大島薫

元セクシー女優で作家の「大島 薫」です。それ以外は普通の男性です。 お仕事の依頼は o…

大島薫

元セクシー女優で作家の「大島 薫」です。それ以外は普通の男性です。 お仕事の依頼は ooshima.kaoru@gmail.com まで。

マガジン

  • 学校では教えてくれない「女性の口説き方」

    「酒に酔わせて口説け」「嫌よ嫌よは好きのうち」のような女性の身を危険に晒すモテ術を実行に移す男性に辟易して、「性的同意を得ること」や「女性が感じている男性への恐怖心」などを踏まえた、正しい女性の口説き方を伝えて行こうというコラム集。実際にモテます。

  • 大島薫のお悩み相談室

  • 連載小説『不道徳』

    • 32本

    大島薫の初の小説『不道徳』の連載マガジンとなります。

  • 漫画

    男性の自分が女性の格好になって気づいた、女性の生活の大変さや男性の視点では見えない部分を漫画にしています。ツイッター上で連載していますが、noteでは短いコラムをおまけで付けています。漫画の意図が、より伝わりやすくなれば幸いです。

最近の記事

  • 固定された記事

ほとんどの男性は女性を口説くための「スタートライン」にすら立っていない。

 どうして男性はモテる方法を学ぶ必要があるのか。  数年前、こんなことがあった。新宿にゴールデン街という、小さな地域に飲み屋が密集したような場所が存在する。僕はよくそこで飲み歩いているので、常連の店もいくつかあった。  その日も僕はゴールデン街にある、とあるBARで飲んでいた。カウンターに座り、しばらく店のスタッフと話しながら、僕は若干隣の男女が気にかかってしまう。 「へえー、そんなことがあるんですか。……でも、ホントお綺麗ですよね。番号知りたいなあ……」  そん

    • 日本語を正しく理解するだけで、あなたは「空気が読める人」になる

       今回の記事は普段とタイトルを変えている。  筆者は日ごろ「女性と仲良くなりたい、でも、どうしたらいいかわからない」という男性に向けたコラムを書いているのだが、同じマガジンシリーズではあるものの、今回はコミュニケーションに悩む全ての人に使える内容なので、一時タイトルを変更している。  というのも、コミュニケーションについて義務教育等で教えてもらえないのは男性のみならず、女性たちも同じであるわけで、それなのに我々は子どものころからいきなり社交性を求められすぎだとは思わな

      • 【人生相談】男性側が避妊してくれず子どもを理由に結婚してから24年、今でも働かない夫と離婚しようか迷っています。

        【相談者】なこさん(女性)  人生相談に乗っていただけるということで、どうかお願いいたします。 いくつかあるのですが、全ては繋がっているのでは、と感じております。 ・悩み1 【年収50万円以下の夫と別れようか】  離婚を考えています。  私44歳、夫49歳。私が20歳でデキ婚。転職30回の夫に困っています。しょっちゅう無職、家のお金が尽きるまで就職しません。いつもお金に困っています。  私が資格を取り、収入を増やし頑張ってきましたが、夫の年収がアルバイト代50万

        • 初対面の相手が望むものをピタリと当てる会話術

           さて、このコラムでとうとうマジの恋愛テクニック的なものが出てきた。 「女性と仲良くなりたい、でも、どうしたらいいかわからない」  そんな男性のためのコラム。今回も会話のコツだが、前回よりもっとモテに繋がる具体的な方法を学んでいこう。 「そんな便利なものがあるなら、もっと早く教えろよ!」  なんてツッコミを入れている男性はいるだろうか? いやいや、ずっといっているが、あなたたちは女性を口説く「スタートライン」にすら立っていないのだ。いままでのコラムは、まずそのスタ

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        ほとんどの男性は女性を口説くための「スタートライン」にすら立っていない。

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        • 【人生相談】男性側が避妊してくれず子どもを理由に結婚してから24年、今でも働かない夫と離婚しようか迷っています。

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        • 学校では教えてくれない「女性の口説き方」
          7本
        • 大島薫のお悩み相談室
          2本
        • 連載小説『不道徳』
          32本
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        記事

          最低限これだけできれば女性にモテる5つのポイント

           モテるのなんて簡単だ。『話していて悪い気はしない』と思われる人になればいい。 「女性と仲良くなりたい、でも、どうしたらいいかわからない」  そんな男性のためのコラムシリーズ。とうとう今回は「普通の人」から、「好かれる人」へのランクアップを目指す方法論について学んでいこう。  まずはこのコラムでお馴染みの、例の図を見てもらおう。  いままでは、まず女性の警戒心を解いて「普通の人」認定を受けようということを述べてきたが、では、普通の人認定を受けたらもう女性を口説き始

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          【人生相談】恋愛に憧れがあるけれども、男性を好きになれない女性

          【相談者】Oさん(女性)  大島薫さん、初めまして。いつもTwitter、ブログを読んでいます。  私の悩みなのですが、男性が苦手な事です。  現在、独身、アラサーです。過去にお付き合いした方もいました。苦手な原因としては、初めてお付き合いをした彼からあまり良くない接し方をされてから男性が苦手になりました。  当時の私はそれまで全く恋愛に興味がなかったのですが、その彼と出会ってから眠っていた乙女心が開花し、初彼と言う点でも浮かれていました。彼と一緒にテーマパークに

          【人生相談】恋愛に憧れがあるけれども、男性を好きになれない女性

          【番外編】多くの男性が抱えている病気【なぜこのモテマニュアルを信じていいか】

           深夜、僕は酔った女友だちを家まで送り届けていた。  女性の姿で生活してから、女友だちが増えた気がする。自分が男性であり、男女両方が恋愛対象・性対象であることはもちろん承知の上で、それでもこうして距離感が近くなる女性は多い。そんなわけだから、一緒にいるときに酒を飲んでいても安心して酔い過ぎてしまう子も中にはいる。  それは僕が過去に1度彼女を送り届けてもなにもしなかったという前歴や、酔ったら必ずタクシーや自宅まで送り届けることを知っているからというのも関係しているだろ

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          女性とまともに会話ができるだけで男はモテる

           かつて、こんなに簡単そうなモテ術があっただろうか。 「女性と仲良くなりたい、でも、どうしたらいいかわからない」  そんな男性のためのコラムシリーズ、今回は会話編だ。 「会話ができるだけでモテる? 嘘だ! だって、俺は会社の女性社員や、飲み屋の女性と会話してるけど、言い寄ったらフラれるし、連絡先すら教えてもらえないぞ!」  そう思った、そこのアナタ! あなたにこそこの文章が必要だ。なぜならあなたは、女性と会話できている気になっているだけの可能性があるから。  他

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          女性と会話する上での最低ルールを覚えよう

           女性を口説きたいのなら、全ての男性が身の程をわきまえるべきだ。 「ずいぶんと上から目線だな」と思われた方はご安心いただきたい。このシリーズは「女性と仲良くなりたい、でも、どうすればいいかわからない」という男性に向けての記事で、筆者もまた男性である。ただし、普段は世間一般でいう女性に近い格好をして暮らしている。  さて、さっそくだが、あなたは素敵な女性が目の前に現れたとき、どんなことを思うだろうか? 「お話がしたいな」 「仲良くなりたいな」 「付き合いたいな」

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          大島薫初の小説『不道徳』 #32/32

           抜けるように青く晴れた空に、入道雲が浮いている。あれからまた、数ヵ月のときが経った。 「え! じゃあ、あんときの舞ちゃんの相手って、陸だったの?」  待機室のベランダの欄干に背中をもたれかからせ、携帯に向かって拓海が素っ頓狂な声を上げる。 「うん、私は陸くんが男性が好きなの、本人から教えられてたんだ……だから、あのとき拓海さんに事情はいえなくて……」 「で、あいつ、本当に会社にも来てないの?」 「ちょうど、拓海さんが陸くんに最後に会った日からだよ。もう会社では辞職扱いになっ

          大島薫初の小説『不道徳』 #32/32

          大島薫初の小説『不道徳』 #31/32

           元々が出向だったため、当初は次の出向先が見つかるまでは自宅待機という話だった。  ほとんど毎日、人事部から新しい出向先の提案がくるが、その数日後毎回「向こうの担当者から、今回は見送るという返事がきました」と告げられる。  ある日、人事部の担当がとうとうこんなことをいった。 「このまま自宅待機というわけにもいかないので、その……最悪、解雇という形になってしまいます。本社としてもそうはしたくなくて、つまり、その……」  その先はいわずとも、拓海も理解できた。要するに自主退職をし

          大島薫初の小説『不道徳』 #31/32

          大島薫初の小説『不道徳』 #30/32

           その日、オフィスに出社した拓海は、明らかに違う社内の空気を敏感に察知した。 「おはようございます」  拓海が全体に向かってそう声をかけるのだが、誰一人としてすぐに挨拶を返してこない。 「おはよう……ございます」  近場の年配の社員の一人に直接そう声をかけてみた。 「あ、ああ……おはよう」  年配の社員はぎこちなくそうこたえる。  なにかがおかしい。拓海は一体なんなのかと辺りを見回した。  社内のほとんど全員がこっちを見ている。かと思えば、一部は気まずそうに拓海の目線を避ける

          大島薫初の小説『不道徳』 #30/32

          大島薫初の小説『不道徳』 #29/32

           新宿二丁目。明るい観光バーが立ち並ぶ大通りから、すこし外れた雑居ビルの中にも、ゲイバーというのは大量に入っている。その内の一つ、とあるゲイバーの扉には「会員制」の札がかかっていた。ゲイ専用だということを示す隠語だ。  その店内で、ツカサは酒を飲んでいた。フレッシュゴーゴーを追い出されて数ヵ月、なんとかいままで生きてくることができた。家はない。その日、その日、ゲイ用出会い系サイトを使って知り合った人物の家や、ハッテン場で寝泊まりすることによってなんとか雨露は凌いできた。  カ

          大島薫初の小説『不道徳』 #29/32

          大島薫初の小説『不道徳』 #28/32

           日々の業務に追われる中、拓海に思ってもみない人物から久しぶりに連絡がくる。元恋人の美香だ。「会いたい」という美香の言葉に、拓海はどうするか迷ったものの、結局再び会うことにした。  洒落た北欧風のインテリアで統一された喫茶店の店内で、女性客やカップルが笑い合う。 「久しぶり」  そう声をかけてきた美香は、すこし痩せたように思えた。春の陽気に多少露出した服装から伸びる手足は、ずいぶんと細くなった印象を受ける。 「ああ……うん、久しぶり」  にこやかに接すればいいのか、怒っていれ

          大島薫初の小説『不道徳』 #28/32

          大島薫初の小説『不道徳』 #27/32

           映像に満足したのか、男はノボルを連れて平井大橋から戻り、土手近辺にある大きな公園に移動した。夜中の公園はほとんど人通りがない。男は軽く辺りを見回し、やがてある建物を見つけると、そこにノボルを連れて向かう。公衆トイレだ。 「ねぇ、早くぅ」  全裸のノボルが、歩く男に絡みついて離れない。 「わかった、わかった。そこのトイレでたっぷり可愛がってやるから。歩きにくいよ」  男はそういってノボルをなだめながら、公衆トイレの前に立つ。男女別に分かれたトイレの間にある、障がい者用トイレの

          大島薫初の小説『不道徳』 #27/32

          大島薫初の小説『不道徳』 #26/32

           葛飾区新小岩の一丁目から二丁目付近にかけて、ラブホテルがいくつか点在しているエリアがある。夜二一時ごろ、その中のとあるラブホテルの一室に、元男子学院のボーイ、ノボルの姿があった。 「好き……好き……」  呆けた顔でノボルは、愛の言葉を呟きながらフードの男のモノを舐め上げている。つい先ほど、男からの連絡で慌てて駆け付けたノボルは、まず始めにこの奉仕を命じられた。 「ねぇ……効きが足りないの……もっと欲しい」  男根から口は外さず、ノボルが男の顔を見上げていう。いわずもがな、ク

          大島薫初の小説『不道徳』 #26/32