村田倫子
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多くの「あれ」と手にとった「これ」
お久しぶりです。
ほしい「あれ」が思い浮かんだとき
数ある「あれ」の中からみなさんが一つの「これ」選んで購入するとき、その理由はなんですか?
口紅、ワンピース、カレーライス。「あれ」の類似品は世の中に溢れていて、今は店頭に赴かなくても、ワンクリックで変えてしまう時代。
idemというアパレルブランドを立ち上げ、次の春で一年。「もの」を届ける環境に携わるようになってから、よくこのことを考えます
不安定で自由でだいすき
idemのお洋服のデザインは、常に私自身のいいな、着たいな、の気持ちの芽を新鮮なうちに摘んでいる。そして、その摘み取ったアイディアを一緒にすり合わせて、育て、丁寧に“形“として縁取る心強い仲間と共につくっている。
トレンドベースのものづくりではなくて、人の気持ちから派生するものだから、不安定で、そして大いに自由だ。
第一印象の見た目(デザイン)はもちろんだけど
着たときの見え方、色の組み合わせ
感謝と、そして忘れないために。
先日、ディレクションを務めるidemの秋冬がはじまりました。
初日から多くの方がidemをご利用いただき
ZOZOTOWNさんの初日売り上げレコードを更新いたしました。
私自身、正直なところ未だに信じられません。
idemのお洋服がランキングに並ぶ様子を目の当たりにして
最近のAIは、ユーザーの気を遣えるくらい発達しとるのねぇ…(idemページを頻繁にチェックしていたので)と呑気に関心していた
idem ZOZOはじめます
さて、お知らせはタイトル通り。
「idem ZOZOはじめます。」
皆さんご存知の大型オンラインモール、ZOZO。
idemのオープンが決まりました。
大海原での挑戦はドキドキですが、より多くの方と出会える場所になると思うと楽しみです。
その一歩に合わせて、商品の数もかなーり(私は正直心配なくらい)ご用意してます。春夏は在庫不足が反省点だったので、今回は多くの方の手に届く手筈を整えています
秋のidem支度と歯痒いこと
気づけば9月。
夏の鋭い日差しは、ささいなことを色濃く刻み照らしてくれるから、この季節はちょっぴり浮き足立つ。でも今年は、あまり感触がないまま気づけば秋の入り口。少し拍子抜けしてます。
どちらかというと苦手な夏なのに、太陽に恋焦がれたままの秋なんて、はじめてよ。
時は涼しい顔で進む。ディレクションを務めてるidemの秋冬もせっせと進行中。
春夏は本当にたくさんの方がidemの誕生を快く迎えて
ちょっとぐずぐずぐず
日常をすくいとるためにはじめたのに
さっそくローペースですね…。
ぐるぐるぐる渦の中で、最近は目の前のことに手がいっぱいだったというのが言い訳です。
ここは人間味隠さずに書いてゆこうと思ってます。
少しぽろり
はは歯ッーーーー!
なんだか口の中が痛い。
ずきんとうずく口内、どうやら奥歯の方がご機嫌ななめのようだ。
いやでも、私は自負していた。
マイ歯ちゃんは強靭な武装があるということを…。
遺伝なのか、虫歯になったことは一度もなく、歯並びも悪くはない。
なので、歯医者に通うことがなかった28年間。争いの起こらない、平和な日々…。先日、そんな私のピース オブ トゥースな幻想に火蓋が切られた。
鍵つきの日記を。日々をフツウに切り取って
ふと、日々を残したいと思った。
わたしは面倒くさがりだ。家を出るのも億劫だし、ましては人に会うのも苦手。
仕事となると一転、チャキチャキ物事をこなすことができるのだが(要領は良い方だと思う)
それ以外は、ぼーっとするか、次の食事の時間は何を胃袋に詰め込もうか…の脳内提案会に精を出している。そうしているうちに、日は傾いて、夜が来る。
でも、そんな些細でどこへでも転がってる日々があたりまえで、当た