Toshi 村越俊宏

初めまして、香港でサッカー選手として活動しております。自身の今後の活動を発信していけれ…

Toshi 村越俊宏

初めまして、香港でサッカー選手として活動しております。自身の今後の活動を発信していければと思います。何卒よろしくお願いします。 Instagram: santiago.toshi

最近の記事

夢を叶えた日。

2023年11月5日、一生忘れられない日となりました。多くの方々に支えられプロになり苦悩の日々が続いてようやく待ちに待った瞬間でした。 初プロデビュー、どれだけ待ち望んでいたか。観客の声、ピッチの中で感じる雰囲気は格別でこんなにも応援が自分を強くしてくれるものだと改めて気付かされた。 まだスタートを切っただけ。 これから自分を証明し続けたい。

    • 今を生きる。

      (必死になって追いかけた。手が届きそうなのかどうかも曖昧なのにその場所に自分がいるって想像するだけで気持ちを舞い上がらせていた。子供にはよくあることだ。) 夢だったプロ生活は、それはもう毎日が必死でそれでいて心地よい。仲間達と同じ痛みと同じ幸せを分かち合うことができるそんな環境に数年前までは想像していなかっただろう。 この時間が尊く、一生続いてほしいと常に願うが現実はそうではない。 後悔のないよう今を生きていきたい。

      • 読者の皆様へ、プロ昇格のご報告〜10年の轍〜

        私の投稿をお読み頂いている読者の皆様、誠にありがとうございます。最近は忙しくなかなか新しいエピソードを投稿できず申し訳ありません😢時間を見つけ次第また随時投稿致します。 この度、本編とは別の内容の投稿となりますのでご報告という形でお伝えできればと思います。 5月末〜7月上旬までの長期オフが終わり、HongKong Football Club トップチームのプレシーズンが開始することになりました。これまでセミプロとして活動してきた私としてはプロになるためのチャンスを得ること

        • 最後までしがみつけ

          香港でHKFCとしての活動が始まった。憧れたスタジアム、施設そして環境。全てが整っている。選手として望んでいたことでモチベーションも上がっていた。 私はシーズン折り返しから入団したためフィットするまでに少し時間がかかったが初の公式戦で1ゴール。それから着々とゴールを量産しカップ戦とリーグ戦で合計13ゴールと結果を残した。ただ決して順調だったわけではない。それなりの苦悩があり、踠きながらも必死に食らいついた。後ろからのスライディング、足をわざとかける汚いプレー。審判の見えないと

        夢を叶えた日。

          本当の喜びを

          (俺にとっての喜びってなんだろう) 2022年1月、その年から千葉県3部リーグに参入予定のNAGAREYAMA F.C.のトライアウトに参加した。アップとゲーム形式で行われ見知らぬ選手達が集い合格を勝ち取るために皆が奮闘していた。あの日の出来は正直いけたって思っていたし入団する気満々で家に帰ったが結果は案の定不合格。正直過去に別のチームにトライアウトにいき落ちたことが無かったためショックでしかなかった。ただ諦めたくなくて不合格のメールに返信をした。自分の過去の動画も添えて。

          本当の喜びを

          決意の先に

          (あぁ、そっか。俺は無理だったんだ。全部どうでも良くなってきた。サッカー、やめるか) 半年が経った。いつもと同じ時間が流れる。授業が終わってそのまま家に帰っていつものようにベッドに寝っ転がる。ゲームをするわけでもなく、YouTubeを見るわけもなくただ夜ご飯になるまでぼーっと窓の外を眺める。部屋にはボールとスパイクが散らばっていてもうただガラクタになっていた。 同じような日が続く。生きているという実感を忘れるほどの退屈さと虚無感。俺、何してんだろうな。 学校ではサッカー部

          長い旅路の中で

          中学2年生になりスカウトを受け初めて香港のローカルチームに入団した。それまで香港に住む日本人のためのサッカースクールのメンバーだったが、香港屈指の強豪・傑志のサテライトチームへ入団することになる。生まれて初めての感覚だった。こんなにも技術でも体力でも仕上がっている選手が沢山いる。試合に出れるのか?そもそもメンバーに入れるのか?不安と恐怖が襲う。ただ、このサテライトチームが当時内部分裂を引き起こしあるチームへと引き渡されることになった、そのチームこそ僕にとってサッカーの転機だっ

          長い旅路の中で

          僕の見た未来。 

          10年前に遡る。ある少年が一つのきっかけでこのスポーツを始めた。“サッカー”。 元々内気で体つきも弱く、細く、過去に喘息持ちなこの少年は親の薦めで空手を始めることになる。両親の心身共に鍛えるよう強くするようにとの願いを込めて。小学1〜5年にかけて空手を続け武道の道を歩み続ける中、2010年ワールドカップの試合をスクリーンで目の当たりにする。 初めてそのスポーツを目にした時、異様な光景だと感じた。その会場にいないのにも関わらずスクリーンの目の前で人々が熱狂していた。 90分

          僕の見た未来。