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『思い込む力』を読んで。

先日、図書館で借りて読んだ本。
図書館のwebsiteを日々サーフィンしていて、面白そうなタイトルの本はとりあえず借りて読むようにしている。この本もそうして出会った本の1つだ。

著者であるネモさんは格闘ゲームの分野で活躍すりプロゲーマーで、プロゲーマーとして活動しつつ、eスポーツに参入する企業のコンサルティングなども手がけている。

ネモさんは元々は大学卒業は就職をして、企業で働く傍ら国内外の大会で活躍をし、「兼業プロゲーマー」となり、2021年3月に独立して「専業プロゲーマー」となっている。

ここまで読んでスポーツを始め「好きなことを生業にしている人」は、かなりピンとくるものがあるんじゃないか?と思う。

「これ、丸々スポーツでも当てはまるじゃん!」って。

僕もその1人だ。それもそのはず、ネモさんは自身が「ゲームを続けながら働くにはどうあるべきか?」かを考え実践し続けている方で、その際には実業団スポーツの仕組みやスポンサードの獲得にはどうアクションをすべきかなどを研究して、それをゲーム業界に落とし込んでいるのだ。

だから、ネモさんのアクションはスポーツを始め「好きなことを生業にしている人」には、大いに参考になるし読み応えがある。自分とは違うジャンルでも好きに向かって懸命な人の姿は励みになるものだし。

最後に、特に印象的であった「プロになったからこそのジレンマ」のくだりから、少し長くなるがそこから引用する。

今振り返ってみると、私がこの道を選んだのは「ゲームをやめたくない」というほかに、もう1つ理由がありました。人事面談のときに上司に言われた「でもやっぱりいつまでもゲームを続けられるとは思わないほうがいいよね」という言葉。これに納得がいかなかったのです。

今もそうですが、当時は今以上に「大人になったらゲームはやめるもの」という空気がありました。空気というより圧力といってもいいかもしれません。「ゲームは子どもの遊び」という見方が根本にあるんです。 (中略)

大人になって、仕事をするようになったらいつまでもゲームを続けられないのか?上司の言葉を機に考える中で、「そんなことはない、社会人になってもゲームは続けられる」ということを自分で証明したいという気持ちが湧いてきました。私がそういう空気を変えたいと思うようになったのです。

『思い込む力』より引用

僕はいつまでも走り続けたい。
競技レベルかどうかではなく、ライフスタイルとして。
僕は僕だけでなく、誰もが気軽にそして真剣にスポーツを親しめる環境があるべきだと思うし、それを実現したい。

ネモさんにとってはそれがゲームなのだ。
主語は違えど、好きを大切に、楽しみ続けたい気持ちは同じ。
この気持ちを持つ人が増え、実践する人が増えればきっと社会は寛容で豊かになる。

おすすめの本です。ぜひ、読んでみてください。


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