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【旅blog】台湾TRIP 1

2月27日(土)、ふと思った。
明日台湾行こう。

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Expediaで往復19,000円のチケットを
発見したのも背中を押し、その日のうちに
翌朝成田発の航空券を予約した。

持ち物は20Lのリュックにカメラと充電器と筆記用具を入れただけで、普段新宿へ行くのと対して変わらない。

ちなみに今回の旅行は2泊3日だが、
初日は夕方着、最終日は早朝発なので
ほとんど1泊2日のようなものでした。

巡る場所も「士林夜市(シリンヨイチ)」と
「九份(キュウフン)」の2つだけ。

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2月28日(日) - 1日目

AM11:45成田空港発の飛行機に乗り、約4時間のフライトを経て、桃園空港へ現地時間のPM15:20に到着した。

時差は1時間戻ることになる。

桃園空港の入国審査票のチェックの際、宿泊先が未記入の為、いくつか質問があった。

あの入国審査特有の不機嫌そうな顔で。

一人旅か?どこの町へ行く?滞在日数は?
帰りのチケットは予約しているか?

ようやくゲートを抜けて両替。

20,000円が5,660TWD。
1TWDで3円くらい。

空港で台北市内への行き方を探すとどうやらバスで移動するようだった。

國光客運1819番に乗って1時間。
料金は125TWDでした。

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台北駅に到着したのはPM17:15。
初日で九份に行くことは難しそう。

台北駅の中央は広い吹き抜けになっていて、
皆、地面に座って電車の時刻を待っていた。

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旅の始まりです。
まずは旅のお決まり、今夜の宿の確保。

駅でターゲットを探す。
一人旅でゲストハウスを利用しそうな人。

台北駅にはアメリカ、ヨーロッパ系など白人はおらず、現地民か団体ツアーの日本人ばかりであった。

日本の大学生っぽい2人組がいたので話しかける。出てきたキーワードは日本人に有名なとあるゲストハウスの名前。

どうやら中山(チュウザン)駅にあるらしい。

路線図で見ると台北駅から一駅のようだったので街の散策がてら歩いていくことにした。

宿はすぐに見つかった。

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あいにく満室らしい。オーナー曰く、系列店にに空きがあるようで車で送ってくれる(無料)とのことであった。

「悪いけど、そっちの店舗は少し離れた駅にあって、今忙しいから23時頃でも大丈夫?」

「あ、じゃあそれまで士林夜市をふらついてるんで大丈夫です。むしろ帰りが24時頃になるかもしれません。」

「遅いほうが有り難いよ。では23時~24時にこのリビングに来てくれるか?夜市に行くなら荷物はここに置いていくといい。」

夜市は中山駅から2つか3つ目の
劍潭(チェンタン)駅という場所。

駅でチケットを購入したら、券売機から青色のコインが出てきた。

これを改札にかざすと反応してゲートが開く。

劍潭駅はごった返していた。
当然夜市もごった返している。

後で知るのだが、二二八事件の祝日で、この日は3連休の中日なのだとか。人が多いわけだ。

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夜市に着いて私はまずガッカリした。

看板を見上げるとABC MART、adidas等
見たことのある看板ばかりなのだ。

何だここは、上野のアメ横だろうか?

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テンションだだ下がりです。

とりあえず旅行の際のお決まりの
生絞りフルーツジュースを購入し、
落ち着くことにしました。

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私が求めていたはアメ横ではないんです。

イメージしていたのはブレードランナーの冒頭部分のような退廃したアジアだが、ネオンが煌めき、どこか近代的な市場なのです。

「2つで十分ですよ。2つで十分ですよ。」

わからない人はリドリースコット監督の
「ブレードランナー」を観てほしい!!

AKIRAや攻殻機動隊のSF的な雰囲気に
影響を与えている映画です。

それはさておき、いろいろ歩いていると
神社のような建物がありました。

線香を焚く場所など電飾でバリバリに輝いている。

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この建物の周りは屋台が多く、
まるで縁日のようでした。

そして、地下に「美食街」があるのを発見した。士林夜市の醍醐味はここらしい。

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地下に潜ると立ち込める異様な匂い。
ごった返す地下街。

「くせえ。」

臭豆腐という食べ物があってその臭いが地下いっぱいに広がっているのだ。…臭い。

臭いを我慢しながら腹も減ったのでワンタンメンを食べたが、味は普通でした。

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ここまでくると文句ばかり言っている人と思われそうだが、事前の期待値が高すぎたせいか、テンションは下がったままでした。

いや、翌日行こうなんて軽い気持ちでコースも考えずに飛び込んだのが悪いのか?いや、そんなはずはない!

階段で地上に出ると日本人の女性2人組とばったり出くわした。

旅先では積極的になる私は、女性の一人が手に持っていた大きなチキンの購入場所をたずねることにした。

「そのチキンどこで買えるんですか!?」

「あの角にある店やで。なんなん、一人旅なん?」

久々にバリバリの関西弁を聞いた。

「るるぶ持ってないん?他にもいろいろ載ってるで。ここの小籠包も美味しいみたい。食べときぃ。」

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優しさ!

国内旅行にはない、海外旅行の魅力の一つがこれです。誰もがフレンドリーになるところ。

「明日はどこへ行くん?」
女性が聞いてくる。

「九份へ行く予定です。」

「私らと一緒やん。」

「お、縁ですね。偶然会ったら宜しくお願いしますね。あ!2人の写真撮りましょうか?」

「お兄さんいいですねー。ありがとう!」

こうして女性2人組とは別れ、お勧めの巨大チキンを購入しに行ったが、これが大行列。

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チキンの大きさわかりづらいですが、実際顔くらいあります。

どこへ行っても大行列。

もうここにいる必要はないと思い、
宿のある中山駅に戻ることにした。

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時間はPM22:00となり、林森北路へ向かった。

都市伝説的な話に従い、一定の条件の行動をとると本当にイベントが発生し、恐怖体験を味わうこととなったが、それはブログではなくて、直接会った方だけにお話ししましょう。

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そうしているうちにPM24:30になり、
ゲストハウスへ戻る。

リビングに向かう途中のベランダで宿泊者数人が集まり、談笑していた。私がそこを通ると会話が止み、一人の男性がこういった。

「送迎希望の人ですか?帰りが遅いってことでオーナーが他のお客さん連れて先に行っちゃいましたよ。」

「え!?」

仕方がない、オーナーを待とう。

リビングで一人「地球の歩き方」を見ていると
隣に日本人の女性が座った。

ロングヘアーで眼鏡をかけており、
ショートパンツからのびる足は白くて長い

「こんにちは」
とりあえず挨拶。

「こんばんは、でしょ。」

え!?初対面で注意!?
続く沈黙。

「地球の歩き方」を読んでいても隣に無言の人がいては内容が入ってこない。

「士林夜市って上野のアメ横みたいですね。」
と私は口を開いた。

「あー、確かにね。近いせいか日本と
変わらないよね。異国感が薄いというか」

「位置的にもほぼ石垣ですもんね。」

「そうそう。でも、航空券は下手したら
国内旅行に比べると安いかもね。」

「もしかしてSCOOTでした?」

「そう。君も?やっと関東の人に会えた。」

女性は続ける。

「関西はSCOOTがなくて、PEACHとかに乗ってくるみたい。こっちで名古屋とか大阪の人によく会ってさ、東京よりも安くこれるんだって。」

今では関西にもSCOOTはあるようだが、便数が少ない為、知名度が低いのでしょうか。

「お互い東京からですね。どれくらい滞在しているの?」と私が言う。

「会社辞めて語学の勉強してて、今1か月くらい。君は?」

「今日来たばかり。明後日の早朝には東京に戻る予定。」

「明日はどこへ行くの?」

「九份です。」

「あ、私と一緒。」

デジャブ。

そこへオーナーが帰ってきていう。

「あ、遅いじゃないですか!」

「遅いほうが有り難いとおっしゃっていたので。二度目の送迎大丈夫そうですか?」

「うーん、結構時間かかるので難しそうです。」

「え!?泊まるとこないってことですか!?」

「うーん。」

「そんなぁ…。」

「ではこのゲストハウスの裏にBARがあるんですけど、良ければそこで寝てください。」

「寝れるのであれば、どこでも!」

こうして台湾初日にしてBARのソファで寝ることになりました。

しかも、コンビニなど自由に出入りできるようにと親切心からシャッターは半開き。

殺されないかな。

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すごく寒い。

AM1:30就寝。
2日目は台北から東へバスで2時間、幻想の町「九份」へ。





つづく


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