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『自分の意見で生きていこう』を読んで〜自分の意見を持つことの大切さ〜

『自分の意見で生きていこう』を読んで〜自分の意見を持つことの大切さ〜

この本を読んで思い出したのは、2018年にイタリアのレースに出た際ランチをしながらそれぞれの国の教育制度の話になった時のこと。

質問をされたので、しどろもどろになりながら拙い英語で答えた事。それに対して、質問があったら来たり、分からないこともあったけれど、一生懸命に考えを述べた。

色々な国をレースで訪れて感じるのは、誰と話しても自国のことをきちんと説明出来るし、様々なトピックについて考えを述べ

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『思い込む力』を読んで。

『思い込む力』を読んで。

先日、図書館で借りて読んだ本。
図書館のwebsiteを日々サーフィンしていて、面白そうなタイトルの本はとりあえず借りて読むようにしている。この本もそうして出会った本の1つだ。

著者であるネモさんは格闘ゲームの分野で活躍すりプロゲーマーで、プロゲーマーとして活動しつつ、eスポーツに参入する企業のコンサルティングなども手がけている。

ネモさんは元々は大学卒業は就職をして、企業で働く傍ら国内外の大

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木曜日は本曜日

木曜日は本曜日

僕は本を読むのが好きだ。
本を読むことは僕にとって生活の一部であり、特にその世界に没入させてくれる本に出会うと、移動で乗っている電車から降りるのが億劫になりどこまでも乗っていたくなる。本には夢中にさせてくれるそんな力がある。

木曜日は本曜日とは?

タイトルの「木曜日は本曜日」は東京都書店組合が作ったもので本屋絶滅の危機にある今、毎週木曜日におすすめ図書を紹介するなどして、広がっているムーブメン

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シモキタのこと

シモキタのこと

僕は小学校から大学まで小田急線を使って学校に通い続け、
大学卒業後もしばらく小田急線沿線で働き、暮らし続けていたので、
下北沢は僕の中でも思い出深い場所の1つだ。

そして、現在もお世話になっている治療院の先生がいるので、
下北沢には通い続けている。

小学生の頃は開かずの踏切があちこちにあり、
しばらくすると高架化が始まり、
そして、一部区間では地下化が行われた。
その一連の期間を濃淡はあるもの

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自己肯定感より大切なもの

自己肯定感より大切なもの

「自分がどうありたいか?」

僕は子供の頃から運動ができなくて苦手で苦手で嫌で嫌で仕方なかった。けれども、少しづつ好きになるきっかけがあり、大人になった今は子供時代の僕を知る友人からすれば真逆の生き方をしているように思えるだろう。

僕が山を走り始めたのは27歳、
日本代表入りは35歳。
現在43歳でワールドカップとマスターズ世界選手権に照準を移して勝負を続けている。

大人になってから出会ったマ

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相談される力

相談される力

あー、それ僕には決定的に欠けてるんだよなーと思いながら読んだ。

日頃から自分商店で活動し、SNSは内容も投げかけが多いから、僕の言動を見ている人からすれば、相談される事より相談をすることの方が多い僕というのは納得するはず。

とはいえ、僕しかやっていないような事は多々あるので、相談するとされるのバランスが良くなれば僕自身はもちろん、周りへも良い影響を与えられる人になれるのではないかと思う。

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いろんな人の立場になってみる。

いろんな人の立場になってみる。

図書館で新作(新たに図書館に入った本で最近刊行されたとは限らない)の本が入ってくるとまめにチェックするようにしている。

webサイトが更新されて随分と見やすくなってきた。新作図書一覧を眺め、機になるタイトルがあるとジャケ買いならぬジャケ借りすることもあれば、タイトルを検索してレビューなどから決めることもある。

今回借りた決め手は、車いすに僕がのったことがなかったから。もちろん、自身が乗らざるを

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『SDGsな生活のヒント』を読んで

『SDGsな生活のヒント』を読んで

SDGsって良いことなのは良くわかるし、けれども日常生活で具体的にどんなことをすればいいのか?それに対するアクションの仕方を教えてくれる。

アルミホイル、洗剤、キッチンペーパー、洗濯機、掃除機、電池…といったようにその商品の持つ課題や使うならどんなものがいいか?また、個人が実際に取り組むことのできるアクションの提案をアイテムごとにしている。

この本が教えてくれるのは問題提起だけでなく、アクショ

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『どこまでやるか、町内会』を読んで

『どこまでやるか、町内会』を読んで

町内会に入らないと、、、

ゴミ出しができないの?
防犯灯の設置がされないの?

といった身近な疑問や、本来行政が行うべきことが町内会の支えで随分と成り立ってきていることなどがわかる。

町内会の加入は本来任意であって、加入しなくても不利益なく暮らせなければならないが加入しないと地域で不利益を被るような印象があるのは誤解(この町内会加入の問題はPTA加入の問題とダブって感じられるのは僕だけだろうか

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『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!』を読んで

『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!』を読んで

この本はパパとこれからパパになる人に是非とも読んでほしい。

現在進行形で子育てをしている僕からすると耳がとーっても痛い話と、うんうんよくわかるということがたくさん出てくるし、これからパパになる人は事前に読んでから生まれてくる子どもを迎えるべきだ。そうすることで間違いなく家庭は平和で夫婦の仲はもちろん子どもをより大切にしようと思い実践できるはずだ。

「すべての女性が輝く社会づくり」を実現するには

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『ヒルは木から落ちてこない。』を読んで

『ヒルは木から落ちてこない。』を読んで

ヒルに対する研究をする子どもたちなのだけど、僕もいくつか間違った思い込みをしていた。

「木からヒルは本当に落ちてくるのか?」

「ヒルの生息範囲が広がるのはシカが原因なのか?」

こうしたテーマを1つづつ実証していく。その姿には脱帽。

彼らはヒルの生態に長け、研究のために最も簡単にヒルを捕まえるのだが、虫全般が苦手な僕にはとてもとても…と思いつつも苦手だからこそ、ヒルがどんな生き物なのか?興味

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『つながり続ける子ども食堂』を読んで

『つながり続ける子ども食堂』を読んで

子ども食堂というとどんな印象を抱くだろうか?個々に違う運用はあるので絶対的な定義は難しいが、「子ども食堂ってどんなところ?」と聞かれたら、僕の中では近所で行われていた「みんなの食堂(@逗子市久木会館 *コロナ禍で休止中)」が浮かぶ。

しばらくお休みしているのでうろ覚えになるが、大人が300円、子どもが100円だったかな?月1回目安の開催で先着100名が食事にありつける。

しかし、大変人気でオー

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『ダブル・ゴール・コーチ』を読んで

『ダブル・ゴール・コーチ』を読んで

この本は2つの意味でぼくにとって重要な啓示を与えてくれた。

1つはぼく自身の競技のこと。

もう1つはライフワークにしているジュニアたちに向けての活動。

ここのところ滞在記を書き続けていたのでご存知の方も多いかと思うが、僕は9/4にオーストリアで行われたマウンテンランニングのマスターズ世界選手権に出場した。このレースは僕の今年の目標レースであった。

この本を片手に渡航し、旅の途中で読むことに

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『みんなの「わがまま」入門』を読んで

『みんなの「わがまま」入門』を読んで

暮らしていく中で感じる「違和感」や「もしかしたらこうじゃないかな?」「みんなはああいいう風に言ってるけど、僕ならこうかな」と言ったモヤモヤのようなものとどうやって向き合っていくかという話。

そう言ったものをこの本では「わがまま」と定義しているのだが、「わがまま」という言葉にはすごく「エゴの強さ」のような印象を受けてしまう。なので、この「わがまま」という表現だけはどうしてもしっくりこなかった。

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