生命反応のない惑星

一人で宇宙探査に出てからずいぶんと時間が経つ。
宇宙船の燃料になる物資を調達するため、生命反応のない惑星に降り立った。
物資を調達して帰ろうとすると、声をかけられた。
「ようこそ!」
大勢の声が鳴り響いた。
どうみても人間だ。
この惑星は、宇宙船でスキャンしたところ生命反応が全くなかった。
生物が存在しないはずだ。
生命反応スキャンの故障?
僕は動揺したが、相手には全く敵意がなさそうだ。
むしろ歓迎されている。
僕は歓迎を受けることにした。
それから100年ぐらいここにいる。