シモキタのこと

僕は小学校から大学まで小田急線を使って学校に通い続け、
大学卒業後もしばらく小田急線沿線で働き、暮らし続けていたので、
下北沢は僕の中でも思い出深い場所の1つだ。

そして、現在もお世話になっている治療院の先生がいるので、
下北沢には通い続けている。

小学生の頃は開かずの踏切があちこちにあり、
しばらくすると高架化が始まり、
そして、一部区間では地下化が行われた。
その一連の期間を濃淡はあるものの小田急沿線で過ごしてきたので、
ここ最近の下北の変化には驚きと共に大変に魅力を感じている。

駅前で過ごすことが多いので、「エキウエ」で過ごすことが多かったが、
先日OPENした「ミカン」に立ち寄ってみてまた驚いた。

この日はすでにランチを済ませてしまっていたのだけど、
高架下の空間をうまく使って小さな繁華街が出来上がっている。
次はぜひここのどこかでランチをしてみようと思う。

その奥に、蔦屋書店で見つけたのがトップ画にある本だ。

シモキタ（なぜカタカタか、このエリアの開発が気になる方は是非この本を読んでみてください）の一連の開発が、いわゆる不動産投資としてでなく、まち、鉄道会社、行政がバランスよく関わることでこのエリアを持続的に開発していくという同じゴールを持っているからこの取り組みがうまく行っているのがよく伝わってきた。

もちろん、今後を見ていかないとわからないことはあるだろう。
けれども、タワマンが駅前にドーン、
チェーン店ばかりのどこにでもある駅前の風景と一線を画していることは間違いない。シモキタらしさを残した魅力ある情景と街並みができている。

この本によれば、エリアとしてのシモキタは小田急線の両隣、
東北沢駅〜下北沢駅〜世田谷代田駅に及び全長1.7kmで複数の施設があるそうだ。
近々、駅前だけでなくエリアとして散策してみるつもりだ。

らしさを大切にした取り組みこそ、まちづくりに限らずとてもとても大切なことだと思う。

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