はんだあゆみ
好きな漫画や小説についての感想など。自他混合。
沖縄旅行の話だけをまとめました。
福井県敦賀市近辺で見つけたウミウシのレポートです
(株)おめめどうの、支援思想を私なりの翻訳でお伝えします。納得できないと実践できない人達向けの、理屈に説明を割いています。「とにかくやってみて」では納得できない、動けない人達向けに、ロジカルな説明を心がけています。
定年を迎え、社宅に居られなくなる我ら夫婦が、終の住処をどこにしようかと、あちこち旅した話。
自己紹介します。 ①WEBライター3年目。ブックライター志望です。 ②2022年1月よりnoteを2年間毎日投稿、現在も継続中。 ④居住地の変遷 大阪府堺市(3歳まで) 愛知県安城市(高校まで) 北海道札幌市(大学まで) 兵庫県尼崎市(結婚するまで) 神奈川県相模原市(2020まで) 福井県敦賀市(2023まで) ☆愛媛県松山市(イマココ) ⑤好きなもの ウミウシ・多肉植物 ⑥学び ●「ブックオリティ出版ゼミ」2期生 ●「ブックライター塾」7期生 ●「batons
昼ごろ広島に到着した。 目的は数ヶ月前から楽しみにしていたライブ参戦だ。 けれど、広島では楽しんではならないようなプレッシャーを、勝手に感じてしまう。 その原因は分かっていて、子どもの頃から「はだしのゲン」はじめ、ヒロシマに関する物語に触れすぎて来たのからだろう。 全くゆかりのない土地なのに、「宇品」だの「己斐」だの、親の実家の近所的な身近さで地名を知っている。 通り過ぎるたびに、心臓がぎゅっとなる。 街で見るあらゆるものが、ヒロシマを想起させる。 例えば路面電車。 「あ
明日は朝から広島に行く。 アバンギャルディのライブに行くのだ。 会場に至る一番楽で早い方法が、船で瀬戸内を渡るルートだという。 松山観光港から広島港まで、2時間40分の船旅ののち、そこからバイクで15分あればホールに到着するだろう、とGoogle先生は言っている。 なんと、自分で運転する時間は往復あわせても、1時間もない。 これは楽ちんだ。 春の船旅。 陽光の中、波の穏やかな海を島々を見ながら進む。 最高だ。 フェリーなら事前予約ができるはずだし。 沖縄から離島・座間味まで
私は本当にものを知らないなあ、としょっちゅう思う。 ライターのくせに、世の中の王道も、わき道も、興味がないところは、進んで歩こうとしない。 良くない性分だと自覚しているし、直さなくてはと思ってはいる。 だが、「自分はあと何年生きるんだろう?」と思うと、興味のないことを頭に詰め込んで頑張ろうという気がどんどん失せていくのだ。 ちなみになのだが、私は水原一平氏の事件が起きるまで、大谷翔平選手を知らなかった。 なぜなら、別に知らなくても困らなかったから。 WBCもワールドカッ
私のお散歩コースでは、ホタルが見られる。 乱舞、とまではいかないが、場所によってはすぐ近くで飛んでいるところもあり、かなり恵まれた観察ルートだと思う。 今日はそのホタルスポットで起きた、ホタルの受難について書こうと思う。 とんでもなく嘘っぽいのだが、全部本当のことだ。 ホタルが見られるお散歩コースは川沿いにあり、上流に行くほど橋が古風で危険になる。 具体的には、欄干がどんどん低くなり、ひざ下の高さにまで至る。 照明もないので(ホタル観察にはうってつけなのだが)夜に歩くには
Amazonプライムで公開されてから何回目だろう、またしても夜中に「BLUEGIANT」を見て、やっぱり好きだなあとしみじみ思った。 凹んでいる時によく効く薬のようなものだ。 まっすぐであること、嘘がないこと、素直であること、遠慮や謙遜を持ち込まないこと、他人と比較しない、勝とうとしない、ただ強くあろうとすること、尊重すること。 諸々が詰まっていて、見るたびに曲がった背筋を強制的に伸ばされる。 私が特に好きなのは、雪祈が豆腐屋さんの前で、早朝から仕込み作業をじっと見つめて
今朝、初めて「noteを見てご連絡しました」という、ライティングの依頼メールが届いた。 朝、スマホの通知でタイトルを確認して舞い上がり、すぐに読みたいのを我慢して開封を食事の後にとっておいた。 子どもが美味しいお菓子をあとから食べようと半分残すようなものだ。 ゆっくり感動に浸りたかったのである。 しかし、読んでがっくり来てしまった。 それはいわゆる、「1文字1~2円」のSEO記事というもので、もっとわかりやすく言うなら、取材の要らないコタツ記事の執筆依頼であったから。
「雨後の筍」という諺があるが、私にとっては「雨後のキクラゲ」の方が、はるかにピンとくる。 昨日一日中降り続いていた雨が上がり、からりと晴れた今日の松山。 「こういう日には、あそこだよな」 と近所の山の北斜面を探索しに行くと、思った通り、キクラゲ畑になっていた。 とってもとっても採りきれず、手のひらサイズに育ったものだけ選んで持ち帰ってきたが、それでも全部で2.4kgあった。 いよいよキクラゲ屋さんに転職する日も近い。 「キノコの正体はカビの花」という言葉を知ってから、あ
全てのものは「土に還る」……小説などでよく使われるこの表現。 私はずっと「比喩」だと思っていた。 だって、土(粘土)は岩からできると習ったし。 岩が風化し、石→粗い砂→細かい砂→シルト→粘土と、物理的、化学的反応の末に含水鉱物の粘土ができあがる。 炭酸ガスと雨水が結晶の隙間に染み込んで、pHの影響で溶かされたりなんやかんやあって、長い時間をかけて変化し、カオリナイトやモンモリロナイトといった、粘土鉱物になるのである。 細かいことは忘れたけれど、もともと造岩鉱物だったもの
これも、特徴がはっきりしているので、比較的わかりやすいほうなのだろうと思う。 たぶん「イヌセンボンタケ」。 食べられないキノコだ。 ついでに。 前回、キノコの話を書いた時に、「スギやヒノキにはキノコが生えない」と書いた。 この、イヌセンボンタケは、ヒノキから生えているので、思い切り間違いであったことがわかる。 しかし。 スギやヒノキには、キノコが生えにくいという記述を見つけたので、残しておく。 もともとスギやヒノキは、共生関係を結んでいる菌根菌がカビの仲間であり、広葉樹
私がせっせと通う近所の山は、元みかん山・現雑木林の山であり、登山道などという素敵なものはほぼない。 唯一便利に使えるのが、送電線の鉄塔を管理する人たちが開いた「送電線巡視路」だ。 こんな案内標識が山にあれば、超ラッキーだと、矢印を辿って進む。 しかし、そんなに頻繁にメンテナンスに入るようなところでもないのだろう、案内標識通りに歩いても、ところどころで踏み跡が消えている。 代わりに見つかるのが、これ。 イノシシくんたちが作ったケモノ道である。 よーく見ると、チョキの形の
若い頃から、筋金入りの低血圧だ。 たぶん、子どもの頃も低かったのだろうと思うが、健康な子どもの血圧を気にして、しょっちゅう計測しようとする小児科医はいなかったので、正確なところはわからない。 ずっと朝が弱く、寝起きの悪さに定評があったので、低かったのだろうと思っている。 最近、年齢のせいなのか、医者にかかると必ず血圧を測られる。 「○歳以上の患者は、絶対に血圧を測れ」 というお達しでも出ているのか、毎回、あの空気を手動でシュコシュコ入れるタイプの血圧計で測られる。 そし
またしてもすごいスポットを見つけてしまった。 松山恐るべし、である。 この外観写真から、ここが「何屋さん」なのか、わかる人はどれくらいいるのだろう? たぶんヒント無しには、わからないだろう。 我が家から海へ向かう途中にあるため、私自身、何度も近くを通っていたのに全く気づかなかった。 いや、しかし。 案外大きな街には、こういったお店が昔から存在していたのかもしれない。 裁縫が好きな方なら、通い詰めた経験をお持ちの方も多いような気がする。 20年ほど前に神奈川に住んでいた時
今日は、県立図書館に「愛媛のキノコ図鑑」を借りに行くところから、一日をスタートさせた。 キノコの面白さに目覚めた私は、とりあえず近所で見られるキノコを見分けられるようになりたい、と思ったのだ。 たぶん、同定するために見るべきポイントがいくつかあって、それをきちんと押さえたのち、判別の数をこなせば、あとはそのうち勝手に目がキノコに馴染んで見分けがつくようになっていくのだろう。 ならば、まずはその「見るべきポイント」を知ろうと思ったのである。 しかし、図書館から借りたキノコ
ちっとも終わる気がしなかった課題がようやく終わり、自分のインタビューの下手さにがっくり来ていた朝。 昨日、一日中降っていた雨が上がり、薄曇りの過ごしやすい日になるだろうと天気予報が告げていた。 気付けばもう五月。 初夏である。 初夏と言えば、敦賀では釣りを始める時期で、相当頑張れば海に入れる時期でもあった。 今年は、まだ私でも釣れる釣り場を見つけていないのと、近所に第二のきくらげ畑を発見したのとで、暇さえあれば山に通っている。 行って採集して帰って、全工程1時間もあればお
先日畑であったおじさんに 「松山は住みやすいか?」 と聞かれた。 もちろん、自分たちで「ここに住む」と決めて引っ越してきたのだから、不満があろうはずもなく。 「最高ですよ」 と答えたのだが、おじさんは 「松山の一番いい時を知らんからなあ」 とやや不満げであった。 地元に長く住んでいる人たちは、みんな昔の方がよかったと言う。 敦賀でもそうだった。 海で会ったおじさん達はみんな 「昔はもっときれいだった」 と言ってたし、町で会ったおじさん達は 「昔はもっと賑やかだった」 と言っ