのに2000円もしたのねぇと言いながらパラパラと目を通して驚く。一瞬写真かと見紛う様な見事な風景画。調べてみると、ロシア絵画における風景画の巨匠とされている人物らしい。ロシア語が記号にしか見えないので、写真翻訳アプリを使い、どの様な事が書かれているか、雰囲気だけでも読み取ろうと試みた。これだけ素晴らしい画家なのに、日本語で書かれている画集が現時点では入手できないとはあまりにも残念で仕方がないと感じた夜だった。
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